「行ってきました」カテゴリーアーカイブ

王岳 2023 御坂山塊


2023年2月9日(木)

5時出発のはずが寝坊してしまって集合時刻に20分遅れ、30分出発になってしまいました。二人での山行は1年以上ぶりでした。

中央高速に乗って、談合坂サービスエリアに寄ってから河口湖ICから国道139号線で根場のに「西湖いやしの里根場」の駐車場(登山者用)に着いたのは7時50分でした。

「西湖いやしの里根場」から王岳へは鍵掛峠を回ってからと、王岳に直接上がるコースがあります。予定では王岳をピストンするつもりだったので王岳を目指して出発しました。林道を20分くらい歩いてから登山道になりました。

途中から道は凍りついて、雪も少し残っていました。チェーンスパイクの跡がありましたがチェーンスパイクは履かないで登り通せました。

凍っていた道も途中まででした。

雪を被った南アルプスが木立越しに見え隠れしていました。

尾根に出て頂上まではあと15分くらいかと思っていたものの、伸びたササの間の道は結構長く、気持ちが折れそうでした。

ぽかっと頂上に到着しました。

北側の林越しにチラチラと八ヶ岳や北アルプスも遠望でき、下に甲府の街も見えました。南側にはクリアーな富士山が間近に鎮座し、西湖、河口湖、先に山中湖の富士五湖群も眺めることが出来ました。

予定よりも早く頂上に着いたので、昼食には早いので、お湯を沸かしてコーヒーとお汁粉と大福を食べてゆっくり休憩しました。

予定ではピストンで下山するつもりでしたが、時間が早かったので鍵掛峠を回って下山することにしました。

鍵掛峠まではアップダウンを繰り返しながらの道でした。岩場や崩壊している箇所もあって所々ロープが貼られていました。

鍵掛峠

鍵掛峠の少し先に根場への下山ルートがありました。

つづら折りの道を沢に沿ってひたすら下りて行くと、堰堤や沢の流れも現れてきました。林道まではあと少し。

登山道が終わり、石ころだらけの林道をしばらく行くと、道が開け、再建された茅葺の古民家群が点在する「西湖いやしの里根場」に到着しました。

根場四所神社

王岳周回コースはちょっと舐めていました。そこそこ疲れました。

古民家で手打ちそばを食べたかったものの、蕎麦屋は入場料を払わなければならない「西湖いやしの里根場」の中にあったので断念し、河口湖まで戻って名物の「ほうとう」を食べようということにしました。

ほうとうはボリュームがありすぎた感がありましたが、おいしかたです。

とても寒かった時もありましたが、概して2月にしては暖かく穏やかな1日でした。翌日、河口湖は20センチを超える積雪になり、各所で交通止めも発生したそうです。

S47年卒 手島達雄 S49年卒 柳沢孝嘉


コースDAT

東京出発5:30    西湖いやしの里根場駐車場7:50 準備(15分)8:10     林道終了8:30    王岳頂上10:10    休憩(40分)10:50    鍵掛峠11:57   分岐12:00    林道12:54    西湖いやしの里根場駐車場13:10

(ログの開始が遅れたのでスタート地点がずれてしまいました。)

伊豆・達磨山トレイル 2023


2023年1月25日(水)

