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オゼソウ

至仏山で撮影
至仏山で撮影

サクラソウ科オゼソウ属(Japonolirion osense Nakai)

日本の固有種 天塩山地、サロベツ原野、至仏山、谷川岳などの亜高山帯から高山帯の蛇紋岩帯の湿った草地

7月〜8月 白 15センチ前後

Wikipedia

山岳スポーツ愛好者の皆様へ

新型コロナウイルス感染被害は拡大の一途をたどり、ついに緊急事態宣言対象地域が全国に拡大しました。

山小屋の従業員を感染から守り、宿泊登山者の3密による相互感染を防ぐため、多くの山小屋やスポーツクライミング施設の閉鎖が相次いでいます。

新型コロナウイルスは、潜伏期間が長い、感染しても自覚症状がでない、一度陰性になっても再度陽性反応がでる感染者が多く見られます。このような潜在的感染媒介者には若年・壮年層が多いのも特徴です。

全国民が、外出制限、商業施設の相次ぐ閉鎖あるいは在宅勤務等々、日々逼迫した窮屈な生活を強いられています。このような現況下で、都市を離れ、清浄な空気と自然を求めての登山やクライミング行為は、出先の方々への感染を広め、山岳スポーツ愛好者自身が感染するリスクを高めます。

この緊急事態に対処するには、山岳スポーツを愛する皆様の他者への思いやり、そして何よりご自身の感染防御に専心され、事態の収束を見るまで山岳スポーツ行為を厳に自粛していただきますよう山岳四団体としてお願いいたします。

山岳スポーツに係わる皆様の緊急事態宣言へのご理解とご協力で、感染症拡大阻止に寄与し、この未曽有の感染危機が一日も早く収束することを願っております。

近々事態が収まり、山で、岩場であるいはスポーツクライミング施設で皆様と再びお会いできる日を楽しみにしております。令和2年4月20日

山岳四団体

公益社団法人 日本山岳・スポーツクライミング協会

日本勤労者山岳連盟

公益社団法人 日本山岳会

公益社団法人 日本山岳ガイド協会


山岳関係四団体によって山岳スポーツ愛好家に向けての共同声明文が出されたので、転載しました。

マッターホルンに大きな日の丸

マッターホルンのスイス側の麓のツェルマットでは新型コロナウイルス感染症に打ち勝つエネルギーと希望の光を発するということでマッターホルンの北東壁にプロシェクションマッピングで「希望」「家にいよう」「連帯」とか国旗を投影する「マッターホルン・ライトプロジェクション」というプロジェクトが毎晩行われているということです。4月14日(現地時間)には日の丸が投影されました。

「スイスと日本は何十年もの間緊密な交流を続けてきました。 妙高と富士河口湖とともに、ツェルマットは日の出の国に2つの姉妹都市を持っています。 私たちは日本人の友人、パートナー、ゲストに挨拶し、この異常で困難な時期を乗り越えるための希望と強さのしるしを送ります。ツェルマット観光協会」

伊豆 天城山

2020年3月26日(木)

伊豆の天城山にコロナウイルス流行による東京都のLock downが出る前にと3/26(木)に登ってきました。

東京を早朝4時に車で出発。ナビに従い進んだところ一般道を延々と伊東まで走らされた後、山に入り伊豆高原ゴルフ場脇の駐車場に8時に到着。

駐車場入り口

駐車場は広く70-80台は駐車可能でトイレも設備されていた。しかし週末はそれでもいっぱいになるようで、道路の路肩への駐車禁止の看板が掲げられていた。

駐車場は奥にもあり、トイレと洗い場も設備されている。

駐車場と対面の登山道へと入る。良く踏まれた溝状の登山道を行く.途中,大きなヒメシャラの木が生えていた。

登山道入り口

しばらく歩くと万二郎岳と万三郎岳への分岐の四辻にでた。万二郎岳への道に入り登って行く。途中、木々越しに雪を被った富士を遠望できた。

四辻の分岐
木々越しに富士を望む

約1時間20分程の登りで万二郎岳頂上についた。頂上は真弓の林の中にあった。下田側からは相模湾が見渡せる。途中に見える尾根上には幾つもの風力発電の鉄塔が見える。尾根上は伐採されており、林道が尾根の斜面を走っており、自然に優しい施設なのかは?頂上の反対側からは富士山と万三郎岳が望めた。

