「メールマガジン」カテゴリーアーカイブ

メールマガジン8月号/2018

獨協中学・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会 オンラインマガジン 2018 / 8/17
△▲△▲△        も くじ  △▲△▲△
【1】登山前のスタミナは筋グリコーゲン
【2】山の行動食にはドライフルーツ
【3登山者にお勧めのアミノ酸サプリ
【4】秋の親睦会のご案内
【5】行ってきました 山行Now
【6】編集後記
【7】記事の募集とメールマガジンについて
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今回は登山時に摂取する「山でバテないからだづくり」のための食品について特集してみました。
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【1】登山前のスタミナ食は筋グリコーゲン
 「さあ、明日は山だからスタミナつけなくちゃ。」と登山を前にして、ご飯も食べないで焼肉をもりもり食べるのはNG。
肉類中心の脂肪やタンパク質が多い食事はダメで、糖質中心のご飯や蕎麦などの穀類、魚や肉などのタンパク質源、野菜というバランス食が効果的なようです。
糖質は体内に入るとブドウ糖になり、筋肉と肝臓に取り込まれ、多くが筋グリコーゲンとして蓄えられます。
ご飯を抜いたような脂肪や高タンパク食では筋グリコーゲンは普通食の約1/3に低下してしまうそうです。ポテトサラダやカボチャなどの煮物を加えた高糖質食の場合の筋グリコーゲンは約2倍になるのだそうです。
筋グリコーゲンは筋肉を動かすエネルギー源で、この量が多いほど長く運動が継続できバテにくいとされます。
また、消耗した筋グリコーゲンは運動直後に糖質を補うことで2時間後には急激につくり出されるそうです。
したがって、連泊するような場合にも夕飯には筋グリコーゲンを十分摂ることが翌日の行動に影響を与えるようです。
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【2】山の行動食にはドライフルーツが効果的
山行中の行動食も筋グリコーゲンを源とする甘い飴や羊羹、チョコレートなど糖質が多く含まれているものを摂取する必要があます。山行中は1日3食という概念は捨てて、お腹が減ってきたら適時補給することが必要のようです。
エネルギー不足が急激に疲労につながるいわゆる「シャリバテ」にもなりますので、簡単に補給できるものを用意し、こまめに補給することが必要となります。
昔の山行では、氷砂糖や羊羹、飴やレモンなどを行動食として使ってきましたが、近年はドライフルーツを用いることも多くなっています。
果物の甘味は果糖で羊羹やアメなどに含まれる砂糖に比べ3倍も早く吸収されるそうです。また、果物の酸味にあたるクエン酸とビタミンは疲労回復させる成分で、乳酸を取り除く効果が期待できます。
果物の中でもグレープフルーツ、オレンジ、ミカン、ネクタリン、リンゴなどは特に酸味が強く効果的ですが、重たかったりかさばったりするためにそのままでは山に持っていく気はしません。
しかし、近頃はドライフルーツになったものがスーパーなどでもたくさん並べられるようになってきたので、容易にミックスしたものを持っていくことができます。
また、干しブドウ、プルーン、アンズ、リンゴ、パナナ、イチヂクなどのドライフルーツと「ナッツ」や「柿の種」などを組み合わせたものを行動食とするのもいいようです。
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【3】登山者にお勧めのアミノ酸系サプリの摂り方
夏場の水分やミネラルの補給に「ポカリスエット」や「アクエリアス」などの各社から出されているいろいろなスポーツ飲料が一般化しています。また、ゼリー状のスポーツエネルギー補給剤なども近年多く用いられています。
加えて最近はコンビニやドラッグストアでもアミノ酸系サプリが目につく棚に並んでいます。
さて、アミノ酸系サプリとはどんなものなのでしょうか。
マラソンや自転車などの持久力系のスポーツも盛んになってきたせいでしょうか、スポーツ時の筋力や持久力をアップさせる働きや疲労回復の効果が期待できるということでアミノ酸系サプリが広まってきています。
アミノ酸は乳酸の発生を抑制させる働きがあり、また披露した筋線維を修復させる効果があります。久しぶりに山登りに出かける人や、下山した翌日の筋肉痛などを軽減させる効果効果が期待できるようです。
ただし、使うタイミングがあります。アミノ酸サブリは体内に入ってから2時間程度しか効果が持続できないので、登り始める30分前に飲むのが効果的だということです。
また、下山した直後に飲むことで翌日の筋肉痛を和らげることができるとうことです。
ゼリータイプや水に溶かして使うタイプ、タブレットなど形状も様々ですし、同じメーカーから同じ商品ブランドでも成分やバランスを変えて何種類もの商品が販売されています。
何がどう違うのかよく分からないで使ったりすることも多いようですが、タイプと使い方に違いがあるので表示をよく確かめて物と時を選んで使うとより効果的なようです。
例えば「味の素」のamino VITALのゼリータイプで言えば、運動前には「SUPER SPORTS」、運動中にはエネルギー補給も兼ねた「パーフェクトエネルギー」、運動後には「GOLD」という具合に使い方を想定して作られているようです。
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【5】秋の親睦会のご案内
現在、事務局では会員各位と会友に対して「秋の親睦会のお知らせ」の往復ハガキ郵送事務を行っています。参加申し込みは9月10日までとなっていますので、よろしくお願いします。
日時 平成30年9月23日(秋分の日)〜24日(振替休日)
会場 獨協学園 小諸 「日新寮」
会費 男  8,000円 女  6,000円 子供  3,500円
昨年は台風のために親睦会は中止になってしまいました。今年はたくさんの方々のお顔を拝見できることを楽しみにしています。どうぞ、お気軽にご参加申込みください。
期日を過ぎても参加は可能ですので、連絡はdokkyo.wvob@gmail.comまたは090-3573-4429 中野までお願いします。
【6】行ってきました 山行Now
黒姫に前泊し、笹ヶ峰を起点に火打山を日帰りピストンした44年卒の木村泰樹氏と43年卒の田中廣明氏の山行記録になります。7月下旬の火打山にはいろいろな花が咲いていたようです。
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【7】編集後記
 