東京駅から「こだま701号」で三島駅まで。三島から伊豆箱根鉄道に乗り換えて修善寺駅へ。

修善寺駅から4番バス乗り場から松崎行きの東海バスで大曲茶屋バス停に向かいます。

大曲茶屋バス停からは車道を船原峠まで行きます。

船原峠で道路を潜った所で車道右手から登山道を上って行きます。

船原峠から戸田峠までは車道に沿って登山道が作られているので、所々で車道を通ります。

途中にある展望駐車場

駐車場脇にある見逃しそうな伽藍山の道標

海が大きく広がり、駿河湾越しに富士山の眺めが続きます。

戸田港と特徴的な御浜岬、密集した戸田の街並みが見えます。

コースの足元はほぼ凍った状態でした。

達磨山

達磨山に到着です。大きな石があり、眺めも抜群でした。

今季一番の寒波到来の日で、こちらでも気温は2℃程度と低く、風は最高で6、7mはあったかと思います。

小達磨山

戸田峠

戸田峠に到着。こちらに車を駐車してハイキングを楽しんでいる人も多くいました。

金冠山第二トンネル

戸田峠から金冠山に向かいます。金冠山第二トンネルの右の道を進んで行きます。

15分ほどで金冠山、到着。

金冠山から最終地の達磨山レストハウスに向かいます。

広くなだらかな道ですが、レストハウスまでは地味に長く続きます。

凍っていた道が表面が溶けてきていて、なんともない所で滑って転んでしまいました。滑り跡もたくさんありました。

達磨山レストハウスに到着です。バスの時間まで1時間以上もありました。レストハウスでラーメンでも食べてもいいかと思っていましたが、残念ながらレストハウスはお休みでした。

持ってきていたカップラーメンを食べ、日向ぼっこをしてバスの時間待ちをしました。

達磨山レストハウスから修善寺駅までバスで25分。

修善寺駅から予約しておいた15:39発の東京駅直通の特急「踊り子16号」で帰りました。車両に乗車しているのは他に1組だけでした。


コース DATA

東京駅6:30 (こだま701号) 7:20三島駅7:34 8:09修善寺駅8:20 8:50大曲茶屋バス停 船原峠9:30 伽藍山10:25 古稀山10:49    達磨山11:15 小達磨山11:55 戸田峠12:13 金冠山12:30 達磨山レストハウスバス停13:09 14:40    修善寺駅15:39 (踊り子16号) 東京駅17:49

筑波山(おたつ石〜白雲橋コース) 2023

2023年1月19日(木)


常磐道を土浦北ICで降りて、199号線を朝日トンネル南でフルーツラインに入りました。その後カーブが連続する表筑波スカイラインを風返し峠まで行き、筑波山神社から伸びてきている筑波スカイラインに合流して、つつじケ丘駐車場に至りました。表筑波スカイラインは走り屋も多いようです。途中には展望駐車場もありました。

表筑波スカイライン展望駐車場

つつじケ丘からはロープウェイで女体山山頂近くまで行けますが、現在ロープウェイは1月10日から3月10日まで年次点検中で運休していました。つつじケ丘から女体山に至る「おたつ石コース」は筑波山の東の稜線尾根に沿って登る明るいコースになります。

9時45分、登山開始です。現在登山道の改修工事も進められていました。

つつじケ丘高原から先は一旦尾根から外れてトラバースして下って行き、弁慶茶屋跡で白雲橋コースと合流して頂上へ向かいます。弁慶茶屋は2006年に閉店し解体されていますが、現在東屋を作る作業が進行しています。3月には出来上がるようです。

弁慶茶屋跡からは弁慶の七戻り、高天原・稲村神社、母の胎内くぐり、陰陽石、国割石、出船入船、裏面大黒、北斗石、屏風岩、大仏岩、ガマ石、せきれい石などの奇岩怪石が御幸ケ原まで続きます。

弁慶の七戻り
高天原
稲村神社
母の胎内めぐり
陰陽石
出船入船
裏面大黒石

雪が少し残っていました。

北斗石
北斗石
大仏岩

11時半、女体山頂上に到着。

女体山三角店(877m)

がま岩

せきれい石
御幸ケ腹

11時45分、女体山と男体山の鞍部になる御幸ケ原に到着です。引き続き、男体山に向かいます。

男体山
男体山山頂

男体山の筑波山神社本殿は江戸城を向いて建てられているのだそうです。

男体山からの眺め

男体山から戻り、昼食休憩。12時5分、下山にかかりました。途中、弁慶茶屋跡からおたつ石コースに下るつもりが、先行者につられて白雲橋ルートに行ってしまいました。”こちらは拝殿へのルートでつつじケ丘ルートではありません”という看板に気づき、登り返すことになりました。