万二郎岳山頂
頂上周囲は真弓の林

遠くの尾根に風力発電の鉄塔が林立している。

富士と遠く南アルプスの山々を望む

万二郎岳から岩場の急坂を下り、上下行を繰り返す。途中、馬の背から伊豆高原ゴルフ場の全景を見下ろし、ヒメシャラの林や馬酔木のトンネルを抜ける。キツツキのドラミングが頻回に聞かれる。

馬の背と万二郎岳
馬の背より伊豆高原ゴルフ場
ヒメシャラの林

馬酔木のトンネル

馬酔木のトンネルを抜けるとしばらくして石楠花立に着いた。あと1か月もすれば石楠花がきれいかもしれないが今はつぼみも見られない。

石楠花立より急な坂を40分程登ると万三郎岳頂上に着いた。木のベンチが三脚あり平な頂上で、木々越しに富士が望める。

万三郎岳頂上
頂上より富士を望む

頂上で湯を沸かしカップヌードルを食べ、珈琲を一杯飲んだ後、下山にかかる。直ぐ下りたところが八丁池・天城峠への分岐で涸沢方面に下る。

下りは丸太を組んだ急な階段の下りだが、丸太周囲の土がそげ落ち、ハードルのようになっており非常に下りづらかった。やっとの思いで涸沢分岐に着くが石楠花の林はきれいとのことだが見るべきものは今はない。

涸沢分岐からはアップアンダウンの続く巻き道が続く。頂上で分かれた同年代と思われる夫婦が追いついてくる。

ペースを上げるが振り切れない。途中、2パーティー程登山者を追い抜いたが、標識に記載してあるコースタイムより5分だけ早いタイムのため自分が早いのか遅いのか分からないうちに駐車場に到着した。頂上からのコースタイムより10分程早い時間で到着したが休憩を取っていないので微妙。帰りは伊豆スカイラインを通り帰京した。

S49年卒 柳澤孝嘉


コースDATA

東京4:00―東名高速―西湘バイパスー伊東―天城高原ゴルフ場8:00―万二郎岳9:18―万三郎岳10:28 11:02―天城高原ゴルフ場12:55―東京17:00

2016年5月12日 の天城高原ゴルフ場から天城峠・旧天城トンネルのDATAはこちらから

メールマガジン3月号 / 2020

獨協中学・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会メールマガジン 2020/3/22

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DWVのOBを山の話題で結ぶメールマガジン3月号の配信です。

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△▲△▲△        も くじ  △▲△▲△

【1】 エベレストでもコロナの影響が

【2】雪不足はヨーロッパでも

【3】ゴアテックス製品のメンテナンス

【4】ドローンを使って遭難救助

【5】冬山にヒートテックは禁物

【6】立山恒例イベント「雪の大谷ウォーク」

【7】行ってきました 山行Now

【8】編集後記

【9】記事の募集とマガジンについて

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【1】エベレストでもコロナの影響が

昨年春のエベレスト登頂シーズンではエベレストで大渋滞が発生したことが話題になりましたが、今年は登頂シーズンを前に中国当局は新型コロナウイルスの感染防止を理由にエベレストの入山許可を取り消し、入山を禁止する措置を取りました。

また、ネパールでも13日になって、エベレストへの全ての登山を禁止すると発表しました。この禁止措置は即座に実施され、入山許可は今年4月末まで取り消されたということです。

したがって、中国側からもネパール側からも入山が禁止されたため、今季のエベレスト登山は全て禁止になりました。

いろいろな国からエベレスト登頂を狙う人が集まる登山基地で一旦新型コロナウイルスの感染が起こると、極度の高地のため呼吸器への影響が大きく、登山基地自体が極めて深刻な状態に陥ることが予想され、クラスターとなって感染が拡大する恐れもあるということでしょう。

都市部だけではなく、8,000mもの高地でもコロナウイルスの影響が出て来ています。

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【2】雪不足はヨーロッパでも

日本でも今シーズン雪不足が話題になっていますが、フランスのピレネー山脈のスキー場では気温が10度を超えていて、暖冬による雪不足が深刻な状況だそうです。そのため、スキー場ではヘリコプターを使って何十トンもの雪を搬入して営業している所もあるということです。

