「メールマガジン」カテゴリーアーカイブ

メールマガジン 4月号 / 2020

獨協中学・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会メールマガジン 2020/4/26

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DWVのOBを山の話題で結ぶメールマガジン4月号の配信です。

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【1】 今年のGWは山小屋も営業自粛

【2】登山自粛に関する共同声明

【3】カトマンズでは千人もの立ち往生

【4】中央アルプスが国定公園に指定

【5】HPに「山で出会った植物」を掲載

【6】尾瀬のストリートビュー

【7】行ってきました 山行Now

【8】編集後記

【9】記事の募集とマガジンについて

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新型コロナウイルスの感染が拡大し、緊急事態宣言が出されています。

皆さんお変わりありませんか。

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【1】今年のGWは山小屋も営業自粛

GWを控え、新型コロナウイルスによる感染拡大防止に対応して緊急事態宣言が出されている中、北アルプスをはじめ多くの山小屋が期間中の営業を自粛し、路線バスの制限、長距離バスなど運行停止など人が多く集まる山に人が集まらないような措置が進められています。

GWのみならず夏山においてもCOVID19の完全な収束は望めないでしょうから、登山を愛好する人には厳しい制限が続いていくことが予想されます。これからどんな状況になっていくのか分かりませんが、まずは自分がCOVID19に感染しないことを優先しなくてはならなそうです。

YAMAPでまとめられている山小屋の宿泊状況 アルピコ交通の状況

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【2】登山自粛に関する共同声明

公益法人日本山岳・スポーツクライミング協会、日本勤労者山岳連盟、公益法人日本山岳会、公益法人日本山岳ガイド協会の4団体から「山岳スポーツ愛好者の皆様へ」ということで事態の収束を見るまで山岳スポーツ行為の自粛を呼びかける共同声明が出されました。

共同声明の全文はこちらからご覧いただけます。

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【3】カトマンズでは千人もの立ち往生

先月のメールマガジンでも紹介したように新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、今年のエベレストの中国側からの登山が禁止され、引き続いてネパール側からの登山も禁止されたために登山者は計画の中断を余儀なくされました。

同時にネパール政府は3月24日に封鎖措置(ロックダウン)を発令したために、1,700人を超えるエベレストの登山やトレッキングにやってきた人はバス停や空港まで案内され、そこからバスとチャーター機でカトマンズまで避難したそうです。

オーストラリアや一部欧州諸国、米国へは既に特別便が手配され、外国人4,000人以上が帰国を果たしたようですが、外国人登山者の多くは、カトマンズ市内のタメル(Thamel)地区で足止めされたということです。

所持金が底を着き、帰国するすべのない旅行客も多くいたそうです。ネパール観光庁は各国大使館の帰国便の手配を支援しているということですが、現在どうなっているか不明です。

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【4】中央アルプスが国定公園に指定される

令和2年3月27日、中央アルプスが県立自然公園から国定公園に指定されました。

令和2年1月27日(月)に開催された中央環境審議会自然環境部会(第39回)において、「中央アルプス国定公園(仮称)の新規指定について」、「奄美群島国立公園、やんばる国立公園及び西表石垣国立公園の公園区域及び公園計画の変更について」が審議され、中央環境審議会会長から環境大臣に対して、諮問のとおりとすることが適当である旨答申がなされ、国内で57ヶ所目となる「中央アルプス国定公園」が誕生しました。

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【5】HPに「山で出会った植物」を掲載

早春の低山ではフクジュソウカタクリスミレなどいろいろな花が咲き、これから高山では雪解け後にあっという間にいろいろな高山植物が咲き出します。

今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止の緊急事態宣言が出され、実質山行が困難な状況が続いています。そこで、山行記録などをDWVのホームページに掲載することも難しそうなので、「山で出会った植物」というメニューを新設し、手持ちの画像を整理していろいろな高山植物を掲載していきたいと思います。

植物は環境に適応するため強い遺伝子を作り、テリトリーを広げていくための巧みな戦略を持っています。そのいくつかを高山植物の中から紹介してみましょう。

クガイソウは穂状でたくさんの花が集まって咲きます。花は下から順に咲いていきます。花はまず雄しべが伸びて花粉を放出し、花粉を出し切ると今度は雌しべが伸びていきます。ハチは安定した太い花の下部に止まり、上へ上がっていくので、必然的に他の株の花粉を得られるような戦略を持っているのです。

また、花の形は違いますがマツムシソウは頭花の全ての花が一斉に咲きますが、まず雄しべだけを伸ばして花粉を出し、雄しべが散った後に雌しべを伸ばし同じ頭花の花粉を受けないような戦略を取っています。それに対してイワイチョウは一度に咲くたくさんの花の中に雄しべが長いタイプと雌しべが長いタイプを同時に咲かせることによって、自家受粉を防ぐ戦略を取っています。花によって多様性のある花粉を得るためにいろいろな戦略を持っているのです。

カタクリは種子から開花まで8年かかる植物ですが、カタクリスミレの種子には脂肪酸、アミノ酸、糖などの成分からなるエライオソームというゼリー状の付属体を付けていて、それに誘われてアリは種子を巣まで持ち帰り、その後種子本体は巣の周囲に捨てます。アリに大事な種子をうまいこと運ばせるという戦略を持っているのです。

高木が育たない稜線などで地を這うように繁茂するハイマツの種子散布の役割を担っているのは高山性鳥類のホシガラスです。

ホシガラスはまだ他の動物が活動する前の3月ごろから巣作りをはじめ、雛を育てるといいます。そのための餌を確保するために秋のうちに実ったハイマツの球果をせっせと貯食し、いろいろな所に隠しておくことで種子を散布させハイマツ帯の拡大に貢献しているのです。

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【6】尾瀬のストリートビュー

尾瀬の鳩待峠から見晴正面の弥四郎小屋までが無雪期のGoogle Mapのストリートビューで結ばれています。”STAY HOME”が叫ばれている中、ちょっと試してみてはいかがでしょうか。

Google Map 尾瀬鳩待峠から山の鼻、そして尾瀬ヶ原へ

スマホでストリートピューを見る場合は、鳩待峠あたりを長押ししてピンを立てると左下にストリートビューの小さな画像が表示されるので、そこをタップするとストリートビューが表示されます。

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【7】行ってきました 山行Now

【4月の過去ログから】

残雪期の四阿山と根子岳  浅 間 嶺

鍋 割 山  御 前 山      石 裂 山  仙人ヶ岳

「行ってきました」山行記録一覧

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【8】編集後記

新型コロナウィルスの感染拡大防止による影響は気づかないようなところにも出てきています。

運転免許証の更新手続の案内が来て、試験場で2時間の講習を受けるために試験場まで行くはめになっていました。講習も「三蜜」だと思って調べてみたら、更新手続きは当面中止しているとの事でした。しかも、3ヶ月間の有効期間延長申請が必要との事でした。さて、面倒な事です。

戦争、震災や台風・大雨と違って被害を直接目にはしませんが、得体の知れない何かが密かにそして確実に襲いかかってきているようです。香港インフルエンザでは世界のいろいろな所で100万人が死に、中国発生のアジアインフルエンザでは200万人、発生源不明のスペイン風邪では4,000万人、日本でも39万人が死んでいます。(COVID19での死亡者数は4/26現在、世界で20万3025人、日本で360人 4/24現在)

仕事も遊びも、そして日常が戻って来るのはいつの日になるのでしょうか。

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【9】記事の募集とマガジンについて

このメールマガジ ンは毎月1回(発行日は不定)、OB 会会員にお送りしているものです。次号以降配信が必要ない方は、メールでその旨お知らせください。また、記事はホームページにリンクしていますので、今後別のアドレスへの配信を希望される方はその旨連絡下さい。

本ホームページでは記事を募集しています。投稿・寄稿をどうぞお寄せ下さい。山行記録は当時のものでも個人の新しい記録でも結構です。当時の写真だけでも記録として蓄積したいと思っていますので、宜しくお願いします。山行記録のほかに、紀行文、コラム、近況報告などの直接投稿やメールでの寄稿もよろしくお願いします。

※投稿やお問い合わせメールは dokkyo.wvob@gmail.com 担当手島までお願いし ます。めーるまがじん

メールマガジン3月号 / 2020

獨協中学・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会メールマガジン 2020/3/22

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DWVのOBを山の話題で結ぶメールマガジン3月号の配信です。

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△▲△▲△        も くじ  △▲△▲△

【1】 エベレストでもコロナの影響が

【2】雪不足はヨーロッパでも

【3】ゴアテックス製品のメンテナンス

【4】ドローンを使って遭難救助

【5】冬山にヒートテックは禁物

【6】立山恒例イベント「雪の大谷ウォーク」

【7】行ってきました 山行Now

【8】編集後記

【9】記事の募集とマガジンについて

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【1】エベレストでもコロナの影響が

昨年春のエベレスト登頂シーズンではエベレストで大渋滞が発生したことが話題になりましたが、今年は登頂シーズンを前に中国当局は新型コロナウイルスの感染防止を理由にエベレストの入山許可を取り消し、入山を禁止する措置を取りました。

また、ネパールでも13日になって、エベレストへの全ての登山を禁止すると発表しました。この禁止措置は即座に実施され、入山許可は今年4月末まで取り消されたということです。

したがって、中国側からもネパール側からも入山が禁止されたため、今季のエベレスト登山は全て禁止になりました。

いろいろな国からエベレスト登頂を狙う人が集まる登山基地で一旦新型コロナウイルスの感染が起こると、極度の高地のため呼吸器への影響が大きく、登山基地自体が極めて深刻な状態に陥ることが予想され、クラスターとなって感染が拡大する恐れもあるということでしょう。

都市部だけではなく、8,000mもの高地でもコロナウイルスの影響が出て来ています。

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【2】雪不足はヨーロッパでも

日本でも今シーズン雪不足が話題になっていますが、フランスのピレネー山脈のスキー場では気温が10度を超えていて、暖冬による雪不足が深刻な状況だそうです。そのため、スキー場ではヘリコプターを使って何十トンもの雪を搬入して営業している所もあるということです。

先月のメールマガジンでもフランスのモンブランの氷河が縮小していることを取り上げましたが、イタリアのドロミテ地方にあるマルモラーダ氷河も同じように縮小し、雪崩の危険が増しているということです。そのため、山岳救助隊は月に2回、標高2,000メートルの地点で雪崩の救助訓練をしているそうです。

