メールマガジン10月号/2018

獨協中学・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会 オンラインマガジン 2018 / 10/ 20
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【1】埋もれて廃棄されてしまう前に
【2】「カワノリ山」の名称は本当に川苔山?
【3日航機が墜落したのは御巣鷹山?
【4】どこの山かご存知ですか
【5】行ってきました 山行Now
【6】高梨ノート
【7】編集後記
【8】記事の募集とメールマガジンについて
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【1】埋もれて廃棄されてしまう前に
 
DWV関係の写真や山行記録などでまだHPには掲載されていないようなDATAが未整理のまま埋もれているものがありませでしようか。
もしかしたらそのまま捨てられてしまうかもしれない画像やプリント資料でも時代を映す貴重な物かもしれません。
プリントされた写真や資料をデジタル化してDWV.OB会のホームページに蓄積・掲載することで今後に残していけるのではないかと考えています。
写真などは場所と年月日などが分かるようになっていればそれに越したことはありませんが、未整理のままであってもそのままゆうパックなどに入れて送ってもらえればこちらでDATA化して送り返しますので、検討のほどよろしくお願いします。
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今月のメールマガジンは「山の名前」について特集してみました。
【2】カワノリ山」の名称は本当に川苔山が正しいの?
現在、国土地理院はカワノリ山」の正式名を川苔山としているようですが、かつて国土地理院の地形図では「川乗山」、「川乗谷」と表記されていたようです。
 
後にこれを誤記とし平成8年の地図では「川苔山」、「川苔谷」と訂正したという経緯があるようです。
 
しかし、実際の山中での表記は「川苔橋」、「川乗山」、「川乗谷」のままのものも多く見られます。
 
本当に川苔山が正しいのでしょうか。
 
「かわのり」の地名の由来はこの地で川苔がとれたからということが一般に知れている所ですが、はたして名称になるほど川苔が取れたわけではなかったという地元の人の話もあって、川苔山という名称も疑わしいところがあるようです。
 
江戸時代(天保)の古地図には「上川乗」と「下川乗」「川乗谷」という名称が載っているものの、「川苔」の名は載っていないようで、「川乗山」が正しいという説も有力のようです
 
「川乗」とは林業ではかつて木材を筏に組んで山から運んでいて、これを操る人を「筏師」とか「川乗師」と呼んでおり、これが由来とする説の方が合理的ではあるようです。さて、どちらが正しいのでしょうか。
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【3】日航機が墜落したのは御巣鷹山?
御巣鷹山は江戸時代に野生の鷹の雛を毎年採取して将軍の鷹狩り用に献上するための山をさした名称で、山梨県、長野県、群馬県などいろいろなところもにあります。
さて、日航機が墜落したのは厳密に言えば群馬県の御巣鷹山の山中ではなかったとうことをご存知でしょうか。
事故後、「日航機が御巣鷹山の山中に墜落」と連日報道で言い続けられたのでその名が定着してしまったようですが、正しくは「御巣鷹山」ではなく「高天原山」(たかまがはらやま)が正しいようです。
しかし、上野村の村長は事故の翌年になって定着してしまった墜落地点を「御巣鷹山」から「御巣鷹の尾根」との変更を発表しています。
現在ウィキべディアでは墜落地点の正式名称を「高天原の尾根」とし、通称として「御巣鷹の尾根」と直されています。
鷹を獲るための山(鷹ノ巣山)は大名によって住民の立ち入りが禁じるなどの施策がとられていたこともあって、地元の人たちもよく分からない所であったことが名称がはっきりしない原因でもあったようです。
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【4】どこにある山かご存知ですか
摺鉢山、御殿山、和田戸山、箱根山、道灌山、池田山、木原山、西郷山、代官山、おとめ山、待乳山、久世山、愛宕山、紅葉山、赤根山、合海山、丸山、地蔵山、観音山、小松山、大山、唐津山、根府川山、三菱山、亀甲山、宝来山、等閑山、佐伯山、大倉山、星ノ山、三笠山、つつじ山、新高山、棕櫚山、見越山、権現山、椿山、大名山、弁天山、大仏山、新堀山、船山、地主山、飛鳥山、亀山、八幡山、諏訪山、宿山、大塚山、東山、花房山、夕日山、かむろ山、池田山、津島山、八ツ山、クヌギ山、土佐山、金子山、富士見山、樋の口山、新樋の口山、清水山、稲荷山、騎兵山、多聞山、坊城山、将監山
察しのよい方はお分かりかと思いますが、これは全て東京23区内にある山です。東京には何とたくさんの山があることでしょうか。一見平そうな東京ですがたくさんの山や谷、岬や断崖がある所でもあります。
 
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【5】行ってきました 山行Now
福島県と山形県の県境にある百名山の吾妻連峰の最高峰西吾妻山です。吾妻小富士や東吾妻山は現在噴火警戒レベルが2に引き上げられており、立ち入りが制限されています。西吾妻山も同じように火山ではありますが、ロープウエイ やリフトを乗り継いで簡単に山頂に立つことができます。紅葉を楽しみながら登ってきました。
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【6】高梨ノート
今後、1965(昭和40)年7月の夏山合宿、同年12月の冬山合宿、1976(昭和51年)2月の冬季訓練、同年7月の夏山合宿、1977(昭和52年)の夏山合宿、同年秋の山行、1978(昭和53年)の丹沢山行、1979(昭和54年)の夏山合宿などを掲載していく予定です。
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【7】編集後記
 
先ほど立山の雄山や室堂、槍ヶ岳に設置されたライブカメラを閲覧したところ一面の雪景色でした。富士山や北アルプスの頂上付近の季節はもう冬。
下界ではこれから各地で紅葉の便りが聞こえてくる頃ですが、10月15日を過ぎると多くの山小屋は営業を終了してしまい、賑わっていた山も静かな佇まいに変わります。
これからは気象の変化に気をつければピンと張りつめた空気の中での静かな山を楽しむことも出来るでしょう。

明るい林床の中、落ち葉を踏みしめながらのんびりどんぐりを探して低山をハイクするのもいいのではないでしょうか。

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【8】記事の募集とマガジンについて
 
このメールマガジ ンは毎月1回(発行日は不定)、OB 会会員にお送りしているものです。次号以降配信が必要ない方は、メールでその旨お知らせください。また、記事はホームページにリンクしていますので、今後別のアドレスへの配信を希望される方はその旨連絡下さい。

本ホームページでは記事を募集しています。投稿・寄稿をどうぞお寄せ下さい。山行記録は当時のものでも個人の新しい記録でも結構です。当時の写真だけでも記録として蓄積したいと思っていますので、宜しくお願いします。山行記録のほかに、紀行文、コラム、近況報告などの直接投稿やメールでの寄稿もよろしくお願いします。

※投稿やお問い合わせメールは dokkyo.wvob@gmail.com 担当手島までお願いし ます。

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