先月のメールマガジンでもフランスのモンブランの氷河が縮小していることを取り上げましたが、イタリアのドロミテ地方にあるマルモラーダ氷河も同じように縮小し、雪崩の危険が増しているということです。そのため、山岳救助隊は月に2回、標高2,000メートルの地点で雪崩の救助訓練をしているそうです。

現在のペースで氷河が縮小し続ければ、マルモダーナ氷河は2090年までに消滅するとの試算もあるということです。

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【3】ゴアテックス製品のメンテナンス

今や雨具をはじめアウターや登山靴などにも透湿防水素材のゴアテックス(GORE-TEX)が使われています。しかし、メンテナンスが面倒そうだし、あまり洗わない方がいいんじゃないかと思って何となく洗濯をためらっていたので、調べてみました。

そこで、ゴアテックス製品を洗濯機で洗う方法をご紹介します。

まず、洗う前にはファスナーやベルクロ、コード類などは全て閉じておきます。収納式のフードは開いて出しておきます。これは生地を痛めたり洗いむらが起こらないようにするためです。また、同様の理由でネットに入れて洗うといいそうです。

洗う水の温度は40ºC 以下のぬるま湯がいいようです。ただし、洗剤分が残っていると撥水性能の低下につながるため、少量の液体洗剤で洗い、すすぎは 2回しっかりと行います。柔軟剤は使用しません。脱水は生地を痛めてしまう恐れがあるのでNG。また、汚れがひどいものと一緒に洗うのも避けます。

洗った後は強く絞ったりせず、水分を軽く切ってから吊り干しします。紫外線は生地を劣化させる原因になりますので、風通しのいい日陰に干すといいそうです。

また乾燥後、熱を加えることで撥水性が回復するので、低温設定で乾燥機で加熱するか、当て布をしてアイロンがけをするか、ドライヤーで表面に熱を加えます。これは撥水効果を高める大事なポイントになります。生地に熱を加えることによって表面の産毛のような繊維が立ち上がり撥水力が向上するということです。

乾燥機が使用できないゴアテックスジャケットも稀にありますので、乾燥機を使用する際は洗濯タグをチェックすることが必要です。また、シームテープが剥がれているなど、劣化が進んでいる場合も乾燥機は使用できませんのでご注意が必要です。

洗濯後、加熱しても充分に撥水性が回復しない時は、溶剤につけ込むタイプやエアゾールタイプなどの市販の撥水剤を使います。溶剤につけ込むタイプの撥水剤はむらなく生地に撥水加工ができます。

ちなみに洗濯するとゴアテックスの透湿防水効果が落ちるのではないかとちょっと心配になりますが、ゴア社では使用の度に洗濯することを推奨しています。

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【4】冬山にヒートテックは禁物

冬山にヒートテックはタブーだそうです。都会では冬場の必須アイテムのようなヒートテックの下着ですが、山ではNGだそうです。理由はヒートテックは汗冷えするからだそうです

暖かい下着なので冬山でも良さそうなものですが、そもそもヒートテックが暖かいのは適度の汗が特殊な繊維と擦れて発熱し、薄い素材にもかかわらず熱を溜め込むことができるからです。そのためレーヨン素材のヒートテックはポリウレタンやポリエステルに比べ速乾性に劣るため、一定以上の汗をかくとなかなか乾かないので、逆に冷えてしまうのだそうです。

ちなみにヒートテックには男性用と女性用がありますが、サイズやデザインの形状だけの違いではないそうです。男性用はより汗をかく作業に向くように設計され、女性用はより肌に優しい保湿性を高めた設計がされているそうです。

そういえば先日MRIの検査をした時に「ヒートテックは付けてませんか。」と尋ねられました。MRIは濡れた衣類を付けての検査は厳禁ということで、汗を吸収するシステムのヒートテックはNGなんだそうです。調べてみたら火傷をすることもあるそうです。

