本社ヶ丸山(1,630m) 御坂山塊 

2018年1月21日(日)

前回登れなかった本社ヶ丸山に行ってきました。

2:30に自宅を出発。談合坂で休憩後、河口湖大橋を渡り、御坂トンネルの方向へ。前回の失敗を生かして御坂トンネルへ一直線に行き旧御坂トンネルへの道に入る。三つ峠登山口駐車場にまだ暗い、5:30に到着。さすがに冬とはいえ、日曜日なのでほぼ一杯に駐車している。上の駐車場のトイレ脇にも何台か駐車しているためその脇の少し、盛り上がった部に駐車しようとしたところ溝に右後輪が落ちてしまう。暗い中、横着して駐車場所の確認を怠った失敗である。何度か元に戻ろうちするが前輪まで落ちてしまう。溝の土は凍結しており、さらにその上に落ち葉が乗っているため虚しく後輪が空転している。誰かに押して頂ければ脱出出来そうだが、駐車中の車の中に懐電の明かりが見えるが出てくる気配はない。凍り付いた地面にある動かせる石を前後輪に噛ませ、右の前後輪は脱出するが今度は左の前輪が溝に入り空転、きな臭い匂いが漂う。そこも何とか石を噛ませ、強引に脱出。トイレのすぐ脇の駐車スペースに入れる。最初からここに入れれば良かった。約30分の苦闘であった。車の下を擦って脱出したため、懐電で下を覗くがオイル等の漏れた様子がないため安心する。懐電を着け、忘れ物を確認し、6:15に出発。

5分も歩くとこれより危険、通行止めの看板と規制線(テープ)も貼られている。手前に新しい林道が下方に向かい作られていたため迂回路があるのかと下るが迂回路らしきものがない。地図を見直すとやはり林道はそこを通るしかなさそうである。元の林道に戻り、規制線を越えて林道を進む。直ぐに左側に大きく崩れた箇所に出会う。右側の山側はまだ、何とか通過でき、踏み跡がある。

林道崩壊箇所

その先も中央が大きく崩れた林道が続いていたが、林道が左側に展開する辺りから林道の崩れも少なくなった。林道は一直線に大幡八丁峠下まで伸びており、所々、崩れた箇所があるものの、約1時間の歩行で日がまだ、上がったばかりの大幡八丁峠に着いた。先週は三つ峠山経由でここまで約4時間かかったことと比較するとビックリである。

日が上がったばかりの大幡八丁峠

本日は御坂に登りに来た中で一番、暖かい朝であった(三つ峠登山口駐車場は出発時-2℃でしたが)。清八山に向かい、一登りし7時半前に清八山山頂に着いた。今回は富士をはじめ、南アルプスの山々、八ヶ岳、奥秩父が見渡せた。目の前にある本社ヶ丸山に向かい、写真撮影後に出発。

清八山山頂から南アルプスの山々
清八山山頂から富士
清八山山頂から本社ヶ丸山方面(見える山本社ヶ丸山ではない)

雪の残りか土の凍結によるものか登山道に氷片が散らばっており滑りやすい。下って直ぐに清八峠でた。笹子からかなりしっかり踏まれた道が上がっているが、高畑方面は危険、通行止めの看板があり、かなり道が荒れているようだ。

清八峠より本社ヶ丸山方面
清八峠

そこから清八山山頂から眼前に見える山を登るが本社ヶ丸山ではなかった。本社ヶ丸山は細長い頂稜を形成しており岩場を持つ幾つかの峯を越え、頂稜の一番、奥にある本社ヶ丸山の頂上に達した。たっぷり50分近くかかる。周囲の展望は清八山より優れ、南アルプスの山々、八ヶ岳、奥秩父に加え大菩薩と近隣の全ての山々が見渡せ、滝子山も見ることができた。

本社ヶ丸山山頂より富士と三つ峠山
本社ヶ丸山山頂より南アルプスと八ヶ岳
本社ヶ丸山山頂より大菩薩、滝子山

紅茶を飲み早々に出発。慎重に岩場を越え、清八山頂を休まず通過。本日は温かいため登山道の霜柱が解ける前に林道に到着するよう急いだ。

林道から三つ峠山

林道に着いた後はぶらぶらと温かい日差しの中を下り、これから三つ峠山に登る登山者で賑わう三つ峠登山口駐車場に10時前に到着した。           柳澤孝嘉(S49卒)


コースDATA

三つ峠登山口 6:15—清八山7:20 7:25-本社ヶ丸山 8:10 8:20—清八山8:55—–三つ峠登山口 9:55

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