つつじケ原高原

駐車場へのルートに戻り、13時20分に駐車場に戻りました。

筑波山神社は女体山と男体山が本殿になるのでお参りは済ませていましたが、ついでに麓の拝殿にも寄って参拝してきました。

参拝後、筑波山に続くのどかな山容を横目に見ながらつくば中央ICから常磐自動車道に乗って帰りました。

S47年卒 手島達雄


コースDAT

土浦北IC    199号線 朝日トンネル南 フルーツライン 表筑波スカイライン 展望駐車場9:15 風返し峠 筑波スカイライン つつじケ丘駐車場9:30 9:45    おつた石コース つつじケ原高原10:00 弁慶茶屋跡10:20 弁慶七戻り10:25 高天原10:28    母の胎内くぐり10:30 陰陽石10:30渡神社 出船入船10:35    裏面大黒10:37    大石10:40    三角石10:41    大仏岩10:50 女体山11:00 筑波山神社 ガマ石11:05 せきれい石(せきれい茶屋)11:10 御幸ケ原11:20 男体山11:30 御幸ケ原11:45    (昼食)     12:05    女体山12:20 弁慶茶屋跡 つつじケ原高原13:10 つつじケ丘駐車場13:20    筑波山神社14:00    常磐道つくば中央IC

鉄砲木ノ頭(1,291m)・高指山(1,174m)


2023111()   S47年卒 手島達雄

1年以上山から離れていたので、足慣らしに年の初めに富士山を眺めに行ってきました。

バスタ新宿から高速バスで山中湖をぐるっと半周して山中湖平野へ。

山中湖平野ツーリストインフォメーションではトイレを借りて、ハイキングガイドをゲット。

周回コースなのでどっち周りで行こうかと考えましたが、富士山のスッキリした姿を楽しむには早いうちと考え、パノラマ台から廻ることにしてセブンイレブン脇の413号線を進んで行きました。

パノラマ台までは車道でも行けますが、車道と分かれて左に入って行きます。

侵食された登山道は細く削れていて歩きづらい。

パノラマ台到着。山中湖と合わせた富士山をはじめ、南アルプスなどがはっきり眺めることが出来ました。

鉄砲木ノ頭は別名「明神山」とも呼ばれており、富士山からの火山噴出物(スコリア)が堆積していて、茅とのピークになっています。

頂上部には中山諏訪神社の奥社が建てられていました。

雪が少しだけ残っていました。

切通峠までの尾根はアブラチャンやブナ、カエデ、ミズナラなどがとても美しい樹林帯を形成していました。特に株立のアブラチャンの純林などが見事でした。アブラチャンは粘り気があり、ワカンの材料などに使われる樹種になります。

頂上で昼食をとりました。

ススキの向こうには石割山、御正体山などの山々が続きます。

午後になって、流石に富士山には雲がかかり、少しぼやけた感じになっていました。

帰りの高速バスの予約を取って、下山にかかりました。

別荘地を抜けて

413号線を通って平野へ戻りました。

ヤドリギがたくさん付いていました

新宿行きの高速バスは外人さんばかりでした。

S47年卒 手島達雄


コースDATA

バスタ新宿7:45 山中湖平野10:09 (10:20) 413号分岐10:35    パノラマ台10:55 (休憩) 鉄砲木ノ頭11:35    切通峠12:15 高指山12:50 (休憩) 山中湖平野14:00 14:25    バスタ新宿16:55

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S43年卒本多氏による鉄砲木ノ頭・高指山の記録

S47年卒手島による石割山〜長池山の記録

S46年卒の碓井氏による本栖湖・精進湖のパノラマ台の記録

今年初めての登山は金時山(1,212m)


202318()  S43年卒 田中廣明

南足柄の地蔵堂からの金時山ハイキングの記録になります。南足柄の地蔵堂地区は金太郎伝説のゆかりの地で、金太郎の生家と言われる屋敷跡、力持ちの金太郎が遊んだとされる遊び石、産湯を使ったとされる夕日の滝などの名所が点在しています。