昔は冬山となるとラクダの下着を付けたりしていましたが、近頃はメリノウールを素材とした物が主流となっているようです。やはりお高いですが。

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【5】ドローンを使って遭難救助

小型無人機「ドローン」を活用して山岳遭難者捜索や山小屋への物資の搬送などいろいろ試行されていますが、青森県大鰐町の「JUAVACドローンエキスパートアカデミー青森校」ではドローンを活用した冬山遭難救助の実証実験を行ったということです。冬山での遭難者の捜索に加え、救助隊が到着するまでに要救助者に救援物資を届ける実証実験は国内で初めてということです。

実証実験は冬山登山者2人が遭難した想定で、アカデミー職員が現地本部からドローンを離陸させ、手元のモニターを見ながら操縦。赤外線のセンサーによる熱感知などで遭難者を発見すると、衛星利用測位システム(GPS)で緯度・経度を測定し、本部に座標を送信するというものです。

また、判明した座標を基に約1キロ離れた遭難者の所に防寒具や飲料などが入った約2キロの小箱を取り付けたドローンを本部から発進させ、上空約100メートルを時速約18キロで自動航行して現着し、着陸後に自動で小箱を切り離して物資を届けるという救援物資の輸送訓練も行いました。

今後、積載重量を増やすなど改良していきたいということですが、一番ネックになるのは風や雪、雨などの気象条件をいかにクリアしていけるかということではないでしょうか。さらなる改良を期待したいと思います。

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【6】立山の恒例「雪の大谷ウォーク」

毎年恒例の立山の春のイベント「雪の大谷ウォーク」は立山黒部アルペンルートの開通する4月15日から行われます。現在、室堂の積雪は6.7mだそうです。「雪の大谷」は積雪量が多い時には20mにもなるそうですが、今年は降雪量が少なかったのでどれくらいの積雪になったのでしょうか。積雪量を当てる懸賞付きのクイズも設定されています。

15日から全線開通となりますが、部分開通は10日からだそうです。

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【7】行ってきました 山行Now

【新着山行記録】

鳴神山(桐生市) 2020.3.12

赤城山(黒檜山 駒ヶ岳) 2020.3.19

17日には霧氷で真っ白だったそうです。

【3月の過去ログから】

北横岳(2480m)2016.3.21

角田山(新潟県西浦地区) 2016.3.31

現在5分咲きのようです。

三毳山(栃木県佐野) 2018.3.26

現在タカクリは満開、見頃だそうです。

沼津アルプス(静浦山地)2018.3.18

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【8】編集後記

コロナウイルスが猛威を奮っています。イタリアではついに死者数が発祥地の中国を超えてしまいました。棺桶を乗せた自動車が列をなしている映像はゾッとして震えが来るほどです。

こんな状況では、なかなか他国からの援助も難しいのでしょう。オリンピックどころではない状況でしょうか。

景信山あたりで”桜を見ながらビールでも”といきたいところですが、それもなかなか無理のようです。

6月にはOB会の総会も予定しています。それまでには落ち着いていることを期待しています。

みなさん、”感染しないよう”  “感染させないよう” 気をつけてこの状況を乗り切りましょう。

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【9】記事の募集とマガジンについて

このメールマガジ ンは毎月1回(発行日は不定)、OB 会会員にお送りしているものです。次号以降配信が必要ない方は、メールでその旨お知らせください。また、記事はホームページにリンクしていますので、今後別のアドレスへの配信を希望される方はその旨連絡下さい。

本ホームページでは記事を募集しています。投稿・寄稿をどうぞお寄せ下さい。山行記録は当時のものでも個人の新しい記録でも結構です。当時の写真だけでも記録として蓄積したいと思っていますので、宜しくお願いします。山行記録のほかに、紀行文、コラム、近況報告などの直接投稿やメールでの寄稿もよろしくお願いします。

※投稿やお問い合わせメールは dokkyo.wvob@gmail.com 担当手島までお願いし ます。

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獨協中学・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会 メールマガジン

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赤城山(黒檜山 駒ヶ岳)

2020年3月19日(木)


首都高に入る時と関越の入り口で事故があったらしく渋滞に巻き込まれて到着が予定より遅れてしまった。上里でコーヒーブレイク。高速は前橋で降りて一路赤城高原へ。

事前にライブカメラで道路や山の積雪状況はチェックしていたものの思っていたよりも雪は少なかった。アイゼンとチェーンスパイクの両方持って来ていたので、チェーンスパイクをチョイス。