現在のペースで氷河が縮小し続ければ、マルモダーナ氷河は2090年までに消滅するとの試算もあるということです。

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【3】ゴアテックス製品のメンテナンス

今や雨具をはじめアウターや登山靴などにも透湿防水素材のゴアテックス(GORE-TEX)が使われています。しかし、メンテナンスが面倒そうだし、あまり洗わない方がいいんじゃないかと思って何となく洗濯をためらっていたので、調べてみました。

そこで、ゴアテックス製品を洗濯機で洗う方法をご紹介します。

まず、洗う前にはファスナーやベルクロ、コード類などは全て閉じておきます。収納式のフードは開いて出しておきます。これは生地を痛めたり洗いむらが起こらないようにするためです。また、同様の理由でネットに入れて洗うといいそうです。

洗う水の温度は40ºC 以下のぬるま湯がいいようです。ただし、洗剤分が残っていると撥水性能の低下につながるため、少量の液体洗剤で洗い、すすぎは 2回しっかりと行います。柔軟剤は使用しません。脱水は生地を痛めてしまう恐れがあるのでNG。また、汚れがひどいものと一緒に洗うのも避けます。

洗った後は強く絞ったりせず、水分を軽く切ってから吊り干しします。紫外線は生地を劣化させる原因になりますので、風通しのいい日陰に干すといいそうです。

また乾燥後、熱を加えることで撥水性が回復するので、低温設定で乾燥機で加熱するか、当て布をしてアイロンがけをするか、ドライヤーで表面に熱を加えます。これは撥水効果を高める大事なポイントになります。生地に熱を加えることによって表面の産毛のような繊維が立ち上がり撥水力が向上するということです。

乾燥機が使用できないゴアテックスジャケットも稀にありますので、乾燥機を使用する際は洗濯タグをチェックすることが必要です。また、シームテープが剥がれているなど、劣化が進んでいる場合も乾燥機は使用できませんのでご注意が必要です。

洗濯後、加熱しても充分に撥水性が回復しない時は、溶剤につけ込むタイプやエアゾールタイプなどの市販の撥水剤を使います。溶剤につけ込むタイプの撥水剤はむらなく生地に撥水加工ができます。

ちなみに洗濯するとゴアテックスの透湿防水効果が落ちるのではないかとちょっと心配になりますが、ゴア社では使用の度に洗濯することを推奨しています。

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【4】冬山にヒートテックは禁物

冬山にヒートテックはタブーだそうです。都会では冬場の必須アイテムのようなヒートテックの下着ですが、山ではNGだそうです。理由はヒートテックは汗冷えするからだそうです

暖かい下着なので冬山でも良さそうなものですが、そもそもヒートテックが暖かいのは適度の汗が特殊な繊維と擦れて発熱し、薄い素材にもかかわらず熱を溜め込むことができるからです。そのためレーヨン素材のヒートテックはポリウレタンやポリエステルに比べ速乾性に劣るため、一定以上の汗をかくとなかなか乾かないので、逆に冷えてしまうのだそうです。

ちなみにヒートテックには男性用と女性用がありますが、サイズやデザインの形状だけの違いではないそうです。男性用はより汗をかく作業に向くように設計され、女性用はより肌に優しい保湿性を高めた設計がされているそうです。

そういえば先日MRIの検査をした時に「ヒートテックは付けてませんか。」と尋ねられました。MRIは濡れた衣類を付けての検査は厳禁ということで、汗を吸収するシステムのヒートテックはNGなんだそうです。調べてみたら火傷をすることもあるそうです。

昔は冬山となるとラクダの下着を付けたりしていましたが、近頃はメリノウールを素材とした物が主流となっているようです。やはりお高いですが。

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【5】ドローンを使って遭難救助

小型無人機「ドローン」を活用して山岳遭難者捜索や山小屋への物資の搬送などいろいろ試行されていますが、青森県大鰐町の「JUAVACドローンエキスパートアカデミー青森校」ではドローンを活用した冬山遭難救助の実証実験を行ったということです。冬山での遭難者の捜索に加え、救助隊が到着するまでに要救助者に救援物資を届ける実証実験は国内で初めてということです。

実証実験は冬山登山者2人が遭難した想定で、アカデミー職員が現地本部からドローンを離陸させ、手元のモニターを見ながら操縦。赤外線のセンサーによる熱感知などで遭難者を発見すると、衛星利用測位システム(GPS)で緯度・経度を測定し、本部に座標を送信するというものです。

また、判明した座標を基に約1キロ離れた遭難者の所に防寒具や飲料などが入った約2キロの小箱を取り付けたドローンを本部から発進させ、上空約100メートルを時速約18キロで自動航行して現着し、着陸後に自動で小箱を切り離して物資を届けるという救援物資の輸送訓練も行いました。

今後、積載重量を増やすなど改良していきたいということですが、一番ネックになるのは風や雪、雨などの気象条件をいかにクリアしていけるかということではないでしょうか。さらなる改良を期待したいと思います。

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【6】立山の恒例「雪の大谷ウォーク」

毎年恒例の立山の春のイベント「雪の大谷ウォーク」は立山黒部アルペンルートの開通する4月15日から行われます。現在、室堂の積雪は6.7mだそうです。「雪の大谷」は積雪量が多い時には20mにもなるそうですが、今年は降雪量が少なかったのでどれくらいの積雪になったのでしょうか。積雪量を当てる懸賞付きのクイズも設定されています。

15日から全線開通となりますが、部分開通は10日からだそうです。

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【7】行ってきました 山行Now

【新着山行記録】

鳴神山(桐生市) 2020.3.12

赤城山(黒檜山 駒ヶ岳) 2020.3.19

17日には霧氷で真っ白だったそうです。

【3月の過去ログから】

北横岳(2480m)2016.3.21

角田山(新潟県西浦地区) 2016.3.31

現在5分咲きのようです。

三毳山(栃木県佐野) 2018.3.26

現在タカクリは満開、見頃だそうです。

沼津アルプス(静浦山地)2018.3.18

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【8】編集後記

コロナウイルスが猛威を奮っています。イタリアではついに死者数が発祥地の中国を超えてしまいました。棺桶を乗せた自動車が列をなしている映像はゾッとして震えが来るほどです。

こんな状況では、なかなか他国からの援助も難しいのでしょう。オリンピックどころではない状況でしょうか。

景信山あたりで”桜を見ながらビールでも”といきたいところですが、それもなかなか無理のようです。

6月にはOB会の総会も予定しています。それまでには落ち着いていることを期待しています。

みなさん、”感染しないよう”  “感染させないよう” 気をつけてこの状況を乗り切りましょう。

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【9】記事の募集とマガジンについて

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メールマガジン2月号 / 2020

獨協中学・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会メールマガジン 2020/2/25

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DWVのOBを山の話題で結ぶメールマガジン2月号の配信です。

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△▲△▲△        も くじ  △▲△▲△

【1】フランスアルプスのメール・ド・グラース氷河

【2】南極で過去最高気温18.3度を記録

【3】バックカントリースキーでの遭難事故が多発

【4】「ココヘリ」の携行を義務付け

【5】茶臼岳雪崩遭難事故の発生状況と原因

【6】御嶽山の王滝ルート

【7】樋口明著「北岳山小屋物語」

【8】行ってきました 山行Now

【9】編集後記

【10】記事の募集とマガジンについて

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【1】モンブランのメール・ド・グラース氷河

アルブス山脈のモンブラン(4810.9m)を最高峰とするモンブラン山塊にはグランドジョラス、エギーユ・デ・ミディ、ドリュなど日本でもお馴染みの山々がありますが、マクロン大統領は氷河を視察し、気候変動の影響から生物の多様性を守るということでモンブランの入山規制をする事を発表しました。

「我々が目の当たりにしているこの氷河の状況は、(地球)温暖化と(環境)不均衡、そして全生態系の変化の痕跡を裏付ける紛れもない証拠だ」と語ったそうです。

モンブラン山塊にあってフランス最大の氷河がメール・ド・グラース氷河ですが、シャモニーからも近いということもあって氷河観光のメッカになっています。この氷河がどんどん縮小しているということで、温暖化の象徴にもなっています。

このメール・ド・グラース氷河は標高2400mから1400m地点までの長さ7km、深さ200mに渡たっており、流速は年速90mということです。

シャモニー駅から登山鉄道、ロープウェイを乗り継ぎ、遥か下の氷河まで長い階段を降りて行くと氷河の上に降りられ、氷河に開けられた横穴の中を歩いて観光することが出来ます。温暖化の影響で階段が下へ下へとどんどん増設されており、氷河は過去30年で700mも縮小したということです。

「絶景を歩く」モンたんベール・メールドグラス氷河の記事

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【2】南極で過去最高気温18.3度を記録

WMO(世界気象機関)は、南極半島北端の沿岸部で今月6日、観測史上最も高い18.3度が観測されたと発表しました。

南極の年間の平均気温は沿岸部のマイナス10度から内陸部のマイナス60度までいずれも氷点下ですが、今回観測された気温は2015年に記録された最高気温17.5度を上回ったということです。夏季でもこのような高温にはならないということです。

南極の巨大な氷は4.8キロの厚さで世界の淡水の90%を占めているとされ、もしすべて溶けた場合、海面はおよそ60メートル上昇すると言われています。温暖化の影響と思われる現象が色々なところで現れています。

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【3】バックカントリースキーでの遭難事故が多発

長野県の白馬・八方尾根や栂池、飯山市の鍋倉山、群馬県の谷川岳、山形市の蔵王温泉スキー場、青森県の八甲田山、北海道の大雪山系旭岳など全国各地のスキー場周辺のバックカントリーでのスキーヤーやスノーボーダーの遭難事故が多発しています。

その半数近くが外国人のようですが、短時間で目的地に行き着くことも出来き、頻繁に降雪があることでふわふわの雪で浮くような感覚で滑ることが出来るバックカントリースキーは海外の人から”ジャポウ”JAPOW(Japan+powder snow)と呼ばれて人気があり、今やニセコやトマムあたりから全国各地に広がっています。

インバウンド人気にあやかって人集めだけに気を取られることなく、雪崩や滑落、ドカ雪などの危険もあることをしっかり伝えて事故防止に努めていくことも必要なのでしょう。

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【4】「ココヘリ」の携行を義務付け

雪不足で、すでに営業を終了しようとしているスキー場も出て来ているようですが、日光の丸沼高原スキー場ではロープウエイを利用して積雪期や残雪期に日光白根山へ登る登山者やバックカントリーのスキーヤーやスノーボーダーに対して遭難者捜索サービスの「ココヘリ」発信機の携行を義務づけています。