8月もすでに半ばを過ぎてしまいました。この夏は厳しい暑さが続き、台風や不安定な気象状況による集中豪雨による災害も発生しています。
お盆を過ぎて、暑さもピークを過ぎたのでしようかレベルが一段下がってきたようです。天候が落ち着いたら、今のうちにまたどこか登ってきたいと思っています。
みなさんはこの夏どこかへ行かれたでしょうか。是非、山行記録や紀行文をお寄せ下さい。
DWV.OB会のホームページの「埋蔵品」では1961(昭和36)年からの高梨先生の山行記録の第2シリーズを順次掲載しています。
掲載のスピードが鈍くなっていますが、現在1963年分を整理しています。適当に覗いてみて下さい。
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【6】記事の募集とマガジンについて
 
このメールマガジ ンは毎月1回(発行日は不定)、OB 会会員にお送りしているものです。次号以降配信が必要ない方は、メールでその旨お知らせください。また、記事はホームページにリンクしていますので、今後別のアドレスへの配信を希望される方はその旨連絡下さい。

本ホームページでは記事を募集しています。投稿・寄稿をどうぞお寄せ下さい。山行記録は当時のものでも個人の新しい記録でも結構です。当時の写真だけでも記録として蓄積したいと思っていますので、宜しくお願いします。山行記録のほかに、紀行文、コラム、近況報告などの直接投稿やメールでの寄稿もよろしくお願いします。

※投稿やお問い合わせメールは dokkyo.wvob@gmail.com 担当手島までお願いし ます。

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獨協中学・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会 オンラインマガジン 

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メールマガジン7月号/2018

獨協中学・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会 オンラインマガジン 2018 / 7/ 31
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【1】熱中症と一過性脳虚血性発作との違い
【2】「山と渓谷」が通巻100号を迎えています
【3行ってきました 山行Now
【4】編集後記
【5】記事の募集とメールマガジンについて
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【1】熱中症と一過性脳虚血性発作との違い
 
先日、北奥千丈岳の頂上で休んでいたところ少し離れた所で食事休憩をしていたご婦人が「気持ち悪い」とご主人に言っていたかと思ったら、立ち上がり際に倒れ顔面を岩に当てて出血されました。
すかさず近くで昼食の準備をしていた30代の男女が意識や両手足のしびれなどを確認し熱中症と判断しててきぱきと救急処置をしている様子に感心させられました。
聞こえて来た様子では二人は医者でも看護師でもなく、トレランをやっているだけですよと言っていました。
大勢で対処してもしょうがないかもと思ってこちらは見守っていただけでしたが、今にして思えば途中交代してあげるなどいろいろ出来ることがあったと思い反省しきりです。
さて、山でも中高年が多いこともあって病気などで倒れたりするケースも多くなっているようです。
4月の鍋割山の頂上でも心停止された人がいて、ヘリで緊急搬送している現場に遭遇しました。
 
これからの季節は熱中症で倒れたりするケースも多いのではないかと思われます。しかし、中高年の場合は特に同じような症状でも暑さと水分不足からくる熱中症ではなく、脳梗塞による一過性脳虚血性発作であるケースもあるようです。
症状がよく似ているということで熱中症と間違われ、手当が遅れて重大なことになる場合もあるようです。
熱中症なのか脳梗塞による一過性脳虚血性発作なのかを的確に判断し、対処する必要が求められます。
すでに意識がないよう場合については呼吸や脈を確認し、必要に応じて心肺蘇生をしなければならないでしょうが、意識がある場合についてホームページに「熱中症と一過性脳虚血性発作との違いの見分け方と対処の仕方」を掲載しましたのでご覧いただければと思います。
 
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【2】「山と渓谷」が通巻100号を迎えています
今や「山と渓谷」「岳人」「PEAKS」「ワンダーフォーゲル」「ランドネ」などいろいろな山岳専門誌が刊行されていますが、トップを走り続ける「山と渓谷」は今月号で通巻1000号になるのだそうです。
1930年(昭和5年)に創刊され、創刊以来88年目ということです。
8月号では「1000号の歩み」と題して①表紙に見る「時代」、②誌面で振り返る登山事情、③雑学集という特集を組んでいます。
懐かしい記事や表紙の写真、懐かしい執筆者の名前などが載っていました。まさに山の「時代」が感じられました。
「誌面で振り返る登山事情」では1968年10月号の「美わしきハイマート」と題した、空き缶だらけの北岳山頂の写真とともに「バットレスではハーケンが唄うかわりに、落石ならぬ落カンが高らかにこだましている」という記事。
1969年5月号の「ボッカ訓練」の記事では首にタオルをかけて大きなキスリングを背負って山道を行く写真と「今はもう立ち止まることが唯一の快楽になった」という大学ワンダーフォーゲル部のボッカ訓練の様子が印象に残りました。
また、創刊1000号記念として百名山ならぬ「日本登山ルート100選」と題して特定のエリアに偏りのないように全国を7つのエリアに分けて登山ルートにも目を向けた日本を代表する山を選出した記事が掲載されています。
ちなみに関東・中部では25コースが選出されていますが、あまり取りあげられていないものでは、十二平〜越後駒ヶ岳、鷲ヶ峰〜ゼブラ山〜車山、奥久慈男体山、角田浜〜角田山〜灯台コース、猿投神社〜猿投山、八丈富士〜三原山、衣張山〜大平山〜源氏山などがありました。
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【3】行ってきました 山行Now
車で行ける峠の最高地点である大弛(おおだるみ)峠から2〜3時間程度で2,500m級の奥秩父の山々を満喫できるコースです。「夢の庭園」という”空中木道”のように稜線に張り出した木道の階段からは金峰山の五丈岩なども眺めることができます。駐車場はあまり広くないので車で行く場合は場所取りが大変なようですが、時期限定で土日だけ運行しているバスを利用した記録です。
あまり知られていませんが、群馬県の草津温泉近くにある酸性の水が流れる川の中に自生するめずらしい苔が自生している「チャツボミゴケ公園」からラムサール条約に登録されている芳ヶ平湿地群を歩いてきた記録です。草津白根山が現在立ち入り規制されているのでアクセスやコースは制限されていますが、登山者も少なく静かに明るい湿原を楽しむことができます。
人気の新潟県頸城山塊にある穏やかな山容の「火打山」と大岩がゴツゴツした爆発カルデラの外輪山と溶岩ドームからなる活火山の「妙高山」の記録です。ともに百名山にあげられている山で、高谷池や黒沢池など湿原にあるヒュッテにも人気が集まっています。
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【4】編集後記
 