駐車場は平日だったので、駐車している車は少なかった。

まるで雪のない道路を一路黒檜山登山口まで行く。

大沼はビジターセンターがある端から赤城神社あたりは結氷していなかった。

黒檜登山口から黒檜山までは大石がゴロゴロした急登である。1番から標識が据えられているが、当てにならない感じではある。

振り返れば、凍った大沼がよく見える。気持ちの良い尾根である。

猫岩という立派な標識があるが、どれが猫岩なのかよく分からなかった。

遠く、富士山も見えた。

徐々に積雪量が多くなって来て、チェーンスパイクの威力を実感する。天気もいいが、気温も高いので大汗をかいた。

やっとのこと、稜線に出る。もう頂上は近い。

赤城山の最高峰である黒檜山(1828m)山頂到着である。

展望所は頂上を通過した先にあるので、そのまま先を行くことにする。

展望所は傾斜した開けた所で、小さな祠があった。

上州武尊、皇海山、男体山、日光白根、至仏山、燧ヶ岳、上越の国境稜線、浅間山などを一望でる360度の展望台である。雪をかぶった山々が綺麗だった。

湯を沸かして、ラーメンでゆっくり昼食をとる。

いつの間にか、展望所は登山者でいっぱいになっていた。

さて、下山の準備に取り掛かる。

頂上を通過して、駒ヶ岳方面に下山開始。下ってすぐの所に傾いているが御黒檜大神と彫られた大きな石碑があり、鳥居と小さな祠があった。

赤城山の神様は戦場ヶ原で男体山の神様と大ムカデと大蛇となって戦ったという伝説が残っている。この大神はその大ムカデの神様なのであろうか。

駒ヶ岳登山口から駒ヶ岳への登山道は木の階段と鉄の階段が多い登山道である。黒檜山登山道の岩だらけの急登と、この階段とどちらから登る方がいいか、好みの分かれる所である。

駒ヶ岳、到着である。頂上はさほど広くない所である。

緩やかな稜線が続く。

南に面した稜線の雪は既にグザグザで、腐って来ている状態であった。

手すりのついた鉄の階段が現れ、建物の屋根が見えて来ていてもなかなか時間がかかる。チェーンスパイクを付けている登山靴では狭いステップが歩き辛らかったが、道路に出るまで履き通してしまった。

赤城高原駐車場上の登山口には1時45分には到着することが出来た。

帰路は渋滞することもなく、5時には自宅に帰るることが出来た。

天気も上々で、5月のような陽気での楽しい登山になった。

S47年卒 手島達雄(記録文責) S49年卒 柳澤孝嘉


コースDATA

9:30大沼駐車場 9:45黒檜山登山口 10:05猫岩 11:10黒檜山肩 11:13黒檜山頂上 11:18黒檜山展望所(昼食)12:10 12:15黒檜山頂上 13:00駒ヶ岳 13:40 駒ヶ岳登山口 13:45大沼駐車場

2016年1月14日の記録はこちらから

鳴神山(981m)

2020年3月12日(木)

鳴神山山頂

東北自動車道で岩舟JCTから関東自動車道、太田桐生ICから桐生バイパス、前橋大間々桐生線、川内堤線、駒形大間々線と行って吹上まで。バスは通っていますが本数は1日3本くらいのものでした。コロナ騒ぎて電車で行くのも気がひけるので手島と柳澤君の二人で車で行くことにしました。

駒形登山口駐車場は5、6台程度のスペースで既に満車。路肩駐車のスペースも余裕がなかったので少し戻って止めることになりました。車は柳澤君のFITです。

駒形登山口

鳴神山へは沢を右手に見ながら登って行きます。

雷神岳神社の御神水井戸がありましたが、これは復元されたもののようでした。汲めるようにはなっているものの、あまり綺麗なものではありませんでした。

朝方は寒かったものの登っている最中は暑いくらいでした。汗をかきかき登りましたが、流石に登るにつれて気温も下がって来ました。足元に霜柱も見えてきました。広場に備え付けられていた温度計は6C°を指していました。