川場スキー場では2019年4月からすでに上州武尊に登る際には「ココヘリ」の携行を義務づけいたということで、群馬県では2例目になるということです。

「ココヘリ」は発信機になっている会員証を携行することで、遭難などの場合に捜索位置が特定でき、捜索用ヘリコプターの3フライト、9時間までが無料になるサービスです。スキー場ではレンタルも可能のようです。

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【5】茶臼岳雪崩遭難事故の発生状況と原因

栃木県那須町で2017年3月、登山講習会に参加した県立大田原高校の生徒ら8人が死亡した茶臼岳雪崩事故で雪崩の発生原因を栃木県教委の検証委は事故の最終報告書で「自然発生か人為的かを特定することは難しい」としていましたが、この度防災科学技術研究所の研究員ら専門家による調査チームは「雪崩は人為発生の可能性が高い」という見解をまとめ、学会で報告しました。

事故前日の9時には陸地から離れたところにあった南岸低気圧が当日3時に突如として新たに発生した低気圧が短時間で大雪を降らせ弱層を形成し、雪崩が発生しやすい状況になっていたことがテータによって明らかにされています。

しかし、南岸低気圧が急激に発展したとは言え、前日朝から気象庁は大雪に対する注意報を発令していたことから、予想できなかったことではないと考えられています。

さて、雪崩の発生原因について、調査チームは雪崩発生から6日後に上空から現場を撮影した写真を解析するなどして、亡くなった8人を含むグループ(A班)と別のグループ(B班)の足跡や雪崩発生位置を調べました。

その結果、雪崩発生域は茶臼岳山腹の大岩「天狗の鼻」から数十メートル離れた場所と推定しています。そして、足跡からA班は斜面を上方に向かって歩き、天狗の鼻直下(標高1465メートル程度)で発生推定域の近くに到達していたことが分かったということです。

B班もA班の近く(標高1430メートル程度)を歩いていたそうで、A、B班ともに発生推定域の数十メートルの地点にいたとみられることから、「登山研修中の班が斜面に入り込むことで表層雪崩が生じたと考えるのが自然」として、雪崩は人為発生の可能性が高いと結論づけています。

雪崩発生域と推定される場所は、県教委が17年に設置した検証委員会のヒアリングでA、B班の生徒らが証言した内容と矛盾がないということです。この調査チームの結果は2019年9月に山形市で開かれた雪氷研究大会で報告されたということです。(2月7日の毎日新聞より)

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【6】御嶽山の王滝ルート

御嶽山の登山口になる木曽郡王滝村は2月14日、2014年9月の御嶽山噴火災害以降立ち入りが規制されていた王滝口登山道の9号目から王滝頂上までの300m区間の規制を7月初めに解除することを発表しました。

解除の期間は10月13日まで、時間は午前7時〜午後2時になります。なお、王滝頂上にある王滝頂上山荘は解体されるということです。

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【7】樋口明著「北岳山小屋物語」

北岳にある山小屋のいろいろな話題を集めて著された山と渓谷社刊の「北岳山小屋物語」を読んでみました。

白根御池小屋、広河原山荘、北岳山荘、北岳肩の小屋、両俣小屋などの小屋開けから小屋仕舞い、1日の行動など小屋番のいろいろな仕事や人柄について面白く読ませていただきました。

国内2位の標高の北岳は富士山や北アルプスと違って高山病になる人が少ないそうです。何故か?その信憑性はどうか分かりませんが、「へーっ。」と思わされました。

山で犬を飼うと長生きするそうです。なんと27歳まで生きた犬もいたということですが・・・。それも本当でしょうか? お化けが出たというのは「黒部の山賊」にもありましたが、これは山ではよくありますね。

小屋ごとの基本姿勢やアルバイトの仕事と指導、山岳遭難事故、北岳診療所の先生のことなど話題も豊富でした。副題は「山に会いにゆく、それ以上に、この山にいる人々に会いたい」

「北岳山小屋物語」 樋口明著 山と渓谷社刊 ¥1,540

【8】行ってきました 山行Now

外秩父 官の倉山 2020/2/23

奥多摩 戸倉三山  2020/2/9

柳澤孝嘉氏の山行記録が新しくアッブされました。2月のものではありませんが今月のメールマガジンにリンクを貼りましたので、是非ご覧下さい。

奥多摩 笹尾根  2020/1/16

奥武蔵 有間山・蕨山  2020/1/11

奥武蔵 伊豆ヶ岳・子の権現 2020/1/5

西上州 荒船山  2019/11/17

過去の2月分山行記録は以下からご覧下さい。

岩殿山 雲龍渓谷 妙義山 奥久慈男体山 丹沢表尾根 伊予ヶ岳 高尾山 鎌倉アルブス 棒ノ折山

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【9】編集後記

新型コロナウィルス(COVID-19)の市中感染が広範囲に拡大してきており、不安も高まってきています。また、厚生労働省の対応に対して不安や不満も増幅・拡散して来ています。

先日もLINEで「お湯を飲むといい」というデマ情報が拡散によってこちらにも届いて来ました。知り合いから送られて来たりすると冷静に考えてみれば文化系の自分でも「おかしいよな。」と思うことが、安易に「そうなのか。」と思い込んでしまったりしてしまう危うさがあります。気をつけるべきは気をつけながら冷静に対応することが必要なのでしょう。

さて、庭の梅の花が散り始め、フキノトウがふっくらと膨らんできて食べごろになって来ました。今年も”ほろ苦い春の味”を,フキ味噌や天ぷらでいただこうと思っています。

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【10】記事の募集とマガジンについて

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メールマガジン1月号 / 2020

獨協中学・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会メールマガジン 2020/1/30

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DWVのOBを山の話題で結ぶメールマガジン1月号の配信です。

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△▲△▲△        も くじ  △▲△▲△

【1】昨年と年末年始の山岳遭難事故

【2】あの人も山を楽しんでいます

【3】駒ヶ岳ロープウェイが運休

【4】ダイポールモード現象

【5】オールフリー    ワンプッシュ

【6】山岳遭難と伝書鳩

【7】行ってきました 山行Now

【8】編集後記

【9】記事の募集とマガジンについて

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【1】昨年と年末年始の山岳遭難事故

長野県警山岳安全対策課によりますと、昨年1年間に県内で発生した山岳遭難は265件で、前年より大幅に減少し、おととしより32件減ったということです。遭難者数も290人で、2012年以来7年ぶりに300人を下回ったそうです。

これは夏が天候不順だったために、きのこ採りなどの入山が減ったことや、登山者が天候を確認するなど安全意識の向上が効を奏したとみられています。

また、年末年始の山岳遭難事故は全国各地で15件発生し、9人が亡くなられています。(12月30日~1月3日)

西穂高岳 1件1名死亡、槍ケ岳 1件2名負傷、八方尾根 1件1名重体、伊那前岳 1件1名死亡、宝剣岳 1件1名重傷、北岳 1件1名死亡、甲斐駒ケ岳 1件1名死亡、小赤石岳 1件1名負傷、雁坂峠 2件2名死亡、富士山 3件2名死亡 1名負傷、八ケ岳     2件1名死亡 1名重傷

各事故の詳細はHPをご覧下さい。

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【2】あの人も山を楽しんでいます

登山もハイキングや縦走、ライミング、トレールランニング、スポーツクライミングなど楽しみ方も多様化し、年齢も若い人から超高齢者まで多層化しています。そんな中、皆さんもよく知っている人も山を楽しんでいるのをご存知ですか。

市毛良枝さん、石丸健二郎さん、釈由美子さん、小野寺昭さんなどは山関係のTVやラジオにもよく出演しているのでよく知られいますが、その他にも芸能人や作家でよく山に行っている(いた?)人も多いようです。

芸能人では吉田類さん、岡田准一さん、杏さん、小島聖さん、藤井フミヤさん、高橋一生さん、堀ちえみさん、中谷有紀さん、金子貴俊さん、宍戸開さん、工藤夕貴さん。作家では夢枕獏さん、駄星周さん、椎名誠さん、湊かなえさんなども山を楽しんでいます。片山右京さんは今は自転車のようですが、レーシングだけでなく本格的に登山もしていました。杏(渡辺)さんなどは20歳の時に奥穂からジャンダルムを経由して西穂高を登ったそうです。

これらの人がプライベートで登山を楽しんでいるのに対して”プライベートでは山には登りたくない”、と言いながら山に登っているのがタレントのイモトさんです。イモトさんは日本テレビの「イッテQ!」登山部で仕事として、「やだー!怖い、怖い!」と言いながらもマッターホルンやアイガーを始め厳しいアルペンコースを踏破しています。下山はヘリを使うなどして批判もされたもしていますが・・・。

完全なサポートを受けながらの登山ではありますが、その勇気と体力、スキルは見事なものだと思います。ある意味でプロの登山家とも言えるのかも知れません。

イモトさんの登山歴をWikipediaの記事からまとめHPに掲載しましたのでご覧ください

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【3】駒ヶ岳ロープウェイが運休

中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイはメーカーの点検によりロープウェイ支柱下部の部材の変形が見られたことから当面の間運休することになりました。修繕工事が必要なものの冬季のために修理作業は困難であるため工事開始及び完了の見通しは立てられない状況のようです。ロープウェイが運休のため、ホテル千畳敷の営業も休止となっています。

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【4】ダイポールモード現象

去年の夏は天候不順で、今年の冬は各地で雪不足が続くなど異常気象が顕著になってきています。山岳地帯でもだいぶ積雪が少ないようですし、ぬかるみになっている所もあるようです。

この異常気象は日本だけのことではなく、オーストラリア南東部では昨年秋から山火事が多発し、かつ広範囲に広がっています。オーストラリアでは毎年のように山火事が多発していますが、昨年からの山火事は特別のようです。落雷や放火などが直接的な原因となっているようですが、基本的には高温乾燥が続いていることにあります。本州の半分ほどの面積の森林や家屋が焼失し、たくさんの動植物が死傷し、なお被害が続いています。20人近くの死者も出ています。

このオーストラリアの高温乾燥も日本のかつてない暖冬もインド大陸の西部と東部の海面温度の異常であるダイポールモード現象によるものだということです。逆にインド北部では大雪で各地で雪崩が起き、パキスタンやアフガニスタンも含めると160人以上の死者が出ているということです。アンナプルナでは降雪による雪崩が起き、200人以上が巻き込まれ、韓国やネパール人7名が行方不明となっています。また、カナダでは大雪が続いていて、東のニューファンドランド・ラブラドール州は非常事態を宣言しています。