温暖化による影響なのでしょうか、集中豪雨や例年にない台風の進路、猛暑など極端な気象が続いており、大変なことになっています。
被災された人たちからすればそんなこと言ってられないのでしょうが、これからまだまだ暑い夏が続くと思うとそれだけでも気が滅入ります。
暑い中、体調を崩さないようにお互い気をつけて夏を乗り切りましょう。
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【5】記事の募集とマガジンについて
 
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メールマガジン6月号/2018

獨協中学・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会 オンラインマガジン 2018 / 6 / 29
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【1】2018年度OB会総会で決まったこと
【2】昨年の山岳遭難の概況
【3】「30周年記念誌」を関係場所に寄贈
【4】城島紀夫著「ワンダーフォーゲル活動のあゆみ」から
【5行ってきました 山行Now
【6】編集後記
【7】記事の募集とメールマガジンについて
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【1】2018年度OB会総会で決まったこと
5月27日(日)に小石川後楽園の涵徳亭で今年度の総会が18名の出席のもとに開催されました。議事とその結果については以下の通りです。議事進行は中野茂氏です。
議事1    今年度の役員人事については会長 冨樫克巳、広報 手島達雄、会計 中野茂が今年度も継続ということで承認されました。
議事2    会計担当の中野氏より昨年度の会計の執行状況がプリントに基づいて報告されました。「OB会30年記念誌」の作成代金(記念誌印刷代金81,480円 記念誌郵送代金14,700円 編集会議場使用料5,450円)については事後承諾の形になりましたが、全額OB会予算から支出することで了承されました。これにより今年度の予算は残高37,431円でスタートということになりました。
議事3    編集委員長の柳澤孝嘉氏と編集委員の手島から記念誌制作についての報告がありました。
議事4  「秋の親睦会」の場所と日程が協議されました。場所については小諸の「日新寮」と館山の「海の家」でどちらにしようかということで協議になりましたが、今年度も小諸の日新寮で9月23日、24日で行うことになりました。
その後、出席者全員の近況報告や記念誌にふれたお話など和やかに交流が進みました。
また、4月に亡くなられた元顧問の故高梨富士三郎氏夫人高梨洋子さんのことについて高梨哲さんからその報告とお礼の挨拶もありました。
去年は台風の影響で秋の親睦会が中止になってしまったので、去年の総会以来1年ぶりに再会した方も多く、楽しいひと時を過ごすことができました。
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【2】昨年の山岳遭難についての概況
 
6月21日に警察庁から昨年の山岳遭難についての概況が発表されました。発表によると昨年に全国で発生した山岳遭難は2,583件で一昨年に比較すると88件増え、遭難者は3,111人で182人増えたということでした。うち死者・行方不明者は354人で35人増ということでした。
一昨年は前年より減少したものの昨年はまた増えてしまったということで、統計が残る1961(昭和36)年以降で最多となってしまったようです。
10年前の平成20年と比較すると発生件数は58.3%増、遭難者数は60.9%増、死者・行方不明者数は26%増ということです。
中高年の登山ブームやインバウンドの増加などが件数を押し上げているようです。
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【3】「30周年記念誌」を関係場所に寄贈
6月21日に柳澤孝嘉氏とともに「30周年記念誌」を獨協中学・高等学校の図書館と同窓会事務局に寄贈してきました。併せて同窓会の機関紙「独協通信」に「ワンゲル部OB会30周年記念誌」を発行したことを記事に起こしたものを持参し、載せてもらうよう依頼してきました。
同窓会事務局は獨協中学・高等学校の校舎2階の協会側に1室があり、月曜日と木曜日の午後だけ事務局の女性が常駐してお仕事をされているようです。アポなしでお伺いしたのですが親切に対応していただきました。
また、OB会や同窓会などを開いた場合には申請すれば1万円の補助金がいただけることを教えていただきました。
なお、容量が大きいので8分割になってしまいましが、30周年記念誌のPDF版をホームページにも掲載しました。
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獨協中学・高等学校のワンゲル部は1955(昭和30)年に創部され、今年で創部から63年になります。他の高等学校ではいつ頃ワンゲル部が創部された資料がありませんので分かりませんが、大学ではこの1955年には青山学院、学習院大学、成城大学、津田塾大学、東京経済大学、中央大学、東京女子大学、明治学院大学でワンダーフォーゲル部が誕生していますので、獨協高校ではとても早い時期にワンゲル部が創部されたのではないかと思います。
どのような経緯で日本でドイツの「ワンダーフォーゲル運動」が「ワンダーフォーゲル部」として広まっていったのかを表した城島紀夫著「ワンダーフォーゲル活動のあゆみ」を見つけたので読んでみました。ホームページにその詳細をまとめてみましたので、ご覧いただければと思います。
いみじくもS33年卒の千野一郎夫人の千野光子さんが「DWVは体育会的な部活かと思ったら、違うのね。」とおっしゃっていましたが正に同じようなことやっていても山岳部との違いが底流に流れているのを感じられたのでしょう。
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【5】行ってきました 山行Now
今月は新しい山行記録がなかったので昨年6月にアップされた記録をご紹介します。
至仏山は昨年は6月でも入山可能でしたが今年は6月末までは植生保護のために入山が規制されていますので7月1日からになります。
今年は各地とも雪解けが早く、多くの山では2,500m辺りまでは雪はすでになくなっているようです。
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【6】編集後記
 
今年は梅雨に入ってからは雨が降る日が多く、また仕事も立て込んでいてなかなか山に行くことができませんでした。月末になったら早くも梅雨が明けて真夏の暑さがやってきてしまいました。どこの山に行こうか早く計画しなければと思う今日この頃です。どこか行かれた方は是非記録をお寄せ下さい。今月はあっという間に月末になってしまい、焦ってメールマガジンの発行になってしまいました。
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【7】記事の募集とマガジンについて
 