肩の広場には「鳴神山を愛する会」が建設運営している避難小屋の「なるかみ小舎」がありました。

室内もよく整備されていて、毎週のように会の人が詰めて楽しんでいるのではないでしょうか。

雷神岳神社の可愛らしい狛犬が鎮座しています。

雷神岳神社

肩の広場からは急登で、直下は岩場になっていました。

鳴神山は西峰の桐生岳と西峰の仁田山岳の2峰からなる双耳峰で、桐生岳は360度の展望がありました。

雪をかぶった男体山、女峰岳、日光白根山、上州武尊が綺麗でした。方向を変えれば、遠くに浅間山、八ヶ岳、富士山、筑波山を臨むことが出来ました。

湯を沸かしてカップラーメンで昼食。1時間近くゆっくりしてしまいました。

東峰から鞍部に戻り、西峰を目指します。

仁田山岳

見晴らしも悪く、神社跡の石垣と祠があるだけです。

幹に透明のビニールテープが巻かれている樹木(アカヤシオ)がたくさん見られましたが、シカの食害を防ぐための物のようでした。

椚田(くぬぎった)峠で、赤柴登山口とコツナギ橋登山口へのルートが分かれます。赤柴林道へ下山します。

登山口から鎖のゲートを越えて赤柴林道を行きます。

途中沢脇で写真を撮っている人たちがいるので聞いてみたら、「ハナネコノメソウがここだけに群生しているんです。」ということを教えていただいた。高尾山あたりにもネコノメソウが自生しているが、ここのように群生しているのを見るのは初めてだった。

駒形登山口まで戻って来て、今回の山行も無事終了。

帰路は駒形登山口駐車場から 吹上、駒形大間々線、川内堤線、 前橋大間々桐生線を経由して50号線で三毳山麓の佐野インターまで行って、東北自動車道で3時には自宅に戻りました。

47年卒手島達雄(文責) 49年卒柳澤孝嘉


コースDATA

駒形登山口9:40 雷神岳神社御神水井戸10:50 肩の広場 避難小屋(なるかみ小舎)10:55 雷神岳神社11:00 鳴神山(桐生岳)山頂11:05 仁田山岳12:00 椚田峠12:10 赤柴林道ゲート12:30 駒形登山口13:0

メールマガジン2月号 / 2020

獨協中学・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会メールマガジン 2020/2/25

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DWVのOBを山の話題で結ぶメールマガジン2月号の配信です。

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△▲△▲△        も くじ  △▲△▲△

【1】フランスアルプスのメール・ド・グラース氷河

【2】南極で過去最高気温18.3度を記録

【3】バックカントリースキーでの遭難事故が多発

【4】「ココヘリ」の携行を義務付け

【5】茶臼岳雪崩遭難事故の発生状況と原因

【6】御嶽山の王滝ルート

【7】樋口明著「北岳山小屋物語」

【8】行ってきました 山行Now

【9】編集後記

【10】記事の募集とマガジンについて

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【1】モンブランのメール・ド・グラース氷河

アルブス山脈のモンブラン(4810.9m)を最高峰とするモンブラン山塊にはグランドジョラス、エギーユ・デ・ミディ、ドリュなど日本でもお馴染みの山々がありますが、マクロン大統領は氷河を視察し、気候変動の影響から生物の多様性を守るということでモンブランの入山規制をする事を発表しました。

「我々が目の当たりにしているこの氷河の状況は、(地球)温暖化と(環境)不均衡、そして全生態系の変化の痕跡を裏付ける紛れもない証拠だ」と語ったそうです。

モンブラン山塊にあってフランス最大の氷河がメール・ド・グラース氷河ですが、シャモニーからも近いということもあって氷河観光のメッカになっています。この氷河がどんどん縮小しているということで、温暖化の象徴にもなっています。

このメール・ド・グラース氷河は標高2400mから1400m地点までの長さ7km、深さ200mに渡たっており、流速は年速90mということです。

シャモニー駅から登山鉄道、ロープウェイを乗り継ぎ、遥か下の氷河まで長い階段を降りて行くと氷河の上に降りられ、氷河に開けられた横穴の中を歩いて観光することが出来ます。温暖化の影響で階段が下へ下へとどんどん増設されており、氷河は過去30年で700mも縮小したということです。