日本に来ない寒気がカナダやロシアにドッと流れ込んで来ているためのようです。海面温度の異常が気流の流れを変えて、地球規模の異常気象をもたらしています。正負のダイポールモード現象やエルニーニョやラニーニヤなどの異常気象が地球規模の気候変動、大地や動植物の変動をもたらしています。

ダイポールモード現についてはこちらから

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【5】オールフリー ワンプッシュ

オールフリー、ワンプッシュ、ロープソロという言葉をご存知でしょうか。

ビールやお酒ではありませんよ。クライミングをやっている若い人はご存知かも知れません。2018年アカデミー賞ドキュメンタリー映画賞を取った「フリーソロ」というアレックス・オノルドが2017年にヨセミテのエル・キャピタンの挑戦をまとめた映画を観た方はご存知かも知れません。

近年のクライミングは登山からは半ば独立し、スポーツクライミングのボルダリングやリードなどのように壁を登ることだけを目的としたスポーツスタイルに変わってきています。特に落ちた時に身を守るための道具以外は使用しないで岩を登るフリークライミンングが流行ってきています。室内人工壁のボルダリングから登山を経験しないで岩場に臨む人もいるようです。

さて、「オールフリー」と言う言葉ですが、全てのルートをフリースタイルで登り通すことを言います。また、「ワンプッシュ」とは一度壁に取り付いてから一度も下りることなく完登することを言います。「ロープソロ」はロープを各ピッチの出発地点のアンカーにリードロープを固定してブレーキのかかる補助具などを使いビレイパートナーを置かず一人で登り切ることを言います。

また、先の映画のタイトルにあった「フリーソロ」とは、ビレイや中間支点(プロテクション)などを一切使用せずに空身で登り切ることを言い、万が一落ちた時に自分を止めてくれるものは何も無いというスタイルのクライミングを言います。

映画の舞台となったヨセミテのエル・キャピタンは垂直に切れ立った1,000mの一枚岩ですが、アレックス・オノルドはバンに寝泊りしながらロープをつけて何度もトレーニングを積み重ねた後ではありますが、ロープなしで落ちたら命はないと言う途方もないリスクを背負ってのクライミングを成功させました。3時間56分で完登したそうです。

映画「フリーソロ」はアマゾンPrime videoでも配信されています。

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【6】山岳遭難と伝書鳩

今でこそ山岳遭難事故でも携帯電話で救助要請をすることが一般的になっていますが、1960年代あたりまでは伝書鳩がその役割を担ってもいたようです。伝書鳩は明治時代になってから軍事目的の通信手段として導入されて以来、広く使われるようになっていました。

1960(昭和35)年9月19日に谷川岳一ノ倉沢の衝立岩で起きた登山者2人の宙吊り事故がありましたが、その時にも事故の写真をいち早く伝えようと新聞記者が土合小屋の遭難救助用の伝書鳩を借りてフィルムのパトロネーを鳩の体に結びつけて飛ばしたそうです。

山岳遭難の防止と救助を目的に伝書鳩を利用しようとしたのは、北アルプスの登山基地である大町で三田旭夫が伝書鳩を使うために昭和11年(1936)に中部山岳鳩協会を設立し、昭和16年まで大町駅前で登山者に伝書鳩を貸し出していたのが最初のようです。

上越線の開通とともに谷川岳は一ノ倉沢をはじめバリエーションルートでの遭難事故が多発しており、「魔の山」として名を馳せていました。谷筋のために無線もなかなか通じない所でもあったために、いち早く事故を伝える手段として昭和33年に土合駅近くに鳩小屋を作って500羽もの鳩を飼育し、登山者に無料で伝書鳩を貸し出していたそうです。登山者は鳩の入っている箱を担いで登ったそうです。鳩は麓の鳩小屋まで3分くらいで帰着出来たと言うことです。鳩によって助けられた登山者も多かったのでしょう。

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【7】行ってきました 山行Now

今月も新しい山行記録はありませんので、過去ログから1月の山行をピックアップしてみました。

丹沢 塔ノ岳  2016年1月27日

守屋山  2017年1月24日

赤城山 2016年1月14日

雲龍渓谷 2019年1月27日

高鈴山 2018年1月28日

石割山 2019年1月25日

大山 2016年1月22日

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【8】編集後記

近頃、オンラインのオークションサイトやフリマサイトが賑わっていますが、小生も先日「メルカリ」デビューしました。

まだまだ使えるけどもう使わないと思う山道具なども結構あるので、出品してみました。

エスビットのアルコールストーブ五徳付きは2,200円、モンベルのヘルメットは4,800円、チェーンスパイクは1,000円、エバニューのkanteen&kettleは3,000円、グレゴリーのZ35ザックが5,000円、アルミのケトルが1,400円で売れました。

梱包材料費のほか売り上げから手数料や送料などの経費が引かれますが、リサイクルセンターに持って行くよりも高い値で直接欲しい人に売れるので結構いいかもしれません。

50年近く前のグランテトラのビンテージ水筒は4,000円から7,000円くらいが相場のようで、5,500円の値を付けて出品していますが、まだ買い手は付きません。

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【9】記事の募集とマガジンについて

このメールマガジ ンは毎月1回(発行日は不定)、OB 会会員にお送りしているものです。次号以降配信が必要ない方は、メールでその旨お知らせください。また、記事はホームページにリンクしていますので、今後別のアドレスへの配信を希望される方はその旨連絡下さい。

本ホームページでは記事を募集しています。投稿・寄稿をどうぞお寄せ下さい。山行記録は当時のものでも個人の新しい記録でも結構です。当時の写真だけでも記録として蓄積したいと思っていますので、宜しくお願いします。山行記録のほかに、紀行文、コラム、近況報告などの直接投稿やメールでの寄稿もよろしくお願いします。

※投稿やお問い合わせメールは dokkyo.wvob@gmail.com 担当手島までお願いし ます。

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メールマガジン12月号 /2019

獨協中学・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会メールマガジン 2019/12/27

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DWVのOBを山の話題で結ぶメールマガジン12月号の配信です。

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△▲△▲△        も くじ  △▲△▲△

【1】西穂高で滑落死が続く

【2】マダニの感染症死者が100人超え

【3】屋久島でトロッコを使って救助搬送

【4】御嶽山の御嶽教

【5】スイスの救助犬トレーニング

【6】唐松沢が氷河に認定される

【7】行ってきました 山行Now

【8】編集後記

【9】記事の募集とマガジンについて

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【1】西穂高で滑落死が続く

11月3日午前10時ごろ北アルプス西穂高を娘さんと二人で登っていた福岡市在住の66才男性が西穂高から下山中のピラミッドピーク付近で滑落しました。娘さんの通報を受けて県警のヘリコプターや山岳救助隊が捜索し、約2時間半後に500mほど下の岩場で発見されましたが、その場で死亡が確認されました。

また、15日午前中には大阪府在住の39才男性が男女4人のパーティーで前日に岐阜県側から入って15日に西穂高岳を登頂し下山する予定でしたが、独標(標高2701メートル)付近で滑落しました。一緒に登っていた仲間から「滑落した」と救助要請があり、県警のヘリコプターが出動し午後2時ごろ100メートルほど下の岩場で発見救助されました。しかし、既に心肺停止の状態で搬送先の松本市内の病院で死亡が確認されました。

西穂高の独標からピラミッドピーク付近は無雪期でも滑落事故が多く、今回の事故は下山中の事故だったようです。雪は積もっていなかったということですが、風は強かったということで風に振られてバランスを崩したのかもしれません。ご冥福をお祈りします。

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【2】マダニの感染症死者が100人超え

国立感染症研究所は17日マダニが媒介する致死率の高い感染症である「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)の今年の感染報告者数が初めて100人を超えたと発表しました。(うち4人が死亡)

SFTSはウイルスを持ったダニにかまれると6日~2週間で発症し、発熱や倦怠感、筋肉、発疹、関節痛、腹痛、下痢ななどの症状が出ます。有効なワクチンや薬がなく、重症化すると死に至ることもあるということです。

2009年に中国で発症が確認されたのを初めとして、東京での1例を除いて九州、四国や関西北陸など西日本を中心に発症が報告されています。患者総数492人の約14%に当たる69人が死亡しています。猫などの発症したペットからの感染も報告されています。

近年シカやイノシシなどが増えてきていることもあり、ダニやヒルが多くなってきているようです。増草むらなどに入る機会が多い場合は袖口を絞れる長袖や長ズボンを着用するとか防虫スプレーをかけておくなど注意が必要なようです。

また、服などに入っても直ぐにはかまないのでよく確認し、かまれた場合は無理に引き抜くとマダニの口の一部が皮膚内に残る可能性があるため、ダニが付いていたらといって慌てて払ったりすると大変なことになります。冷静な対応が必要です。皮膚科で取ってもらうのがいいと言われますが、受診するまでダニを付けたままでいるということは物理的にも精神的にも現実的ではありません。虫を口を中心に回すようにすると上手く抜くことが出来るということですが、ピンセットでもなければ難しいと思われます。やはり、防虫スプレーか防虫テープでの予防が現実的のようです。Amazonでは「Tick Twister」というプラスチックの小さな釘抜のような専用ダニ取り器が販売されています。値段も安いので非常用バックに加えておくのもいいかもしれません。

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【3】屋久島でトロッコを使って救助搬送

世界自然遺産の屋久島では屋久杉の搬出のため約7キロに渡り登山道に沿ってトロッコの線路が敷設されています。主に森林管理署が国有林の保全業務などに利用しているだけでしたが、この度そのトロッコを救助者の搬送に活用することが出来るようになりました。トロッコの運転には免許が必要なので県警屋久島署員2人が「森林軌道運転職員認定証」を取得し、要救助者を迅速に搬出できるように林野庁の森林管理署と合同訓練行などを行い、今まで片道約2時間かかっていたのが片道50分に短縮で出来るようになったそうです。

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【4】御嶽山の御嶽教

秋の紅葉シーズンで賑わい、山での昼食を楽しんでいる最中に山頂付近で噴火大爆発を起こし、多くの犠牲者を出した御嶽山ですが、登ってみると分かるのですが他の山とはちょっと異質な感じを受けます。不気味な感じさえ抱く方もあると思われます。祠や道祖神、お地蔵さんなどは山でよく見かけますが、御嶽山では○○神霊と書かれたたくさんの石碑や行者の像が建てられているのを目にすることが出来ます。

