獨協中学・高等学校ワ ンダー フォーゲル部OB会 オンラインマガジン 2017/1/17
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【1】山を舞台にした競技が新たなトレンドに
【2】寄稿「ワンゲル部と私」 菅野則一
【3】当時の「山行のしおり」を発掘
【4】冨樫会長がDWVを表敬訪問
【5】編集後記
【6】記事の募集とメールマガジンについて
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【1】山を舞台にして多様なレースが増えてきています
かつて山を舞台にした競技(レース)となると富士登山マラソンが有名でしたが、近頃はいろいろな種類のレースが各地で行われています。テレでもよく取り上げられているのは、ウルトラライトの装備で設定されたコースを最短時間で走り抜くトレイルランニングです。マラソンのステップアップを目的としている人もいるし、野山を駆け回ること自体を目的にしている人も多いようです。一般登山者と一緒になった場合のマナーなどが問題になっています。積雪期にはスノーシューでの競技も行われています。
2020東京五輪で追加種目として正式決定されたスポーツクライミングは1人でボルダリング、リード、スピードの3種を行って、その総合成績を競います。今や各地にボルダリング施設が出来ていますし、フィールドの岩場にマットレスを持って行って敷いて練習している人も見かけるようになってきています。昔は腕力で登ってはいけないと言われていましたが、今や腕力主体のアクロバチックな登り方に変わっています。
一定の制限の元に指定された山岳コースを踏破して時間を競うトレイルレースも賑やかになっています。秩父&奥武蔵のレースや主要なアルプス横断するトランスジャパンアルプスレースなど山岳耐久レースもテレビで取り上げられたして一般にも知られるようになってきました。また、地図読みゲームを主体としたレースなども開催されており、走る事だけでなく山の総合的技術、体力、精神力が試されるレースも増えてきているようです。
<トランスジャパンアルプスレースの概要>
日本海の富山県早月川河口スタートして北アルプスの剱岳から始まり、中央アルプス、南アルプスのビークを越え太平洋側の静岡県大海岸に至る日本列島横断コースを単独で小屋に泊まることなくサポートも受けずに8日間という制限時間内に踏破するレースです。昨年度は5日間で踏破するという新記録も出ています。
早月川河口 剣岳 薬師岳 槍ヶ岳山荘 上高地 薮原駅 旧木曽駒高原スキー場 木曽駒ケ岳 空木岳 駒ヶ根高原 市野瀬 仙丈ケ岳 塩見岳 赤石岳 聖岳 畑雛第一ダム 井川オートキャンプ場 井川ダム 富士見峠 静岡駅 大浜海岸
【2】寄稿「ワンゲル部と私」 菅野則一
昭和41年卒の菅野氏から上記表題で寄稿をいただきました。菅野さんにはOBとしてたくさんの山行に帯同していただき、お世話になりました。当時は腕を組みながら黙って歩く強面の結構上の先輩という存在でしたが、拙子がバテている時などとても優しく面倒見ていただきました。OB会とは仕事の関係もあって離れていたということでしたが、これからは機会があればぜひ参加されたいということでした。
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今から56年前、獨協中学2年生の夏休み、知り合いの大学生に連れられて北アルプスの銀座通りを歩き大自然の雄大さに感動しました。翌年の夏には八ヶ岳を登り、少年なりに山の魅力を知りました。
獨協高校に進み、ワンダーフオーゲル部に入部。当時は同期が10名ほどいて先輩も多く今思うとワンゲル部の最盛期だったのでしょう。その頃日本の登山人口は500万人と聞いた覚えがあります。
その夏初めての合宿は私にとって大変過酷なものでした。ひ弱でガリガリの少年は50キロ近いキスリングを背負い上野駅のホームに辿りつくまでにへばってしまいました(学校から上野駅までは山田先輩がトラックで運んでくれたのですが)。自分の体重と同じキスリングは1度下ろしたら最後、自力では2度と立ち上がれませんでした。こんなことで朝日連峰の縦走なんで・・・不安で夜行列車では殆ど眠れませんでした。
翌朝歩き始めると・・・
この続きはHPでご覧ください。
ワンゲル部と私 菅野則一
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【3】山行のしおり」をデータに起こしホームページの山行記録に保存しました。