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メールマガジン5月号/2018

獨協中学・高等学校ワ ンダー フォーゲル部OB会 オンラインマガジン 2018 / 5 / 24
△▲△▲△        も くじ  △▲△▲△
【1】OB会総会間近
【2】OB会30周年記念誌はご覧いただけましたか
【3】高梨ノートが新シリーズに変わりました
【4行ってきました 山行Now
【5】編集後記
【6】記事の募集とメールマガジンについて
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【1】OB会総会間近
OB会総会 5月27日(日)    5時から  小石川後楽園  涵徳亭にて
参加のほどよろしくお願いします。お会い出来る事を楽しみにしています。
なお、5月20日が返信ハガキの締め切りになっていますが出し忘れはありませんか。今からでも対応可能ですので事務局の中野か下記メールアドレスまで連絡下さい。 dokkyo.wvob@gmail.com
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【2】OB会30周年記念誌はご覧いただけましたか
 
 今までOB会を支えていただいた会員各位への感謝と会員相互を結びつけ、これからのOB会の発展継続に繋げていけたらという思いで編集委員長の柳澤孝嘉以下、中野 茂、手島達雄の3名で誌面づくりに取り組んでまいりました。会員各位から寄稿いただいた原稿や貴重な資料や情報を元に30余年の”あゆみ”としてまとめ完成させることができました。
 
不備な点など多々あると思いますが、ご笑覧いただき気がついたことなどありましたら連絡いただければ幸いです。なお、寄稿文などについては順次ホームページにも掲載し、DWV.OB会の記録として残していきたいと思っておりますのでよろしくお願いします。
 
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【3】高梨ノートが新シリーズに変わりました
ホームページに掲載している元顧問の故高梨先生の山行メモを「高梨ノート」として掲載していますが、1996年から1972年分までの掲載が終わり現在1960年からの新しいシリーズを掲載しています。1960年の夏の飯豊では「テントが吹きとばされるのではないかと思う。吹きとばされた時のことを考える。生徒はイビキをかいて寝ている。1:05 風依然として強し 夜が明けるのが待ちどしい 横風 前風 やたらに吹きまくる。腹が立ってきた。風のバカヤロー」同年の浅間山では「つまらない山だ」「わたしと奥貫とは小便を火口にして下山」とかの記述もあり、豪快な高梨先生の人柄が偲ばれます。同年冬の高妻山では下山時の緊迫した状況も注目されます。「高梨ノート」はHPの「埋蔵品」に収められています。
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【4】行ってきました 山行Now
鍋割山(1,273m)丹沢山塊  4月29日 2018年
49年卒の柳澤、柳原と47年卒の手島の3人で行った丹沢山塊の鍋割山の記録です。寄(やどりぎ)からの鍋割山コースは渡渉あり、足場の悪いトラバースあり、鎖場あり、痩せ尾根ありという変化に飛んだコースででした。GWだったので、頂上にはたくさんの登山客が昼食をとっていました。
川苔山(1,364m)奥多摩 5月5日 2018年
DWVでは新人歓迎などでもよく使われた奥多摩でも人気の山です。GW中、奥多摩駅は通常1時間に1本のバスが臨時バスが次から次へと出される人出でした。
雨の尾瀬ヶ原  5月17日 2018年
例年だと尾瀬のミズバショウは6月上旬が見頃なのでしょうが、雪解けが早かったのもあるのでしょうかミズバショウも今年は2週間ほど早く開花を迎えたようです。尾瀬ヶ原の見頃はすでにビークを過ぎたようで、リュウキンカもちらほら咲いていました。これからは尾瀬沼の方に見頃が移っていくのではないかと思われます。
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【5】編集後記
 
先日登山家(冒険家)の栗城史多さんが8度目のエベレスト挑戦中、体調を崩して下山中に低体温症で死亡しているのが見つかったというニュースが飛び込んできました。栗城さんは登山を始めて5年間に6大陸の最高峰単独の登頂に成功し、2009年以来エベレストの登頂に挑戦していました。2012年には4度目の挑戦で9本の指を凍傷で失っています。栗城さんのエベレストの挑戦はノーマルルートではなく難しいと言われている北壁ルートで、しかも単独、無酸素という極めて困難な挑戦でした。体調が悪くなり登頂を断念して7,400mからの下山中の出来事だったようで死に至った詳細は届いてきていません。栗城さんの挑戦はインターネット中継などを通して共有するなど注目を受けていました。登山家のあり方として賛美両論あった方でもありました。ご冥福をお祈りします。
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【6】記事の募集とマガジンについて
 
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本ホームページでは記事を募集しています。投稿・寄稿をどうぞお寄せ下さい。山行記録は当時のものでも個人の新しい記録でも結構です。当時の写真だけでも記録として蓄積したいと思っていますので、宜しくお願いします。山行記録のほかに、紀行文、コラム、近況報告などの直接投稿やメールでの寄稿もよろしくお願いします。

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メールマガジン4月号/2018

獨協中学・高等学校ワ ンダー フォーゲル部OB会 オンラインマガジン 2018 / 4 / 27
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【1】2018年度第33回OB会総会のご案内
【2】30周年記念誌完成間近
【3】0B会HPの閲覧方法
【4】訃報 高梨洋子さん 元顧問富士三郎先生夫人
【5】行ってきました 山行Now
【6】編集後記
【7】記事の募集とメールマガジンについて
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【1】第33回(2018年度)DWV.OB会総会のご案内
例年会場になっている「涵徳亭」が6月に改装予定ということで今年度の総会は5月開催になりました。
 
期日 2018年5月27日(日)    時間 午後5時より  会費 男性 7,000円 女性5,500円 
 
会場 小石川後楽園内 涵徳亭 文京区後楽1-6-6    03 3815 2480
総会のご案内は事務局から既に往復ハガキで発送済みだと思いますが、届いていない方は連絡ください。なお、当日0B会30周年記念誌を会場でお渡しする予定です。総会には出席できないものの記念誌をご希望の方は郵送する予定ですので、総会案内の往復ハガキにその旨記していただければと思います。
折角の機会ですので足が遠のいている方も同期の方などを誘っていただき、是非ご参加ください。
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【2】30周年記念誌の完成間近
 