「御嶽講」というものがあって昔から多くの信者が登っていた信仰の山だということは聞いていましたので、そんな信者が記念に寄進した物だろと思っていました。

この石碑に書かれた神霊とは一体何なのか、そしてこの石碑は何のために建てられたものなのか疑問に思いながらも・・・。

御嶽山ではこの神霊碑が集められている所を神霊場と言うそうですが、そこで御嶽教の行者が”いたこ”のように憑依して託宣する宗教儀礼を行なっているという記事を目にしました。

調べていくと御嶽山で感じた違和感は青森の「恐山」に抱いていたものと同じ違和感だったんだと思い至りました。御嶽山は”黄泉がえり”の山でもあったのです。

この続きはOB会ホームページで

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【5】スイスで救助犬のトレーニング

スイスでは雪崩に巻き込まれた人を助ける救助犬が雪崩の本格化する時期を控えアルプスの雪山で訓練を行っているそうです。

アルプスの救助犬は200年以上も前から遭難者の多い修道院で代々使われていて、何千人もの遭難者を救助していたということです。 中でも40人もの人を救助したというセントバーナード犬のバリーが有名だそうです。

犬は鋭い嗅覚を持っているので、雪に閉じ込められた被災者を見つけ、雪の中に潜って救出することが出来るということです。首の下に小さな樽を付けているの救助犬のセントバーナード犬は写真などで見たことがあるかと思いますが、樽に何が入ってるかご存知でしょうか。実は樽の中にはラム酒やブランディーが入っているそうです。これは要救助者の気付や体温を上げるためのものようです。

このスイスの雪崩の遭難救助犬は災害救助犬の走りでもあるようです。狩猟や家畜管理など人の手先として使われている犬ですが、倒壊した建物などから要救助者を捜索するような災害などにも活躍の場を広げています。日本では雪崩などの救助には使われていませんが、災害救助や税関や警察の捜索などに大活躍しています。

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【6】唐松沢が氷河に認定される

北アルプスの唐松岳の北東に位置する唐松沢雪渓が日本で7番目の氷河として10月1日に認定されました。唐松沢は唐松岳と不帰嶮の間にある沢で調査によると氷厚は平均25mあるということです。氷河は氷体を持ち、それが移動していることが認定の基準ということです。唐松沢の雪渓は測定期間の29日間で25cmも動いていることが確認されこの度認定されたということです。日本で唐松沢雪渓以外で氷河として認定されているのは立山の御前沢雪渓と内蔵助雪渓、剣岳の三ノ窓雪渓、小窓雪渓、池ノ谷氷雪渓、鹿島槍のカクネ里雪渓ということです。

日本にはかつて氷河によって削られたカールやU字谷はたくさん残っているものの、雪はヨーロッパよりもたくさん降るのにヨーロッパアルプスのように長大な氷河が現存していないのはどうしてなのでしょうか。それは夏場の気温によるもののようです。夏場の気温が高いために秋までに溶けてしまうので現存する氷河が少ないようです。

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【7】行ってきました 山行Now

金時山2015年12月15日

浅間隠山2016年12月8日 

パノラマ台206年12月30日

王岳2017年12月21日

「今まで行ってきました」で紹介した山行記録を月別の一覧表にまとめました。HPのメニューからご覧いただけます。

「行ってきました」過去山行記録一覧

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【8】編集後記

あっという間に2019年も終わろうとしています。皆さんにとって2019年はどんな年だったでしょうか。時代は令和に変わり、新しい出会いや悲しい別れもあったかと思います。今年一番うれしかつたことは何でしょうか。叶わなかった思いは何でしょうか。

来年はオリンピック・パラリンピックイヤーですが、政治、経済、社会はますます不安定で、大雨や地震などの天変地異も続いて先行きも不安な時代です。どんな年になるのでしょうか。

OB会ホームページの閲覧者数は初年度の2016年はは3ヶ月だけだったので延287人、2017年は1344人、2018年は1785人、そして今年は12月26日現在、2605人でした。閲覧者数が増えてきているのは担当者としてはうれしいことです。これからもよろしくお願いします。

皆さんにとってくる年が良き年であることを祈りつつ今年のメールマガジンを閉めさせていただきます。ありがとうございました。

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【9】記事の募集とマガジンについて

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メールマガジン11月号 / 2019

獨協中学・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会メールマガジン 2019/11/29

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DWVのOBを山の話題で結ぶメールマガジン11月号の配信です。

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△▲△▲△        も くじ  △▲△▲△

【1】ドローンを活用した山岳救助の実験

【2】コロンビアスポーツの”マザー”逝く

【3】バック型携帯基地局で遭難者救助

【4】ドングリが不作で熊の出没に注意

【5】登山家の田部井さんを記念して

【6】朝日連峰に新しい登山基地が出来る

【7】行ってきました 山行Now

【8】編集後記

【9】記事の募集とマガジンについて

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【1】ドローンを活用した山岳救助の実験

11月の雪の積もった富士山に軽装で登り、インターネットでライブ発信していた人が滑落して死亡したという事故が話題になっています。

インバウンドを含めて観光気分で富士登山をしていて高山病や低体温症、疲労などで救助が必要になるケースが年々増えています。2019年の2カ月の開山期間中、御殿場消防署山岳救助隊では18回の出動要請があったということです。

そんな中、御殿場消防署では11月から1ヶ月間遭難者捜索のために実験的にKDDIの「スマートドローン」が導入されました

。昨年10月、KDDIは富士山御殿場ルートでスマートドローンを使った「ドローン山岳救助支援システム富士山実証実験」を実施し、同年11月には御殿場市と「包括連携協定」を締結して富士登山の安心・安全への取り組みを進めてきており、本年11月より1ヶ月間、御殿場消防署にスマートドローンが配備されることになったということです。

KDDIのスマートドローンはコンパクトでありながら、標高の高い場所で強風の中でも飛行できるよう大型のプロペラを備えており、上空から地上を捜索するために光学30倍ズーム機能を持つフルHDカメラを搭載した山岳用にカスタマイズされた物だということです。

救助隊はスマートドローンとともにクルマで出動し、登山口で上空にドローンを飛ばし、同時に並行して人力でも捜索行います。ドローンの映像は登山口に残った隊員と消防署の両者でモニタリングするということです。ドローンを活用したより迅速で精度の高い捜索を目指して実証が進められているということです。

この山岳救助にドローンを活用しようとする取り組みは御殿場署だけでなく京都府福知山消防本部でもドローンを使って捜索し、救助隊が現着してヘリコプターで搬送するという一連の合同訓練を実施しているということです。

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【2】コロンビアスポーツの”マザー”逝く

コロンビアスポーツウェアカンパニーの会長で“マザー”として慕われたガート・ボイル氏が去る2019年11月3日に亡くなりました。(享年95歳)

ガート・ボイル氏は社長としての業務はもちろん、同社のアイコンとして広告塔にもなって活躍されていた人です。ガート・ボイル氏は創業者ポール・ラムフロムの娘で、二代目社長に就いた釣り好きの夫のためにポケットのたくさんついたフィッシングベストを考案し同社のベストセラー商品になったのを始めとして、早逝した夫の後を継いで社長になり息子に後を任せるまで50年以上に渡って責任者として業績の拡大に努めた人です。

このガート・ボイル氏については以前本ホームページで取り上げているので、下記を参照ください。コロンビアスポーツのゴッドマザー

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【3】バック型携帯基地局で遭難者救助

KDDIではバッグ型(可搬型)の携帯電話基地局を開発。新潟県魚沼市消防署の協力を得て、遭難者を携帯電話の電波を使って捜索するという実証実験を行ったということです。

魚沼市にある荒沢岳は登山者に人気だそうですが、携帯電話の電波がつながらない所にあります。年間10件ほど遭難者の捜索に出動しているということです。

そこで遭難者を探すため、このバッグを持ったスタッフがヘリコプターに乗って上空から携帯電話の電波を発射。圏外の場所でも遭難者の居場所がタブレットの地図上に表示され、GPS情報を取得することで位置情報の詳細も確認でき、現地指揮本部に緯度経度を伝達することが出来ます。さらに遭難者に対してSMSを送信したり、ヘリコプターの基地局を経由して、音声通話することも可能になるということです。

上空300mでヘリコプターが飛んだ場合、横方向に1.6kmの範囲で音声通話が可能で、SMSや携帯電話のGPS情報を取得するのであれば、2kmの範囲まで電波を飛ばすことができるということです。

遭難者の捜索をより迅速に効率的に行えるアイテムが増えてきているのは喜ばしいことです。

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【4】ドングリが不作でこの秋は熊の出没に注意

ドングリ(ミズナラ、コナラ、クリなど)の豊凶作とクマが目撃される頻度には関係があると言われています。クマは冬眠前にエネルギー源になる大量のドングリを採食するということですが、ドングリが不作または凶作の場合にエネルギー収支を補うために里山に出でくるケースが多くなるのではないかと考えられています。

群馬県内では8月には177件、9月にも123件のクマの目撃情報や出没が確認されています。現在の統計で最も多かった12年度の777件を大幅に上回っており、今後さらに増える見込みだということです。岐阜県でもクマの目撃件数は昨年は286件ありましたが、今年は9月末までで481件となっているそうです。

群馬県では9月上中旬に利根沼田地域でブナ、ミズナラ、コナラ、クリ、ミズキを対象にドングリの実り具合を調査しており、ミズナラ、コナラ、クリは不作、ブナは大凶作となっているとして、5種の合計を不作と認定しています。

食料が乏しいことで、クマの行動範囲が広くなる可能性が高いとして、「山に入る際は複数人で行動したり、鈴やラジオなど音の出るものを携帯してほしい」と警戒を呼び掛けています。

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【5】登山家の田部井さんを記念して冥王星と日和田山に田部井さんの名が記されました

女性初のエベレスト登頂や7大陸最高峰登頂など数々の山歴を持ち、2016年に77歳で亡くなった田部井淳子さんを記念して国際天文学連合は冥王星にある山に「タベイ山」と命名することを決めたということです。

タベイ山は、特徴的なハート形をしたスプートニク平原の南側に位置するということです。命名を扱う作業部会メンバーの渡部潤一・国立天文台教授によると、冥王星の地形を撮影した米探査機ニューホライズンズのチームが提案したということです。

さらに、日高にある日和田山の登山口にはこの度、田部井さんの記念碑が地元有志によって建てられました。田部井さんは若い頃から日和田山に岩登りの練習に訪れ、また晩年ガンを発症した後も自宅の川越市から毎週のように訪れ、リハビリを続けていたということです。

田部井さんの月命日になると、田部井さんを慕う登山愛好家が集まり「思い出登山」を実施しているそうです。登山道口の脇にある駐車場に設置した記念碑は、エベレストをモチーフにした「山型」で、笑みを浮べる生前の田部井さんの写真と感謝文が刻まれているそうです。