小田急線 新松田駅
新松田にある中華と和食”マニラ食堂”と看板に注目の店注*後述
由緒正しき地蔵堂
地蔵堂線の地蔵堂バス停

 

金太郎の畑 今は葉物野菜を作っているそうです
“たいこ石”の前で
金太郎の生家とされる屋敷跡
金太郎が産湯を使ったとされる夕日の滝
金太郎の力水
富士山をバックに
金時山直下の階段
相変わらずkの頂上での賑わいです

明神ケ岳を望む

2016年の明神ヶ岳の記録はこちらから

下山は1時間ほどで仙石原に出て、すぐにバスに乗車して帰りました。

S43年卒    田中廣明


コースDATA

新宿駅 小田急線新松田駅 箱根登山バス新松田駅〜関本〜地蔵堂線(地蔵堂行) 地蔵堂 金太郎の遊び石 金太郎生家跡地 金太郎の力水 夕日の滝 金時山 矢倉沢峠 仙石原 小田急線箱根湯本 新宿

注*管理者が調べてみた所、”マニラ食堂”は既に閉店しているものの何十年も前からあった店だということです。全然マニラ感のないラーメンだったという記事、店主が第二次世界大戦のマニラ戦線で戦っていたということから名が付けられたようだという記事を見つけました。

 

戸隠周遊 2022


2022年10月27日(木)

戸隠連峰の最高峰である高妻山の冬期登山はDWVとして高校生ながら、1958(昭和33)年の偵察登山から始まり、1960年の冬期初登頂を果たすなど豪雪と悪天候に悩ませられながら何度も挑んできたという歴史を持っている山でもあります。

(    1960年冬期初登頂の記録文  1960年登山時の画像 )

今回はそんな戸隠の山々などを眺めながら戸隠神社を訪ねてきました。

今回は上信越自動車道の長野IC から長野市街を抜けて戸隠バードライン(七曲り)、飯綱高原、戸隠神社宝光社を経由して戸隠神社中社に到着しました。

中社前の蕎麦屋さんには行列が・・・

随神門に控える随神さま

CMで吉永小百合さんが入って話題になった杉で、俗称「小百合杉」と呼ばれています。皆がまねして木が痛むのを考慮して、しめ縄を巻いたということです。

 

入口すぐにある茶店で戸隠そばをいただきました。

大根おろしをトッピングしていただきはました。

戸隠連峰の全貌を望めたいと思い、戸隠スキー場に向かいました。戸隠神社の奥社の少し先を右に進んだ所に戸隠スキー場があります。すこし下がった駐車場から戸隠連峰がよく見えました。

戸隠山の背後に控える2,353m高妻山

戸隠キャンプ場からの戸隠山

主要道路に戻り、さらに信濃町方面を行くと左の手に戸隠キャンプ場があり、ここが高妻山への登山口になっています。

上信越自動車道の信濃町ICへは戸隠神社の奥社からは30分程度になります。

信濃町からは黒姫山、妙高山がよく見渡せます。飯綱山、戸隠山、黒姫山、妙高山、斑尾山が北信五岳(ほくしんごがく)と言って北信地方を代表する山になっています。

S47年卒 手島達雄

 

丹沢山地 高指山(1,174m) 明神山(1,290m)


2022年10月22日(土)〜23日(日)

丹沢山地の西端にあたり、山中湖の南に位置し、山中湖と富士山の展望が楽しめる高指山(たかさすやま)と明神山(鉄砲木ノ頭)に登ってきました。このハイキングコースは東海自然歩道にあり、石裂山や三国山などを結ぶ途上にあり、山中湖畔の平野からのスタートになります。

山頂からの眺望です
大学の同級生仲間と

新宿からロマンスカーで御殿場まで。バスで山中湖の友人の別荘へ入りました。その日は明神山に登り、翌日平野からハイキングコースを高指山へ。頂上では富士山を眺めながら、のんびりお弁当を食べました。