S47年卒の二村氏が所有保管していた「山行のしおり」を見せてもらい、借り受けててデータに起こしました。当時山行の前にガリ版で作っていたのもので、参加者、コース、献立や装備などを認めたものです。1970年前後のもだけですが、HPにアッブさせていただきました。
当時は「すき焼き」「カレー」「野菜炒め」が夕飯の定番だったようです。また、「雑煮」「焼きそば」「ビーフシチュー」なども繰り返し登場していました。ただ、「すき焼き」と言っても牛肉ではなくぶた肉を使っていました。お昼は「関口パン」のカレンズが定番でした。今の「関口パン」はイートインもあるおしゃれパン屋さんになっていて、残念ながらカレンズは既に作ってはいません。
行動食の定番は氷砂糖、レモン、夏みかん、甘納豆、ビスケット、粉末ジュース、チュコレートなどでした。
個人装備ではニッカーボッカー、カッターシャツとロングソックス、ザックは1年生はさかいや製の72センチのキスリングが定番でした。ストーブはラジウスで石油や固形燃料で余熱してから使う物でした。いかに早くラジウスをつけられるか校舎内で競いながら練習もしていました。冬山ではグランドシートの下には「むしろ」を敷いていました。ワンゲル部年次山行記録に*マークのある山行記録に「しおり」データを載せていますのでご覧ください。
https://dwvob.sakura.ne.jp/wp/2017/01/04/1970昭和45年%E3%80%80飯豊連峰全山縦走山行のしおり/
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【4】冨樫OB会長が獨協中・高等学校ワンダーフォーゲル部顧問を表敬訪問
1月16日、獨協中・高等学校にDWV顧問の新村先生と桑原先生を表敬訪問しました。新村先生は25年間にわたりDWV顧問を務め、桑原先生は3年目になるそうです。現在DWVは中学生と高校生で構成され、年3回の合宿と日帰りの月例山行を行なっているということでした。夏合宿は中・高とは別の山に行っているようです。近年ワンゲルは人気が上がってきており、現在部員は中・高合わせて15人を超えているそうです。OB会に対しても出来うる協力はしていたたけるということでした。
表敬訪問の写真を含めた記事はHPの「お知らせ」に載せてあります。
獨協中学・高等学校WV部顧問を表敬訪問
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【5】編集後記
昨年9月からリニューアルスタートした本会HPですが12月の月間訪問数が延べ90人になり訪問数も上がってきているようです。これからもたくさんの方に何度も訪問していただけるよう新しい記事をアップしていけるようにしたいと思っています。皆様におかれましては是非同期の方や先輩後輩などにもお知しらせいただいて、本会HPを広めていただきHPを通して0B会各位が繋がっていけるようご尽力いただけるようよろしくお願いします。(47年卒 手島達雄)
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【6】記事の募集とマガジンについて
このメールマガジ ンは毎月1回(発行日は不定)、OB 会会員にお送りしているものです。次号以降配信が必要ない方は、メールでその旨お知らせください。また、記事はホームページにリンクしていますので、今後別のアドレスへの配信を希望される方はその旨連絡下さい。
本ホームページでは記事を募集しています。投稿・寄稿をどうどお寄せ下さい。山行記録は当時のものでも個人の新しい記録でも結構です。当時の写真だけでも記録として蓄積したいと思っていますので、宜しくお願いします。山行記録のほかに、紀行文、コラム、近況報告などの直接投稿やメールでの寄稿をよろしくお願いします。
記事投稿の仕方
投稿の仕方
投稿の仕方は上記にありますが、ちょっとハードルが高そうな場合は、メールでお寄せいただいてもOKです。
dokkyo.wvob@gmail.com
※このメールについてのお問いあわせは dokkyo.wvob@gmail.com 手島までお願いし ます。このメールは一斉送信になるので、直接返信されると一斉に送信されてしまうのでご注意下さい。
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