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【6】朝日連峰に新しい登山基地が出来る

かつてDWVではアルプスのように混んでいたり、危険な箇所もなく時間をかけてゆったりした縦走を経験することができるということもあって夏合宿では朝日連峰や飯豊連峰によく登っていました。当時は小学校にテントを張ったり、トラックをチャーターしたりとアプローチもなかなか不便なものでした。

そんな朝日連峰の登山口になる古寺に宿泊可の「大江町朝日連峰古寺案内センター」が完成したそうです。来年5月からの営業を目指して準備が進められているそうです。

案内センターは木造2階建てで、延べ床面積は約276㎡。和室1室に25人の宿泊が可能で食堂や会議室も備えており、防災拠点や山岳救助の前線基地としても使用される予定だということです。

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【7】行ってきました 山行Now

茶臼岳2018年10月24日

御正体山2017年11月2日

磐梯山2019年11月3日

飯盛山2017年11.月9日

十二ヶ岳2017年11月9日

茅ヶ岳2017年11月19日

武甲山2019年11月21日

「行ってきました」で今まで掲載してきた山行記録を一覧表にまとめてリンクを貼ったページをホームページの上メニューに加えました。下記からもご覧いただけます。「行ってきました」過去山行記録一覧

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【8】編集後記

今回取り上げた御殿場消防本部や福知山消防本部だけでなく香川県ほかでもドローンを使った山岳捜索や物品の輸送などの実証実験が盛んに行われています。熱感知カメラにより要救助者を見つけやすくするなど、より高度な捜索も可能になってきているようです。

しかし、そもそもドローンは軍事目的で開発された物です。第二次世界大戦中に開発が進められましたが製品化するまでには至らず、1995年に軍事用ドローンの「RQ-1 プレデター」が偵察機として開発されました。これを基にさらに開発が進められ、今やシリアなど戦闘の最前線で攻撃用無人機として戦闘機に代わるものとして使われている背景を考えると複雑なところがあります。

飛行機やロボット、コンピュータやインターネットのようにどのように使っていくかが問われるのでしょうが、いずれにしても世の中を変えてしまうアイテムの一つになっていくのかも知れませんね。

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【9】記事の募集とマガジンについて

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メールマガジン 10月号/2019

獨協中学・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会メールマガジン 2019/10 /31

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DWVのOBを山の話題で結ぶメールマガジン10月号の配信です。

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△▲△▲△        も くじ  △▲△▲△

【1】台風19号が猛威を振るう

【2】テン場でテントを盗む不届き者

【3】ドローンによる物資の輸送実験

【4】富士山は初冠雪を迎えました

【5】御嶽山王滝口登山道は規制解除ならず

【6】行ってきました 山行Now

【7】編集後記

【8】記事の募集とマガジンについて

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【1】台風19号が猛威を振るう

今月9日に上陸した台風19号と25日の台風21号に影響された低気圧による大雨は信越、関東、東北に多大なる被害を及ぼしました。

台風19号による堤防決壊は55河川79カ所におよび、福島県で30人、宮城県で19人、神奈川県で14人ほか13 都県で88名が亡くなられ、7名が行方不明となっています。

建物被害では床上浸水は福島県、栃木県、長野県など17都県で3万3079棟、床下浸水は21都県で3万5802棟。全壊・半壊は茨城県、福島県、岩手県など16都県で3719棟、一部破損は27都道府県で4784棟でした。千葉県では強風により電柱2,000本近くが倒れて、停電が1週間以上にわたって長引きました。停電は8都県で43万戸に及んだということです。

ゼロメートル地帯を抱える東京下町ではほぼ被害はなかったものの避難指示が出された所もあり、避難した人もたくさんいたようでした。多摩川水系では二子玉川や武蔵小杉をはじめ世田谷区や狛江市では床下浸水やそれにともなって停電なども発生しました。

25日の低気圧による大雨でも千葉県や福島県で10人が亡くなられ、3名が依然行方不明となっています。

被害はもちろん都会だけでなく強風と大雨は山岳地帯ではなおのことで、土砂崩れや倒木など各地で通行不能な箇所が出てきているようです。高尾山や奥多摩でも崖崩れや一般道や登山道の崩壊など不通箇所が出てきています。入山する場合は現地の状況をしっかり確かめておくことが必要なようです。

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【2】テン場でテントを盗む不届き者

キャンプ場でデポしておいたテントの盗難が発生しています。北アルプスの立山雷鳥沢のキャンプ場でデポしておいたテントが盗まれるという事件が起こりました。

テントをデポして雄山や富士の折立を縦走して戻ったところテントがなくなっていたそうです。テントの中に置いておいたシュラフ、マット、クッカーやストーブや衣類なども丸ごと盗まれてしまったそうです。さぞパニックになったこどでしょう。

劔沢キャンプ場でもテント一式と大型ザックが盗まれたそうです。テントは両方とも同一メーカーの一人用テントだったそうです。不届きな輩が出てきているようです。世知辛い世の中になってしまいました。

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【3】ドローンによる物資の輸送実験

山小屋にドローンで物資を輸送する実証実験が白馬岳で行われました。

長野県白馬村や村内の山小屋などでつくる白馬村山岳ドローン物流実用化協議会は10月20日、レタスやトマトなどの物資を山小屋へドローンで運ぶ実験を行いました。山小屋に物資を運ぶヘリコプターの輸送費が高騰しており、ドローン輸送の実用化でコスト低減を目指すための実証実験になります。

猿倉から白馬尻までの片道1.4キロ、徒歩で1時間かかる区間を2.5㎏の物資を5分間で輸送することが出来たそうです。さらに頂上宿舎までを中継地を設けて実施する予定だったそうですが、天候の影響で実施が見送られたようです。

地上から40メートルまでは手動で操作し、それ以降は自動操縦で行われたということですが、特に問題なく実施できたそうです。この実証実験は内閣府の地方創生交付金事業で行ったものだそうですが、再度実験を行うということです。

近頃は山岳遭難者の捜索にもドローンが使われていますし、今月28日には19号台風で交通が遮断されている奥多摩の日原地区にドローンで生活物資を送るなどドローンの活用範囲がどんどん広がっているようです。

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【4】富士山は初冠雪を迎えました

甲府地方気象台は今月22日、富士山や甲斐駒ヶ岳の初冠雪を確認したと発表しました。富士山の初冠雪は平年より22日遅く、昨年より26日遅いそうです。また、甲斐駒ケ岳の初冠雪は平年より5日早く、昨年より1日遅いそうです。

気象庁のアメダスによりますと、富士山の標高3,775メートルにある観測点では21日午後8時に氷点下4.1度まで冷え込み、22日も午前4時と同11時に氷点下0.4度まで下がったということです。

また、富山地方気象台は立山(富山県)の初冠雪を確認。立山の初冠雪は平年より14日遅く、昨年より1日遅いそうです。同じように槍ヶ岳や八ヶ岳、御嶽山、乗鞍岳などでも初雪になったようです。

今年は例年に比べて紅葉も遅れていましたが、これから季節がぐんと進んでいくのでしょう。

静岡新報が撮影した富士山の画像はこちらから  https://youtu.be/_Jzy7gj-1tg

室堂のライブカメラはこちらから  https://www.alpen-route.com/live_camera/murodou.html

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【5】御嶽山王滝口登山道は規制解除ならず

噴火以来頂上までのルートが閉ざされていた御嶽山は昨年秋に頂上直下にシェルターを設置するなど安全対策が整ったとして期間限定で木曽福島からロープウェイが使える黒沢口からの登頂が可能になりました。

今年7は月1日から10月16日まで黒沢口から頂上まで規制が緩和され登頂が可能になっていました。王滝口からの登頂については噴火以来閉ざされたままでしたが、紅葉シーズンまでに登山道やシェルター設置など安全登山に向けての整備を整えて規制を解除する予定で作業が進められていましたが、悪天候などが続いたりしたことなどから整備が間に合わず今年の規制解除は見送られてしまいました。来年はどのルートでも登れるようになるでしょうか。

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【6】行ってきました 山行Now

雁ヶ腹摺山(1,874m) 2019年9月26日   “雁が腹を摺る山”というロマンチックな名前を持った大菩薩連嶺の雁ヶ腹摺山は500円札に描かれた富士山を撮影した場所としても有名な山でもあります。

女峰山(2,483m)日光連山2019年10月10日    台風前の晴天の特異日となる旧体育の日10月10日の女峰山はよく晴れていました。紅葉には少し早かったですが、晴天に恵まれての登山です。

茶臼岳(1,915m)那須連山2019年10月24日    紅葉の景色を求めての登山でしたが、雨と風の中での登山になってしまいました。

平標山(1,984m)2016年11月3日 谷川連峰の西の端にある2,000m弱の山ですが、展望もよく谷川連峰の雰囲気を味わうことが出来る山です。

日向山(1,660m)2016年11月4日 山頂付近は雪が降ったかのように風化した花崗岩で真っ白くなっているのが特徴の南アルプスの前衛峰です。3時間ほどで往復できます。

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【7】編集後記

季節を伝えてくれる庭のヒガンバナ(彼岸花)やキンモクセイ(金木犀)の花が今年の秋は遅いと伝えています。

いつもお彼岸には咲いていたヒガンバナが今年は1週間近く遅れてやっと咲き出しました。

10月上旬には咲いていたキンモクセイの花は今年は10月15日でした。(でも今年のキンモクセイはどこでも花付きがとてもよかったようです。)

ヒガンバナは球根植物で地中温度を感知して花茎を伸ばし1週間くらいで開花します。「葉見ず、花見ず」とも呼ばれている花ですが、花が枯れ落葉樹が葉を落とし陽が入るようになった頃に葉を伸ばして栄養を球根に貯めみます。花は自分の葉を見る前に枯れてしまうのです。そして、暖かくなって落葉樹が若葉を茂らせ暑くなる頃に地上部の葉は花を見ることなく枯れて休眠してしまいます。

ヒガンバナもキンモクセイも花が遅れたのは9月になってもなかなか涼しくならなかったのが原因と考えられます。何十年に一度、観測史上初めてと言う台風、大雨や突風が毎年のようにやってくる気候の変動が確実に進んできているようです。

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【8】記事の募集とマガジンについて

このメールマガジ ンは毎月1回(発行日は不定)、OB 会会員にお送りしているものです。次号以降配信が必要ない方は、メールでその旨お知らせください。また、記事はホームページにリンクしていますので、今後別のアドレスへの配信を希望される方はその旨連絡下さい。