S43年卒 本多  純


コースDATA (一般的なハイキングコースを掲載しました)

新宿駅~~~(ロマンスカー富士山号)~~~御殿場駅===山中湖平野バス停—高指山—切通峠—明神山(鉄砲木ノ頭)—パノラマ台—三国山ハイキングコース入口バス停===御殿場駅~~~新宿駅

上の地図は山中湖観光ホームページからのものです

https://lake-yamanakako.com/course/hiking_takazasuyama

紅葉の日光・戦場ヶ原

2022年10月21日

10月に入り各地の高山では雪の便りも届いています。日光は降雪量はそれほど多くないものの、気温がとても低い所です。雲龍渓谷はじめ沢筋の氷瀑のクライミングも盛んな地でもあります。

以下、S43年卒の田中廣明氏の投稿記事になります。

さすがに紅葉期の日光ということで、中禅寺湖周辺はものすごい渋滞で1時間ほど余計に時間がかかったということです。

東武日光駅前バス停
湯元ビジターセンター
湯元ビジターセンター
湯の湖

湯滝

戦場ヶ原

湯川 

竜頭の滝

S43年卒 田中廣明


コースDATA

北千住駅 東武日光駅 駅前バス停 湯の湖バス停

湯ノ湖—湯滝—泉門池—湯川自然研究路—戦場ヶ原—竜頭ノ滝

竜頭の滝バス停 東武日光駅前バス停 東武日光駅 北千住駅

現在デジタル中禅寺・奥日光フリーパス( 4日間有効) 大人4,500円 小児2,210円が販売されています。

北八ヶ岳 天狗岳 10月2日〜10月3日 2022


2022年10月2日

北八ヶ岳の天狗岳を登って来ました。コースは稲子湯の一つ手前の緑池入り口でバスを降り、みどり池を経由して本沢温泉で1泊。

翌日夏沢峠に上がり東天狗岳登頂、中山峠からみどり池に戻ってバス停みどり池入口ヘ。

コースタイムより2時間近く早く到着。満更でもない気分。ただバスがないので昼寝でもしようかと思っていたら夏沢峠峠で出会ったおっさんが声をかけてくれて車に同乗、小海駅まで送ってもらえた。ラッキー

最後の写真は突然出てきた鹿。びっくり!!


小海線
小海駅

みどり池
しらびそ小屋

本沢温泉

日本最高所と言われる野天風呂

夕食です
朝食です

箕冠山
根石岳へ

東天狗岳の肩

中山峠


コースDATA

上野駅6:58新幹線(あさま601号)    佐久平駅8:15  小海線8:31    小海駅9:28  小海町コミュニティバス松原湖線9:38 緑池入り口バス停

しらびそ小屋—みどり池— 本沢温泉(泊)

本沢温泉—夏沢峠—根石岳—東天狗岳—中山峠—みどり池

みどり池入口バス停 小海駅 佐久平駅 上野駅

S43年卒 田中廣明

古賀志山(582.6m)


20211216()

コロナに明け暮れた今年も残すところ半月になり、今年の山行も最後かと、同行の学生時代のホームグランドでもあった山でもあり低山ながらバリエーションに富んだ宇都宮市にある古賀志山に二人で出かけました。

近年もクライミングのゲレンデとしてもクライマーや繰り返しいろいろなルートを登っているハイカーも多い山でもあるということです。

宇都宮市森林公園の無料駐車場にはすでにたくさんの車がありました。

駐車場内のトイレ

古賀志山にはたくさんの登山ルートがあって、それがリピーターを集めることにもなっているようですが、赤川ダムの右岸が登山口になっている北ルートから頂上を目指すことにしました。

右手にゲートがあり、古賀志山北コースはこちらを行きます。

登山道の脇にはたくさんの赤い実のキイチゴが茂っていましたが、普通のキイチゴと違い葉の切れ込みが浅くて厚く、艶がありました。後で調べてみたら「フユイチゴ」という品種のキイチゴでした。食べられることも出来たようです。