昨年の総会で発行が決まりました30周年記念誌ですが、多くの方から寄稿いただき1年かかってやっと印刷に回せるところまでこぎつけました。巻頭の言葉は元顧問の奥貫先生、そしてOB会設立経緯、歴代会長挨拶、0B会30年の軌跡(写真集)、寄稿文、追悼(在りし日を偲んで)、0B会活動記録年史、(資料 DWV年次山行記録 DWV卒業年別名簿)で構成されています。お楽しみに。
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【3】DWV.OB会ホームページの閲覧の仕方
OB会のホームページは内容が盛りだくさんなため結構複雑な構成になっているので、分かりづらいという指摘も受けています。そこでこの際使い方について少し説明させていただきたいと思います。
一番上の見出しのバーには「HOME」「 本会のご案内・はじめに」「お知らせ」「会員情報」「交流ひろば」「MEMORIES 」「メールマガジン」「次の山」「外部リンク」「本ホームページについて」トピックスに分れています。見出しの項目をクリックするとその中にあたらしい見出しが並んでいます。
例えば「 本会のご案内・はじめに」の中には「OB会の設立経緯と活動」「OB会の組織と会則」「OB会年次活動記録」「歴代OB会の会長と任期」などがあります。「OB会年次活動記録」はOB会の活動が年表で表されており、それぞれの行事をクリックすると写真や資料が展開されるようになっています。
上の見出しバーと同じように左サイドにも見出しがあります。カテゴリーと表示のある下にはどんどん新しい記事が蓄積していくブログ形式の記事の見出しが配置されています。
上の見出しメニューと同じようにこれもクリッックしていくと一番最新の記事が上になるように記載されています。
項目には「History」「 OB会の活動記録」「お知らせ」「コラム」「トピックス」「メールマガジン」「埋蔵品」「山で歌った歌」「登山計画」「紀行文」「行ってきました」「近況報告」などがあります。
また、HPの下の方には「最近の投稿」という見出しがあり、直近に掲載された記事の見出しが5本程度表示されており、クリックするとすぐ見られるようになっています。
一番下にはブログをメールで購読“という表示がありますが、そこにご自分のメールアドレスを入力すれば更新のあった場合にメールで更新のあった記事が届き、スマホならはすぐに記事を読み進めることができます。
 
一番上のメニューバーのさらに上には「虫メガネマーク」があります。特定の件について調べたい時はそこをクリックすると検索バーが開きますので、名前でも山名でも対象年でも適当な件名を入力すればその記事の候補が出てくるようになっています。
このようにたくさんの記事が項目立てられた見出しの下に収納されていますので、どんどんクリックして読み深めていただければと思いますので、よろしくお願いします。
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【4】訃報 高梨洋子さん 元顧問富士三郎先生夫人
長らくDWVの顧問を務められていた高梨富士三郎先生の奥様が先日4月7日に肺炎でお亡くなりになりました。高梨先生が亡くなられた後もOB会に参加していていただいたりと交流が続いていました。今年に入っても元気に活動されておられたようですが、急に体調を崩されのご逝去でした。ご冥福をお祈りします。
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【5】行ってきました 山行Now
三頭山、浅間嶺、御前山と奥多摩でも手軽に登れる人気の山や高尾山や野川源流などの自然観察記録をHPに新規掲載しました。
三頭山 1,531m 初心者に人気の奥多摩の山ですが、季節外れの大雪で遭難騒ぎのあった三頭山を歩いて来ました。雪はすっかりなくなっていました。
浅間嶺 903m 麓のしだれ桜が満開でしたが、頂上の桜は3部咲きくらいだったでしょうか。桜の頃の奥多摩は空気も爽やかで気持ちのいいハイキングが楽しめました。
御前山 1,405m 大岳山、三頭山とともに奥多摩三山の1つに数えられる、どっしりとして端正な山容でカタクリの自生地としても有名な山です。カタクリも見られました。
野川源流を訪ねて  野川の源流は国分寺駅近くにある日立中央研究所の中にあり、春と秋の年2回だけ一般公開しています。敷地の中に何箇所か湧水地があるようです。湧水は中央線の線路を跨いで真姿の池の湧水と合わせ国分寺崖線に沿って小金井へと流れて行きます。
高尾山の自然観察会  植物学の著作も多く大学で講師をされている多田多恵子先生が案内する高尾山の自然観察会に参加しました。初めて聞いた名前の植物も多く、動植物が繁殖して行くためのいろいろな仕組みなどについても面白く解説していただきました。HPには教えていただいた植物の写真を掲載してあります。
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【6】編集後記
 
この春は「カタクリ」を中心に佐野市の「三毳山」から始まって多摩川の「切欠」、奥多摩の「浅間嶺」と「御前山」、国分寺駅近くの「殿ヶ谷戸庭園」、「身延山」といろいろな所で山野草を目にすることができました。先日は樹木や植物の著作も多く大学講師の多田多恵子さんのお話を聞きながら高尾山の植物を見ながら歩く機会にも恵まれました。地形や植物などを確かめながら登るのも楽しいものだと思いました。今週末からいよいよGWが始まります。みなさんは何方かへお出かけでしょうか。でも、どこも人がいっぱいなんでしょうね。
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【7】記事の募集とマガジンについて
 
このメールマガジ ンは毎月1回(発行日は不定)、OB 会会員にお送りしているものです。次号以降配信が必要ない方は、メールでその旨お知らせください。また、記事はホームページにリンクしていますので、今後別のアドレスへの配信を希望される方はその旨連絡下さい。

本ホームページでは記事を募集しています。投稿・寄稿をどうぞお寄せ下さい。山行記録は当時のものでも個人の新しい記録でも結構です。当時の写真だけでも記録として蓄積したいと思っていますので、宜しくお願いします。山行記録のほかに、紀行文、コラム、近況報告などの直接投稿やメールでの寄稿もよろしくお願いします。

※投稿やお問い合わせメールは dokkyo.wvob@gmail.com 担当手島までお願いし ます。

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メールマガジン3月号 /2018

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獨協中学・高等学校ワ ンダー フォーゲル部OB会 オンラインマガジン 2018 / 3 / 26

