メールマガジン7月号/2018

獨協中学・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会 オンラインマガジン 2018 / 7/ 31
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【1】熱中症と一過性脳虚血性発作との違い
【2】「山と渓谷」が通巻100号を迎えています
【3行ってきました 山行Now
【4】編集後記
【5】記事の募集とメールマガジンについて
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【1】熱中症と一過性脳虚血性発作との違い
 
先日、北奥千丈岳の頂上で休んでいたところ少し離れた所で食事休憩をしていたご婦人が「気持ち悪い」とご主人に言っていたかと思ったら、立ち上がり際に倒れ顔面を岩に当てて出血されました。
すかさず近くで昼食の準備をしていた30代の男女が意識や両手足のしびれなどを確認し熱中症と判断しててきぱきと救急処置をしている様子に感心させられました。
聞こえて来た様子では二人は医者でも看護師でもなく、トレランをやっているだけですよと言っていました。
大勢で対処してもしょうがないかもと思ってこちらは見守っていただけでしたが、今にして思えば途中交代してあげるなどいろいろ出来ることがあったと思い反省しきりです。
さて、山でも中高年が多いこともあって病気などで倒れたりするケースも多くなっているようです。
4月の鍋割山の頂上でも心停止された人がいて、ヘリで緊急搬送している現場に遭遇しました。
 
これからの季節は熱中症で倒れたりするケースも多いのではないかと思われます。しかし、中高年の場合は特に同じような症状でも暑さと水分不足からくる熱中症ではなく、脳梗塞による一過性脳虚血性発作であるケースもあるようです。
症状がよく似ているということで熱中症と間違われ、手当が遅れて重大なことになる場合もあるようです。
熱中症なのか脳梗塞による一過性脳虚血性発作なのかを的確に判断し、対処する必要が求められます。
すでに意識がないよう場合については呼吸や脈を確認し、必要に応じて心肺蘇生をしなければならないでしょうが、意識がある場合についてホームページに「熱中症と一過性脳虚血性発作との違いの見分け方と対処の仕方」を掲載しましたのでご覧いただければと思います。
 
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【2】「山と渓谷」が通巻100号を迎えています
今や「山と渓谷」「岳人」「PEAKS」「ワンダーフォーゲル」「ランドネ」などいろいろな山岳専門誌が刊行されていますが、トップを走り続ける「山と渓谷」は今月号で通巻1000号になるのだそうです。
1930年(昭和5年)に創刊され、創刊以来88年目ということです。
8月号では「1000号の歩み」と題して①表紙に見る「時代」、②誌面で振り返る登山事情、③雑学集という特集を組んでいます。
懐かしい記事や表紙の写真、懐かしい執筆者の名前などが載っていました。まさに山の「時代」が感じられました。
「誌面で振り返る登山事情」では1968年10月号の「美わしきハイマート」と題した、空き缶だらけの北岳山頂の写真とともに「バットレスではハーケンが唄うかわりに、落石ならぬ落カンが高らかにこだましている」という記事。
1969年5月号の「ボッカ訓練」の記事では首にタオルをかけて大きなキスリングを背負って山道を行く写真と「今はもう立ち止まることが唯一の快楽になった」という大学ワンダーフォーゲル部のボッカ訓練の様子が印象に残りました。
また、創刊1000号記念として百名山ならぬ「日本登山ルート100選」と題して特定のエリアに偏りのないように全国を7つのエリアに分けて登山ルートにも目を向けた日本を代表する山を選出した記事が掲載されています。
ちなみに関東・中部では25コースが選出されていますが、あまり取りあげられていないものでは、十二平〜越後駒ヶ岳、鷲ヶ峰〜ゼブラ山〜車山、奥久慈男体山、角田浜〜角田山〜灯台コース、猿投神社〜猿投山、八丈富士〜三原山、衣張山〜大平山〜源氏山などがありました。
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【3】行ってきました 山行Now
車で行ける峠の最高地点である大弛(おおだるみ)峠から2〜3時間程度で2,500m級の奥秩父の山々を満喫できるコースです。「夢の庭園」という”空中木道”のように稜線に張り出した木道の階段からは金峰山の五丈岩なども眺めることができます。駐車場はあまり広くないので車で行く場合は場所取りが大変なようですが、時期限定で土日だけ運行しているバスを利用した記録です。
あまり知られていませんが、群馬県の草津温泉近くにある酸性の水が流れる川の中に自生するめずらしい苔が自生している「チャツボミゴケ公園」からラムサール条約に登録されている芳ヶ平湿地群を歩いてきた記録です。草津白根山が現在立ち入り規制されているのでアクセスやコースは制限されていますが、登山者も少なく静かに明るい湿原を楽しむことができます。
人気の新潟県頸城山塊にある穏やかな山容の「火打山」と大岩がゴツゴツした爆発カルデラの外輪山と溶岩ドームからなる活火山の「妙高山」の記録です。ともに百名山にあげられている山で、高谷池や黒沢池など湿原にあるヒュッテにも人気が集まっています。
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【4】編集後記
 
温暖化による影響なのでしょうか、集中豪雨や例年にない台風の進路、猛暑など極端な気象が続いており、大変なことになっています。
被災された人たちからすればそんなこと言ってられないのでしょうが、これからまだまだ暑い夏が続くと思うとそれだけでも気が滅入ります。
暑い中、体調を崩さないようにお互い気をつけて夏を乗り切りましょう。
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【5】記事の募集とマガジンについて
 
このメールマガジ ンは毎月1回(発行日は不定)、OB 会会員にお送りしているものです。次号以降配信が必要ない方は、メールでその旨お知らせください。また、記事はホームページにリンクしていますので、今後別のアドレスへの配信を希望される方はその旨連絡下さい。

本ホームページでは記事を募集しています。投稿・寄稿をどうぞお寄せ下さい。山行記録は当時のものでも個人の新しい記録でも結構です。当時の写真だけでも記録として蓄積したいと思っていますので、宜しくお願いします。山行記録のほかに、紀行文、コラム、近況報告などの直接投稿やメールでの寄稿もよろしくお願いします。

※投稿やお問い合わせメールは dokkyo.wvob@gmail.com 担当手島までお願いし ます。

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