本ホームページでは記事を募集しています。投稿・寄稿をどうぞお寄せ下さい。山行記録は当時のものでも個人の新しい記録でも結構です。当時の写真だけでも記録として蓄積したいと思っていますので、宜しくお願いします。山行記録のほかに、紀行文、コラム、近況報告などの直接投稿やメールでの寄稿もよろしくお願いします。

※投稿やお問い合わせメールは dokkyo.wvob@gmail.com 担当手島までお願いし ます。

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獨協中学・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会 メールマガジン

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メールマガジン9月号 /2019

獨協中学・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会メールマガジン 2019/9/23

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DWVのOBを山の話題で結ぶメールマガジン9月号の配信です。

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【1】秋の親睦会行われる

【2】獨協中高の文化祭(獨協祭)

【3】富士登山鉄道の計画

【4】2016年長野県防災ヘリ墜落の原因

【5】山の天気のアプリ

【6】行ってきました 山行Now

【7】編集後記

【8】記事の募集とマガジンについて

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【1】秋の親睦会行われる

9月15日〜16日に小諸の日新寮を会場にOB会の「秋の親睦会」が行われました。参加会員は井上正巳(32年卒)、佐藤八郎(35年)、冨樫克己(43年卒)、木村泰寿(44年卒)、佐久間俊一(44年卒)、二村謙次(47年卒)、手島達雄(47年卒)、中野茂(49年卒)、柳澤孝嘉(49年卒)の9名と会友として井上正巳夫人、井上正巳さんの親戚と友人合わせて2名、二村謙次夫人の計13名でした。(敬称略)

グランドにかまどを設営し、秋刀魚、ハマグリ、ホタテ、ラムチョップ、タン塩、いろいろな野菜などをBBQで楽しみました。

かつては酒が足りないと騒いでいた諸兄もあったようですが、近頃はめっきり親睦会での酒量も少なくなったようでビールも焼酎も残ってしまいました。親睦会の様子は下記からご覧ください。   https://dwvob.sakura.ne.jp/wp/2019/09/17/秋の親睦会2019/

【2】獨協中高の文化祭(獨協祭)

9月21日、22日に獨協中学・高等学校の文化祭「獨協祭」が行われました。OB会会長の冨樫さんと手島で行ってきました。

残念ながらDWVの展示はなかったのでDWVの活動状況は分かりませんでしたが、近頃の中学・高等学校の様子や施設などについても伺うことができました。

校舎は平成10年に改築され、白いモダンな建物に変わっています。制服は相変わらずのようですが帽子は廃止されているようです。

ホームページに訪問記を載せましたのでご覧ください。獨協祭(文化祭)訪問記2019

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【3】富士登山鉄道の計画

山梨県側の山麓と5合目を鉄道で結ぶ「富士登山鉄道」の構想を検討することを公約として掲げていた知事が当選したことを受けて協議が開始されています。2年後をめどに構想をまとめるということです。

富士山に鉄道を敷設するという構想は戦前からあったようで、山腹にトンネルを掘る構想や富士スバルラインに敷設するという構想があったようです。

現在の富士登山の環境は自然にとっても登山者にとっても満足な環境とはなっていない状態であり、自然環境と観光のバランスを取った計画が進められることを願うばかりです。

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【4】2016年長野県防災ヘリ墜落の原因

2017年の3月に長野県防災ヘリ「アルプス」が松本市の山中で墜落し搭乗者9人全員が亡くなるという事故がありました。

警察はこの機長を業務上過失の疑いで捜査していましたが、今月中に時効を迎えるということから機長を身体検査の際に病歴や医療品の服用について必要な申告をしていなかったとして航空法違反の疑いで書類送検することになったそうです。

警察では引き続き事故原因の特定を進めているということです。なお、殉職隊員の冥福を祈り、功績を後世に伝えるために寄付を募り殉職者慰霊碑の建立の計画が進められているようです。

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【5】山のお天気アプリのご紹介

近年、登山ではスマホによるGPSに連動した地図アプリの利用が主流になってきていますが、天気予報もPCやスマホで対象とする山の天気予報をピンポイントで数日先まで知ることができようになってきています。

長期にわたる場合や登山道ごとの天気や風力風向などについては有料になりますが、費用は1ヶ月あたりドリップコーヒー1杯分程度ですから天気の良い日を選んで山行の計画ができるなど、山の天気を調べるのに便利になってきています。

「登山天気」 日本気象協会

日本気象協会の「登山天気」は対象とする山を選ぶと山頂、登山口、ふもとの3箇所の1日ごとの天気予報(天気、気温、降水確率、降水量、風、雷)を1週間分、1時間ごとの天気ならば3日分教えてくれます。APP内課金は1ヶ月240円になります。

「お天気ナビゲータ」(登山ナビ)     日本気象株式会社

日本気象株式会社の「お天気ナビゲータ」(登山ナビ) は無料でもピンポイントの天気予報は教えてくれますが、有料のスタンダード108円なら発雷情報9時間先まで、山のポイント天気3日先まで、見晴らし予想を調べることができますし、PRO282円では登山ルート天気、発雷情報2日先まで、山のポイント天気10日先まで、見晴らし予想などを調べることができます。

「Windy」

チェコ発祥のWindyは世界中の地域の風向・風力、気温、雲・雨、波、雪、気圧などを10日間に渡って視覚的に予報を表示して教えてくれるお天気アプリで、日本や日本語に対応しています。

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【6】行ってきました 山行Now

10月秋、OB会HPに掲載されている山の記録を集めてみました。

三本槍岳(1,917m) 2017年10月1日 マウントジーンズスキー場からロープウェイを使って秋真っ盛りの那須連山の三本槍岳の記録です。

苗場山(2,145m) 2016年10月13日 この時期の苗場の2本のロープウェイは紅葉を楽しむ観光客にも人気ですが、ロープウェイを使っての苗場山トレッキングの記録です。

安達太良山(1,699m) 2016年10月12日 秋の紅葉でも人気のある安達太良山は山頂火口も迫力満点です。

蓼科山(2,531m)    2017年10月26日    10月も下旬になると山は初冬。積雪になった蓼科山の記録です。

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【7】編集後記

毎年お彼岸になるとカレンダーを見ているかのように咲いていたヒガンバナですが、今年は「彼岸の入り」には間に合いませんでした。

ヒガンバナの開花は一定の寒さがきっかけになっているので、いつまでも暑い日が続いていると遅くなってしまうのです。

今年は9月になっても暑い日が続いていたので出遅れてしまったのでしょう。日も短くなって確実に秋は近づいていて、10月に入れば山では雪も降り始めます。

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【8】記事の募集とマガジンについて

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メールマガジン8月号/2019

獨協中学・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会メールマガジン 2019/8/31

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DWVのOBを山の話題で結ぶメールマガジン8月号の配信です。

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【1】秋の親睦会のご案内

【2】雑誌「PEAKS」の付録

【3】浅間山の噴火警戒レベルは2を継続

【4】スポーツクライミングのオリンピック出場選手内定

【5】行ってきました 山行Now

【6】編集後記

【7】記事の募集とマガジンについて

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【1】秋の親睦会2019のご案内

秋の親睦会のご案内のはがきが事務局から発送されています。面倒だなーと消極的にならないで是非参加ください。話題づくりに、当時の写真や資料など持ち寄っていただけると面白いかと思いますので、よろしくお願いします。

返信通知は9月8日までとなっていますが、日新寮での開催ですので間際まで参加は可能ですので担当中野まで直接連絡ください。090-3573-4429

開催日時 2019年9月15日(日)〜16日(月)    15時頃集合ください。

場所 獨協学園 日新寮 小諸市菱平大字下小姓595

会費 男性8,000円 女性6,000円 子供3,500円

15日は例年通りバーベキューを予定しています。16日は高峰高原散策など希望に分かれて自由行動解散になります。

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【2】雑誌「PEAKS」の付録

昔は「山と渓谷」「岳人」「雪と岩」などが山関係の雑誌の定番でしたが、近頃はたくさんの山関係の雑誌が出版されています。

なかでも枻(エイ)出版発行の山の雑誌「PEAKS」には毎回いろいろな付録が付いてきます。今までにコサッシュ、ウォレット、フライパン、まな板なんていうものがありました。

近頃、「PEAKS」に限らず付録付きの雑誌が売れているといいます。雑誌が付録みたいなものまで現れています。付録にはいろいろな制約があるのでセットするのは大変なようですが、売れ行きは極めていいようです。

中身を見て買うことは出来ないので物によって良し悪しもあるようですが、直近の「PEAKS」8月号にはステンレス製のスキットルボトルが付いて来ます。小屋の狭い寝床やテントの中でチョッと飲むウイスキーは持参したいものスキットルボトルはそれ自体重量があるのでどうしようかと迷います。その点付録のスキットルボトルはとても軽く出来ています。また、キャップが本体に固定されているので電気の消えた小屋の布団の中でも、ゴチャゴチャしているテントの中でも蓋が何処に行ったか分からなくならないような工夫もあり感心しました。

1,000円の雑誌の付録で十分元が取れたという感じでしょうか。ちなみに、8月号のコンテンツは「1泊2日 週末の山を堪能!ルートガイド50」でした。

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【3】浅間山の噴火警戒レベルは2を継続

8月7日、しばらく噴火がなかった浅間山が今年に入って初めて噴火しました。この噴火で噴火警戒レベルが2から3に引き上げられていましたが、その後は活発な活動が見られないとして噴火警戒レベルは2に引き下げられていました。しかし、25日に2回目の噴火があり、噴煙が600m近くまで上がっていたということです。ただし、噴火警戒レベルは2を継続しています。

秋の親睦会を前にちょっと嫌な感じではあります。

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【4】スポーツクライミングのオリンピック出場選手が内定

先日八王子で開かれたスポーツクライミングの世界選手権の結果により東京2020オリンピックの種目になっているスポーツクライミング「コンバインド(複合)」の出場選手1枠が男子は楢崎智亜選手、女子は野口啓代選手に内定しました。

近頃、ボルダリングやリードが出来るスポーツジムが増えてきおり、すごい勢いで老弱男女とも愛好する裾野が広がりを見せています。オリンピックのスポーツクライミング種目の「コンバイン」はボルダリング、リード、スピードの3種目の複合(コンパイン)総合成績によって争われます。

ボルダリングは高さ4メートル程度の壁に設定されたコースを4分の制限時間内にどれだけ登れるかを競う種目で、トップのホールドを保持できればクリアになりますが、時間内に何度でもアタックできます。また選手は他の選手の試技を見ることは許されません。