フユイチゴ

こちらも馴染みのある仏前にお供えするシキミにに似た葉ですが、赤い実がなるとは思っていませんでしたので、これも後で調べてみたら、ミヤマシキミという植物でした。本種のシキミの実は八角に似ていているということで実の形状は異なりますが、共に毒性は強いようです。

ミヤマシキミ

富士見峠を通るはずでしたが、スルーして古賀志山頂上に近い稜線に出てしました。

駐車場から休まずに頂上まで来てしまいました。頂上はかつては樹林に覆われていたようですが、半面の樹木は伐採されていて明るい頂上でした。

 

特徴的なアンテナも立っていました。コーヒーを飲み、軽食をとってしばらく休憩しました。

休憩後、御嶽山方面に稜線を進めました。

小高い稜線上に見晴らしのよいポイントがあり、日光白根、男体山、女峰山、赤薙山、皇海山、鶏頂山、那須岳などを見晴らす事が出来ました。

鳥居がありましたが、社は台座だけを残して取り払われていました。

しばらく行くと岩稜の稜線になりました。左手に巻道もありました。

御嶽山到着です。

日光連山方面の見晴が楽しめました。

この辺りにはコイワカガミが何箇所にもわたって群生していました。岩壁の上部にあたる「猪落」方面を目指しましたが、道がよく分かりませんでした。

「猪落」方面を通り越して、古賀志山大神の方へ出てしまいました。ここは見晴らしの良い所で、宇都宮方面が一望出来るポイントでした。

古賀志山大神から先には踏み跡があったので、とりあえず行ける所まで下り行ってみようということで行ってみましたが、かなり厳しくなってきたのでこれ以上進むのは無理かと判断し、戻ることにしました。

左側の谷を越した先に岩壁が眺められました。そちらが「猪落」だったようでした。

古賀志山大神まで戻った所で年配のご婦人が休まれていて、「戻ってきました」と言ったら、ルートは途中で左に下りて行くのだということを教えていただきました。また戻るのも面倒だったので、もう少し先に行った所からも無理なく下りるルートがあるということだったので、そちらから下りることにしました。

対面岩

崖をかわすように鎖やロープが連続してフィックスされた谷を下る結構厳しいルートでした。先ほどのご婦人も状況が分かっていると言えども難なく登ってきたのかと思うと大した人だなと思いました。

途中、伐採地を通って行きましたが、ここが標識にあった岩下道なのでしょうか。

聖観音

観音様が奥に鎮座している洞窟を通過して行きます。

南ルート上にある、クライミングのゲレンデにもなっている不動滝まで下りてきました。

何パーティーかがクライミングの練習に陣取っていて、交代しながらクライミングしていました。休みの日なら順番待ちで大変なのでしょう。こちら二人はガスでお湯を沸かして昼食にしました。

30分くらいの昼食の後、下山を開始しました。

ウラジロ

林道に出て、古賀志山の岸壁を見ながら駐車場のある森林公園をひたすら戻って行きました。

50分ほどの林道を歩き、14:10分、森林公園駐車場に戻ってきました。

コースがたくさんあるものの表示がなくて分かりにくく、多数の岩壁のバリエーションも楽しめるということもあって、奥深くて攻略しがいのある低山ということが人気になっていると感じました。確かにまた訪れたい山でした。

S47年卒 手島達雄(文責) S49年卒 柳澤孝嘉


コースDAT

9:10 宇都宮市森林公園駐車場到着 9:20発 9:35北中登山口 9:40中尾根登山口 9:50東稜北コース分岐 10:00広場 10:30稜線 10:35古賀志山休憩 11:00社跡 11:05御嶽山休憩 11:25古賀志山大神 11:30崖上折り返し 12:00対面岩 12:15聖観音 12:20不動滝 13:07分岐 13:13林道 13:30ゲート 13:44東稜分岐 14:05宇都宮市森林公園駐車場