「絶景を歩く」モンたんベール・メールドグラス氷河の記事

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【2】南極で過去最高気温18.3度を記録

WMO(世界気象機関)は、南極半島北端の沿岸部で今月6日、観測史上最も高い18.3度が観測されたと発表しました。

南極の年間の平均気温は沿岸部のマイナス10度から内陸部のマイナス60度までいずれも氷点下ですが、今回観測された気温は2015年に記録された最高気温17.5度を上回ったということです。夏季でもこのような高温にはならないということです。

南極の巨大な氷は4.8キロの厚さで世界の淡水の90%を占めているとされ、もしすべて溶けた場合、海面はおよそ60メートル上昇すると言われています。温暖化の影響と思われる現象が色々なところで現れています。

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【3】バックカントリースキーでの遭難事故が多発

長野県の白馬・八方尾根や栂池、飯山市の鍋倉山、群馬県の谷川岳、山形市の蔵王温泉スキー場、青森県の八甲田山、北海道の大雪山系旭岳など全国各地のスキー場周辺のバックカントリーでのスキーヤーやスノーボーダーの遭難事故が多発しています。

その半数近くが外国人のようですが、短時間で目的地に行き着くことも出来き、頻繁に降雪があることでふわふわの雪で浮くような感覚で滑ることが出来るバックカントリースキーは海外の人から”ジャポウ”JAPOW(Japan+powder snow)と呼ばれて人気があり、今やニセコやトマムあたりから全国各地に広がっています。

インバウンド人気にあやかって人集めだけに気を取られることなく、雪崩や滑落、ドカ雪などの危険もあることをしっかり伝えて事故防止に努めていくことも必要なのでしょう。

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【4】「ココヘリ」の携行を義務付け

雪不足で、すでに営業を終了しようとしているスキー場も出て来ているようですが、日光の丸沼高原スキー場ではロープウエイを利用して積雪期や残雪期に日光白根山へ登る登山者やバックカントリーのスキーヤーやスノーボーダーに対して遭難者捜索サービスの「ココヘリ」発信機の携行を義務づけています。

川場スキー場では2019年4月からすでに上州武尊に登る際には「ココヘリ」の携行を義務づけいたということで、群馬県では2例目になるということです。

「ココヘリ」は発信機になっている会員証を携行することで、遭難などの場合に捜索位置が特定でき、捜索用ヘリコプターの3フライト、9時間までが無料になるサービスです。スキー場ではレンタルも可能のようです。

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【5】茶臼岳雪崩遭難事故の発生状況と原因

栃木県那須町で2017年3月、登山講習会に参加した県立大田原高校の生徒ら8人が死亡した茶臼岳雪崩事故で雪崩の発生原因を栃木県教委の検証委は事故の最終報告書で「自然発生か人為的かを特定することは難しい」としていましたが、この度防災科学技術研究所の研究員ら専門家による調査チームは「雪崩は人為発生の可能性が高い」という見解をまとめ、学会で報告しました。

事故前日の9時には陸地から離れたところにあった南岸低気圧が当日3時に突如として新たに発生した低気圧が短時間で大雪を降らせ弱層を形成し、雪崩が発生しやすい状況になっていたことがテータによって明らかにされています。

しかし、南岸低気圧が急激に発展したとは言え、前日朝から気象庁は大雪に対する注意報を発令していたことから、予想できなかったことではないと考えられています。

さて、雪崩の発生原因について、調査チームは雪崩発生から6日後に上空から現場を撮影した写真を解析するなどして、亡くなった8人を含むグループ(A班)と別のグループ(B班)の足跡や雪崩発生位置を調べました。

その結果、雪崩発生域は茶臼岳山腹の大岩「天狗の鼻」から数十メートル離れた場所と推定しています。そして、足跡からA班は斜面を上方に向かって歩き、天狗の鼻直下(標高1465メートル程度)で発生推定域の近くに到達していたことが分かったということです。

B班もA班の近く(標高1430メートル程度)を歩いていたそうで、A、B班ともに発生推定域の数十メートルの地点にいたとみられることから、「登山研修中の班が斜面に入り込むことで表層雪崩が生じたと考えるのが自然」として、雪崩は人為発生の可能性が高いと結論づけています。