△▲△▲△        も くじ  △▲△▲△

【1】小川さゆり著「御嶽山噴火 生還者の証言」から

【2】スマートフォンGPSの活用

【3】DWVの部員名簿を更新しました

【4】各地でカタクリの花が見頃に

【5】行ってきました 山行Now

【6】編集後記

【7】記事の募集とメールマガジンについて

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【1】御嶽山噴火 生還者の証言 (あれから2年、伝え繋ぐ共生への試み)    小川さゆり著 ヤマケイ新書 山と渓谷社2016/9/16刊

今月に入って霧島山系の新燃岳の爆発的噴火がありましたが、1月には草津白根山が水蒸気爆発を起こしています。草津白根山では訓練中の自衛隊員が噴石に当たって亡くなられました。遡って2014年の紅葉シーズンまっさかりの9月の御嶽山の噴火では63名が亡くなり、いまだ5名の方が不明のままになっています。日本は小さな島国でありながら、いくつものプレートが組み合わさって複雑で強力な力が働き、火山と隆起によって造られた山がたくさんあります。百名山のうち34座というおよそ1/3が活火山でもあるということも認識しておかなければなりません。この本は山岳ガイドである著者の小川さゆりさんが火口近くにいたにも関わらず奇跡的に生還し、その体験をもとに他の証言も交えて御嶽山噴火について書かれたものです。御嶽山の噴火はどんなものだったのかHPでは著者の噴火からその終息までの証言をコラムに「御嶽山噴火 生還者の証言から」としてまとめてみました。

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【2】スマートフォンGPSの活用

GPS専用機やGPSウオッチが近頃流行っていますが、山で正確な情報を求めるとなるとどうしても表示部分が小さいので地図に対照させて現在地を特定したりトレースをする上では十分とは言えないようです。それに比べてスマートフォンにはすでにGPSが内蔵されており、無料アプリをインストールしあらかじめ地図をキャッシュに保存しておけば圏外でも使うこともできますし、機内モード(消費電力をセーブできる)でも現在地を知ることもできます。谷筋で衛星を認識できなかったり電源の問題もありますが、色々な機能を使うこともできますので是非一度試してみることをお勧めします。

代表的なアプリは「Geographfica」「FeildAccess」「ヤマレコMAP」の3つが人気ですが、いずれもiphoneでもAndroide携帯でも対応があります。制限なしの有料版と使用制限がある無料版がありますが、一般的な使用の範囲でなら無料版で十分事足りると思います。以下、下記Webで詳細をお確かめ下さい。

「Geographfica」 http://geographica.biz

「ヤマレコMAP」http://www.yamareco.com/yamareco/map

「FeildAccess」  https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/chizu/477479.html

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【3】DWVの部員名簿を更新しました

現DWV顧問の新村先生にご苦労いただき、抜けていた部員名簿に新しい部員名を加える事ができました。これで創部から現在までのDWVを繋ぐ事ができました。表記の間違いや抜けている部分もあるかと思いますので、ご指摘いただけると幸いです。なお、名簿はお名前だけになります。また名簿にはバスワードがかけられています。パスワードをご存知でない方は連絡いただければメールでお知らせします。 dokkyo.wvob@gmail.com

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【4】各地でカタクリの花が見頃に

フクジュソウ、セツブンソウ、イチリンソウ、ニリンソウ、カタクリ、ヒメリュウキンカなど春になると葉を出し花を付け、暑くなると地上部を枯らしてしまう宿根草を「春植物」スプリング・エフェメラル(春の妖精)と呼んでいます。3月下旬からは各地で群生したカタクリが見頃を迎えます。田中澄江は「花の百名山」で奥多摩三山の御前山を、「新花の百名山」では栃木県の三毳(みかも)山をカタクリが咲く山として紹介しています。

4月中下旬からは「御前山」や「浅間嶺」でカタクリが見頃を迎えますので、いくつかコースをご紹介します。

  • 「御前山」はいろいろなコースを楽しむ事ができます。

①武蔵五日市駅 都民の森(バス停) 鞘口峠 三頭山 西峰 鞘口峠 風張峠 月夜見山 小河内峠 惣岳山 御前山 惣岳山 サス沢山 奥多摩湖(バス)  奥多摩駅 7.5時間

②奥多摩駅 奥多摩湖(バス停) サス沢山 惣岳山 御前山 御前山避難小屋 トチノキ広場 栃寄森の家 栃寄沢登山口 境橋(バス停)     奥多摩駅 5.5時間

③奥多摩駅 奥多摩湖(バス停) サス沢峠 惣岳山 御前山 クロノ尾山 鞘口山 大ダワ峠 大天狗 小天狗 愛宕山 奥多摩駅 6時間

  • 「浅間嶺」 武蔵五日市駅 払沢の滝入口バス停 時坂峠 浅間嶺 浅間尾根登山口バス停 (上川乗バス停)   5時間

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【5】行ってきました 山行Now

沼津アルプス(静浦山地)  2018/3/18

伊豆半島はプレートに乗った海底火山群が本州と衝突して隆起して出来たということですが、その海底火山の名残でもあるのが沼津アルプス。駿河湾と富士山を眺めながら300m前後の低山ですが起伏のある7つのピークを縦走するコースです。

筑波山(877m)  御幸ヶ原コース 白雲橋コース  2018/3/4

ご存知「ガマの油」でも有名な茨城県の百名山の筑波山。梅園でも有名でこの時期道路は大渋滞になります。ケーブルカーやロープウェイ使えば高尾山並みのお手軽ハイクも楽しめますが、女体山から御幸が原は奇岩の連続で、なまった体慣らしには丁度いい山です。4/14 筑波山ウォームアップ登山のイベントもあります

三毳山(みかもやま) 青龍ヶ岳(229m)  2018/3/25

過去ログから カタクリの群生地 新潟県 角田山(481.7m) 2016/3/31 の記録はこちらからご覧ください。

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【6】編集後記

今年は例年よりも桜の開花が早く、すでに東京では桜が満開になっています。一度「吉野の桜」を見に行きたいと思っていますが、上野の山もそうですが桜を眺めるよりもどうも人の方ばかりが気になってしまいます。サクラは華やいだ開花時期ばかりが注目されるが故に尊ばれ、盛んにそればかり植栽されているのもいかがなものかと思ったりします。どっかりと腰を据え、腕を伸ばす限り伸ばしている孤高の桜が好きです。