リードはロープを装着し、クイックドロー(支点)にロープをかけてビレイしながら、6分の制限時間内に高さ15メートル以上の壁のどの地点まで登れるかを競います。落下した場合は再度の挑戦権はありません。完登した選手が複数いる場合はスピードにより勝敗が決められます。

スピードは高さ15メートル、95度に前傾した左右の2つの壁に2名の選手が同時にスタートしてタイムを競います。フライングした場合は一発で失格となります。日本の選手はボルダリングには強いものの、スピードではあまり得意としていません。

先日の選手権の結果は楢崎智亜がリード4位、ボルダリング1位、スピート22位。野口啓代はリード5位、ボルダリング2位、スピート34位でした。コンバイン男子では楢崎が1位、原田海が4位、楢崎明智が5位、藤井快が6位と健闘しました。コンバイン女子は野口啓代が2位、野中生萌が5位、森秋彩が6位、伊藤ふたばが7位とこれも健闘しました。

出場枠は男女とも最大2枠あり、今回の世界選手権(東京・八王子)の複合は日本人最上位選手(7位以内)が優先的に1枠目として選出されることになっているので、楢崎智亜選手と野口啓代選手の東京オリンピック2020の出場が内定されました。

2枠目は、世界選手権の日本人2番手(同)、11~12月の五輪予選の日本人上位2人(6位以内)、20年4月のアジア選手権の優勝者を候補とし、この中で同年5月開催の複合ジャパンカップでの最上位者が選ばれることになります。

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【5】行ってきました 山行Now

白馬岳(北アルプス)8272017

猿倉から入り、白馬大雪渓を登って白馬山荘に宿泊、白馬岳、三国境、小蓮華山、白馬大池、天狗原を経て栂池に下りた記録です。

立山(北アルプス)8292018

室堂から雷鳥沢キャンプ場から別山、真砂岳、富士ノ折立、大汝山、雄山と立山をぐるっと縦走して室堂に下りる計画でしたが、劔御前小舎前でホワイトアウト。

雨飾山(頸城山塊)9192018

長野県と新潟県の県境にある頸城山塊の雨飾山は長野県側には小谷温泉、新潟県側には雨飾温泉と温泉も楽しめる百名山です。

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【6】編集後記

7月は雨ばかり、8月になったら夏山に行けると楽しみにしていたところ、飼い猫の具合が悪くなってそれどころではなくなってしまいました。飼い出して13年.今まで獣医師にかかることもなかったのに輸血だ! 点滴だ!と毎日のように医者通いの看病が続いてどこへも行けなくなってしまいました。

秋雨前線が活発になって九州では大変なことになっていますが、関東でも天気が安定しない日が続いています。旧盆を過ぎれば山ではもう秋の気配でしょうか。秋の親睦会でお会いできることを楽しみにしています。

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【7】記事の募集とマガジンについて

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メールマガジン7月号 /2019

DWVのOBを山の話題で結ぶメールマガジン7月号/2019の配信です。

7月は涼しいのはいいのですが、雨ばかり続いていてカビが生えてきそうです。これで、一気に暑くなればなったで体調を崩してしまいそうです。

さて、今年の総会も無事終わり、会員の近況報告なども聞きながら旧交を温めることができました。残念ながらHPでもお知らせしました通り、OBの仮屋園茂雄さんが体調を崩されていて去る5月2日にお亡くなりになりました。ご冥福をお祈り申し上げます。

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【1】第34回総会

【2】伊藤正一著 「黒部の山賊」

【3】伊藤正一写真展について

【4】古(いにしえ)の登山者

【5】木曽駒ケ岳のライチョウは全滅か

【6】行ってきました 山行Now

【7】編集後記

【8】記事の募集とマガジンについて

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【1】第34回総会

2019年6月30日、北千住「明日香」にて第34回総会が開催されました。参加者は0Bが12名、家族会員が!名でした。総会では今年度の役員、会計、秋の親睦会について話し合いました。

役員は、会長は冨樫克己、会計担当が中野茂、広報担当が手島達雄と3名とも留任ということで承認されました。

秋の親睦会は9月15日〜16日に小諸の日新寮ということになりました。時期が近づきましたらおハガキを差し上げますが、ご予定のほどよろしくお願いします。

総会での承認事項についてはこちらからご覧ください。

総会での様子についてはこちらからご覧ください。

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【2】伊藤正一著「黒部の山賊」のご紹介

「終戦の1945年、里は極度の食糧難にあえいでいた。あちこちに行き倒れの姿が見られ、都会の焼け跡では毎夜ピストル強盗が横行していた。山もまた荒れ果てていた。広い北アルプスには登山者の姿はほとんど見られなかったにもかかわらず、山小屋では布団や窓ガラスまでが盗み去られていた。そして翌年7月濁小屋ではついに2人の登山者が物盗りに撲殺されるという事件まで起きたのだった。

伊藤正一はこのような世相の中、上高地西糸屋の奥原英雄氏などの仲介により戦争で持ち主をなくした三俣蓮華小屋を買い取ることになる。物理学を志していた正一は、自ら考案した新型飛行機エンジンの設計案を陸軍航空技術研究所に採用され、戦中は東京–松本間を行き来しながら開発に没頭していた。しかし、敗戦によりその方面の研究の道は事実上潰えてしまう。

古里の松本に近い北アルプスの自然にかねてより愛着を持っていた正一は、人生の空白期間の活用法として、ある意味全く畑違いの世界の冒険に身を乗り出すことにしたのである。ところがいざ三俣小屋の視察に行こうと準備している矢先に正一は耳を疑うような噂を聞く。”三俣方面に前科30犯の凶悪犯がいて、黒部渓谷一帯を荒らしまくっている。彼は登山者や猟師を脅しては物を盗っており、昔から黒部方面での行方不明者は全て彼の手にかかって死んだものである。三俣小屋は彼らに占拠されているらしい・・・。世相が世相だけに山賊たちの噂は真実味を持って人々に伝播していった。正一は現場に乗り込む前にまずは状況を把握しようと試みるが、実態を知る者は誰もおらず、とうとう1946年夏、友人2名とともに三俣小屋に向かうことにする。そこで一行を待ち受けていたのは・・・」(「源流の記憶」プロローグから抜粋)

底本「黒部の山賊」伊藤正一 2014年 山と渓谷社刊  伊藤正一写真集 「源流の記憶」2015年 山と渓谷社刊

三俣山荘、水晶小屋、湯俣山荘、雲ノ平山荘を運営、雲ノ平への最短ルートとなる新道開発など黒部源流部山域の開発の中心的存在となった伊藤正一氏の写真展が下記の内容で現在丸の内で開催されています。(伊藤正一氏は2016年6月17日お亡くなりにな っています。)

DWV.OBの冨樫氏も写真展を観てきたと聞いてもおり、今回メールマガジンでもご紹介してみました。特に定本「黒部の山賊」がとても面白かったです。当時ベストセラーになったということでしたが、今回初めて読んでみました。

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【3】伊藤正一写真展について

会期 2019年6月28日(金)〜7月25日(木)    会場 エプサイトギャラリー(東京都千代田区丸の内3-4-1新国際ビル エプソンスクエア2F)

時間 10:00〜18:00(最終日は14:00まで)    日曜休館 入場料 無料

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【4】古(いにしえ)の登山者

剱岳は1906(明治39)年、陸軍参謀本部陸地測量部(現国土地理院)の測量隊が「点の記」を記すべく史上初の登頂を果たしましたが、頂上直下に奈良時代か平安時代の修験者が持っていたと思われる錆び付いた鉄剣と銅製の錫杖を発見して持ち帰っていることが知られています。そんな昔に剱岳を登っていたなんて信じられない気もしますが、本当に大昔から人は山に登っていたのですね。

立山開山縁起によると立山は越中国司の息子の佐伯有頼によって飛鳥時代の701年に開山されたといわれています。また、白山は奈良時代の717年に修験道の泰澄という僧が登頂を果たし、今年開山1300年を迎えています。

平安時代には富士山などもすでに登られていたようですし、戦国時代の1584年には越中富山の城主の佐々成政が秀吉を倒す相談のために富山から厳冬期(12月)の立山のザラ峠、針ノ木峠を越え信濃路を通って浜松の徳川家康に会いに行き、再び往路を帰っていったという伝説が残っています。

槍ヶ岳は播隆上人によって1828年に登頂され、1640年に加賀藩によって組織された黒部奥山廻り役の役人は1870年まで藩林保護のために北アルプスの主峰のほとんどを登って回っていたといいます。

1820年前後にはおおよその名だたる山が踏破されていたようです。1820年代は江戸時代の文政年間にあたり、シーボルトが登場してくる時代であります。情報も装備も十分ではなかった時代に登頂を果たそうという思いとはどんなものだったのでしょうか。

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【5】木曽駒ケ岳のライチョウは全滅か

乗鞍岳から採卵されて木曽駒ケ岳のメスのライチョウに托卵させていたニホンライチョウの6個の卵のうち5個は無事孵化したものの5羽とも天敵に食べられるなどして全滅したとみられると環境省が見解を示しました。

調査した担当者によるとメスの成鳥は生存を確認できたものの雛は発見できず、寒さや雨で衰弱したり、キツネやテンなどの天敵に食べられてしまった可能性があるということです。

残念ながら今回のトライヤルは失敗でしたが、ニホンライチョウの生息範囲の拡大によって安定的なニホンライチョウ生存が図られればいいのですが。

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【6】行ってきました 山行Now

HPにある8月の山行記録を集めてみました。

会津駒ケ岳(2,133m)  2016年8月19日

唐松岳(2,696m) 2017年8月9

岩木山(1,624m) 2017年8月20日

八甲田山(1,585m) 2017年8月21日

白馬岳(2,932m) 2017年8月27日

立山 (別山乗越)  2018年8月29日

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【7】編集後記

例年だと関東地方の梅雨明けは7月20日前後ですか、今年はいつ頃になるのでしょうか。

今年の梅雨は本当にしっかり雨ばかりが続いて、東京の6月28日から7月18日までの日照時間は11.5時間で平年の14%だったそうです。

「梅雨明け10日」という言葉がありますが、梅雨明け直後の10日間はとても良い天気が続く特異な時期だということです。太平洋高気圧は10日ほどの周期で強弱を繰り返しており、強くなった太平洋高気圧が梅雨前線を押し上げるということになるので、梅雨明け直後はしばらく安定した天気が続くことが多いようです。お出かけの狙い目かもしれません。

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【8】記事の募集とマガジンについて

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