雪崩発生域と推定される場所は、県教委が17年に設置した検証委員会のヒアリングでA、B班の生徒らが証言した内容と矛盾がないということです。この調査チームの結果は2019年9月に山形市で開かれた雪氷研究大会で報告されたということです。(2月7日の毎日新聞より)

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【6】御嶽山の王滝ルート

御嶽山の登山口になる木曽郡王滝村は2月14日、2014年9月の御嶽山噴火災害以降立ち入りが規制されていた王滝口登山道の9号目から王滝頂上までの300m区間の規制を7月初めに解除することを発表しました。

解除の期間は10月13日まで、時間は午前7時〜午後2時になります。なお、王滝頂上にある王滝頂上山荘は解体されるということです。

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【7】樋口明著「北岳山小屋物語」

北岳にある山小屋のいろいろな話題を集めて著された山と渓谷社刊の「北岳山小屋物語」を読んでみました。

白根御池小屋、広河原山荘、北岳山荘、北岳肩の小屋、両俣小屋などの小屋開けから小屋仕舞い、1日の行動など小屋番のいろいろな仕事や人柄について面白く読ませていただきました。

国内2位の標高の北岳は富士山や北アルプスと違って高山病になる人が少ないそうです。何故か?その信憑性はどうか分かりませんが、「へーっ。」と思わされました。

山で犬を飼うと長生きするそうです。なんと27歳まで生きた犬もいたということですが・・・。それも本当でしょうか? お化けが出たというのは「黒部の山賊」にもありましたが、これは山ではよくありますね。

小屋ごとの基本姿勢やアルバイトの仕事と指導、山岳遭難事故、北岳診療所の先生のことなど話題も豊富でした。副題は「山に会いにゆく、それ以上に、この山にいる人々に会いたい」

「北岳山小屋物語」 樋口明著 山と渓谷社刊 ¥1,540

【8】行ってきました 山行Now

外秩父 官の倉山 2020/2/23

奥多摩 戸倉三山  2020/2/9

柳澤孝嘉氏の山行記録が新しくアッブされました。2月のものではありませんが今月のメールマガジンにリンクを貼りましたので、是非ご覧下さい。

奥多摩 笹尾根  2020/1/16

奥武蔵 有間山・蕨山  2020/1/11

奥武蔵 伊豆ヶ岳・子の権現 2020/1/5

西上州 荒船山  2019/11/17

過去の2月分山行記録は以下からご覧下さい。

岩殿山 雲龍渓谷 妙義山 奥久慈男体山 丹沢表尾根 伊予ヶ岳 高尾山 鎌倉アルブス 棒ノ折山

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【9】編集後記

新型コロナウィルス(COVID-19)の市中感染が広範囲に拡大してきており、不安も高まってきています。また、厚生労働省の対応に対して不安や不満も増幅・拡散して来ています。

先日もLINEで「お湯を飲むといい」というデマ情報が拡散によってこちらにも届いて来ました。知り合いから送られて来たりすると冷静に考えてみれば文化系の自分でも「おかしいよな。」と思うことが、安易に「そうなのか。」と思い込んでしまったりしてしまう危うさがあります。気をつけるべきは気をつけながら冷静に対応することが必要なのでしょう。

さて、庭の梅の花が散り始め、フキノトウがふっくらと膨らんできて食べごろになって来ました。今年も”ほろ苦い春の味”を,フキ味噌や天ぷらでいただこうと思っています。

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【10】記事の募集とマガジンについて

このメールマガジ ンは毎月1回(発行日は不定)、OB 会会員にお送りしているものです。次号以降配信が必要ない方は、メールでその旨お知らせください。また、記事はホームページにリンクしていますので、今後別のアドレスへの配信を希望される方はその旨連絡下さい。

本ホームページでは記事を募集しています。投稿・寄稿をどうぞお寄せ下さい。山行記録は当時のものでも個人の新しい記録でも結構です。当時の写真だけでも記録として蓄積したいと思っていますので、宜しくお願いします。山行記録のほかに、紀行文、コラム、近況報告などの直接投稿やメールでの寄稿もよろしくお願いします。

※投稿やお問い合わせメールは dokkyo.wvob@gmail.com 担当手島までお願いし ます。

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