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【7】記事の募集とマガジンについて

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メールマガジン2月号/2018

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獨協中学・高等学校ワ ンダー フォーゲル部OB会 オンラインマガジン 2018 / 2 / 20

△▲△ も くじ △▲△

【1】馳 星周著「蒼き山嶺」

【2】登山届も進化しています

【3】富士山の入山制限

【4】那須茶臼岳雪崩遭難事故のHP開設

【5】行ってきました 山行Now

【6】編集後記

【7】記事の募集とメールマガジンについて

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今年は東京でも冬日が続くなど例年になく寒い日が続いています。北陸や新潟では大雪で除雪も大変なようですが、現在の積雪量は新潟県の守門で3m、福井県の九頭龍で2.4m、青森県の酸ヶ湯で4m弱あるようです。いずれも去年を上回っています。ちなみに積雪量の最大記録は1927年に伊吹山で11.82m、2位が2013年に青森県の酸ヶ湯で5.66m、1日の降雪量では1975年に伊吹山で2.4m、平地では1946年に妙高市で2.1mを記録しています。

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【1】本のご紹介 サスペンス小説 馳 星周著「蒼き山嶺」

自身登山も愛好するサスペンス作家の馳星周氏が著した残雪期の白馬岳を舞台に鑓温泉から上がって白馬岳を経由して日本海に至る栂海新道を舞台にしたサスペンス小説です。大学山岳部の同期生だった元長野県警山岳救助隊員と公安刑事、そしてヒマラヤで遭難死した同期生の妹が繰り広げるサスペンス。「え、そうだったの。それはありえないだろう。」と話の展開にびっくりさせられましたが、楽しめました。今年の1月に発刊された新刊本です。著者の馳氏は北アルプスや積雪期の八ヶ岳などにも登るなど、趣味としても登山を楽しまれているようです。「神奈備」という山の神に救いを求めて姿をくらました薄幸の少年と行方を追う強力の男が御嶽山を舞台に生と死、神、人間の絆を問う著作もあります。

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【2】登山届も進化しています

遭難事故が増加している中、登山届が義務化されてきています。それぞれの主要な登山口では登山届用のポストが設置されています。しかし、登山届を出しても下山報告している訳でも確認している訳でもないので、捜索開始には家族や所属する山岳会や関係者からの要請が必要となるのは自明のことです。

基本的には登山届は捜索が開始された場合の手がかりとなる資料になります。登山届は下山を確認できる家族や関係者に託すことが最も重要なのでしょう。また、登山届を作成したのに登山届用のポストが見当たらなかったりして出さないままのことも多くあるように思います。またポストの登山届から個人情報が盗み取られるというケースも出て来ているようです。

そんなこともあって、近頃はインターネット経由で対象の各都道府県警等に届け出る人も多くなっているよです。そんな中、WEBやスマホにも対応している「コンパス」というシステムがあり、使っている人や対応している機関が増えてきているようです。あらかじめWEBで登山届をアップロードしておき、登山後に報下山完了告を入れます。予定通り下山報告がない場合はあらかじめ登録しておいた複数の緊急連絡先に下山未確認のメールが入るシステムになります。情報は関係機関にも共有化されているので、スムーズに捜索にも利用できるようです。https://www.mt-compass.com

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【3】富士山の入山制限

世界文化遺産に認定したユネスコが国に富士山登山者の適正数と改善を求めていた件で、山梨県と静岡県両県で組織された「富士山世界文化遺産協議会」の学術委員会は山梨県と静岡県からの登山者をピーク時の1日当たりの登山者数を12〜25%減らし、4つある登山口のうち山梨県側の吉田口は4,000人、静岡県側の富士宮口は2,000人までとする案が示されました。静岡県側の須走口と御殿場口については、著しい混雑が認められないとして適正数を示していません。この案をもとに協議会で正式決定した後、11月末までに国はユネスコに報告する見込みのようです。

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【4】那須茶臼岳雪崩遭難事故のHP開設

那須茶臼岳雪崩遭難事故の遺族・被害者らが中心となり、事故を繰り返さないためにということで、この度HPが開設されました。遺族や被害者の思いや県教育委員会や高体連など関係団体との関係などについても掲載されています。http://nasu0327.com

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【5】行ってきました 山行Now

奥久慈男体山(653.7m) 201828

奥久慈の袋田の滝近くの大子(だいご)にある700mに満たない低山ですが、ピラミッド様の岩山です。高度感はありませんが、これでもかと鎖場が連続します。水戸から水郡線なのでアプローチに時間がかかりますが、結構楽しめます。

雲竜渓谷201824

かつては2本のアイスアックスと出歯アイゼンを使った氷瀑クライミングのメッカでしたが、近頃は氷瀑見学の観光地になってしまっているようです。観光と言っも流石にチェーンスパイクかアイゼン、ストックかピッケル、そしてヘルメット装備でという所ですが。近頃は何処でもそうでしょうが中国からの団体も大勢さん来ていました。

高鈴山(623.3m) 多賀山地2018128

季節になるとイワウチワなどの草花が咲く常陸の低山です。田中澄江が花の百名山にも選んでいる山で、山頂からは那須や日光の山々や静かな常陸の海が見渡せます。下山は日立駅まで直行です。

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【6】編集後記

平昌オリンピックが連日盛り上がっています。DWV.OB会にもスキーの名手が沢山いて、かつては月例会でもシーズンに何回もスキーをやっていたようです。近年のゲレンデは若いボーダーばかりなのかと思いきや時間とお金を持っているシルバーのスキーヤーが多いんだとか。まずはエンジョイできる体力、気力、財力の維持増進に努めなければならないですね。

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【7】記事の募集とマガジンについて

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メールマガジン1月号/ 2018

獨協中学・高等学校ワ ンダー フォーゲル部OB会 オンラインマガジン 2018 / 1 / 31


△▲△    も くじ △▲△

【1】「八甲田山 消された真実」

【2】故高梨富士三郎先生のDWVの山行手帳記とエッセイ「らくがき中間報告」

【3】行ってきました 山行Now

【4】編集後記

【5】記事の募集とメールマガジンについて

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遅ればせながら、明けましておめでとうございます。皆さにとって良い年にになるようお祈り申し上げます。

さて、先日東京でも10センチを超える雪が降って、零下の寒さが続いているので未だ溶けずに残っています。これまで近郊の山にはあまり雪が積もっていませんでしたが、ここに来て結構積雪があるようです。

巷ではインフルエンザが猛威を振るっているようですが、かく申す私も鼻水や頭痛、くしゃみが続いてなかなか風邪が治らないと思っていたら花粉症だようです。この寒さの中でもスギ花粉がすでに飛んでいるのですね。明日はもう2月。立春もそこまで来ています。

【1】「八甲田山 消された真実」 伊藤 薫著 2018年 山と渓谷社刊

東京でも13センチの積雪を記録しましたが、八甲田山の麓にある酸ヶ湯では積雪が3mに達したことがTVニュースで報じられていました。八甲田山と云えば今から100年以上も前になりますが、対ロシア戦線を想定しての研究・訓練として企画されたものの死者119人を出した陸軍の「八甲田山の雪中行軍」が想起されます。山岳小説で有名な新田次郎の小説「八甲田山の彷徨」や高倉健主演の映画「八甲田山」でも話題になり「天は我を見放した。」というセリフが記憶している方も多いのではないでしょうか。このこの度、「八甲田山消された真実」(山と渓谷社刊 1,700円)という元自衛隊員だった伊藤 薫氏が著した本が出版されました。新聞広告で目に止まり、アマゾンで検索したらベストセラーになっていました。さっそく注文して読んでみたのでご紹介したいと思います。

映画のイメージの北小路欣也が演じた199名の隊員を死なせた第5連隊の神成大尉と1名の死者も出さずに雪中行軍を踏破した高倉健の演じた31連隊の福島大尉ですが、実際の両者の対応や両隊の雪中行軍に対する在りようは大分違っていたと指摘しています。199名の下士官と兵卒を死なせた責任者たる神成大尉は上官である帯同した山口少佐の指示に従うだけの存在であり「天は我を見放した」的なことを言い放ったことで士気が低下して急激に死者を増大させたこと、第31連隊の福島大尉は功名心の強い冷淡な指導者だったことを指摘しています。また、事故の原因は同じ青森にあり、ライバル関係にあった第5連隊と第31連隊の関係性の中にあって、福島大尉の第31連隊に先にを越されることを避けるため泥縄的に雪中行軍を企画させたと思われる第5連隊の津川連隊長の隊と個人のメンツによって引き起こされたとしています。詳しいことは後日ホームページに記事としてアップしたいと思っていますので、ご覧いただければと思います。

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【2】故高梨富士三郎先生のDWVの山行手帳記とエッセイ「らくがき中間報告」

獨協中・高校の図書館にDWVの資料を調べに行ったところ、高梨先生や飯島先生のエッセイや創作を獨協学園の文芸誌の中に見つけました。生徒の「らくがき」を教員としての目でみた面白いエッセイなのでホームページに掲載しました。

「生徒は教室と生活し机と一緒にいる。机の上で苦しみ、なげき、怒り、わらい等々を通じ社会へ出ていく。その一端が楽書になってあらわれる。あとからあとから楽書がつみ重ねられ、けずられ、かかれることによってあやまちを意識し、反省し社会へ出て行く。彼等の残して行った小さな歴史が、きっと社会に出て大きな歴史の上に楽書でない跡を残すだろうことを私は希望している。」獨協学園文芸誌「吠える」の “ 続らくがき中間報告 “ から抜粋しました。本編はこちらからどうぞ。「落書中間報告」 「続らくがき中間報告」

故高梨先生がDWVの山行時に携帯し記録しておられた山行手帳が残されていました。ご婦人からお借りしてホームページに記録として残すべく記事として起こしています。この度、ホームページの「埋蔵品」のコーナーに「高梨ノート」として一部を掲載しましたので、ご覧ください。「1966年 夏合宿 飯豊」1966年 冬合宿 八ヶ岳(硫黄岳)」「1967年 夏合宿 飯豊連峰縦走」「1967年 冬合宿 八ヶ岳

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【3】行ってきました 山行Now

S49年卒の柳澤孝嘉氏の12月から続く「御坂山塊(御坂山地)踏破」の続編で氏の2018年登り初めの山旅になります。節刀ヶ岳は富士五湖の北側に連なる御坂山塊(山地)の中心部に位置する山で、三つ峠山は御坂山塊の東端に位置する山です。ともに富士山の眺めが印象的な山です。

節刀ヶ岳(1,785m) 2018/1/11

三つ峠山(1,736m) 20018/1/7

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【4】編集後記

30周年記念誌の編集作業が進んで来ています。1月中を目途として依頼したり寄稿いただいた原稿が集まって来ています。OB会設立から30年余、DWV創立からは60年余経つ今、当時の記憶や記録はどんどん薄れてていく中にあって当時の記憶を思い返して原稿を作っていくことも大変な作業だったと思われます。しかし、また今でなければ出来ない作業であると思っています。これからのDWVに繋げていく作業であることを期待して原稿もいただき、編集もしているところであります。

今月のメールマガジンはなんかとか月末に間に合わせてのメールマガジンになってしまったことをお詫び申し上げます。昨年9月以降、毎月のホームページ閲覧者数は延べ100回以上を記録しており、150回超えるまでになってきました。これからも獨協学園ワンゲル部OB会各位を繋ぐことを目指して紙面を作っていきたいと思っていますので、ご支援のほどよろしくお願いします。

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【5】記事の募集とマガジンについて

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メールマガジン12月号/2017

獨協中学・高等学校ワ ンダー フォーゲル部OB会 オンラインマガジン 2017/ 12/ 26

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△▲△ も くじ △▲△

【1】山はなぜ1座、2座と数えるの?

【2】OB会「30周年記念誌」の原稿募集

【3】田部井淳 人生の生き方と終い方

【4】行ってきました 山行Now

【5】編集後記

【6】記事の募集とメールマガジンについて

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【1】山はなぜ1座、2座と数えるの?

山、座、峰、岳、嵓(倉)など山の呼び方、数え方にもいろいろあるようです。一般的には1座、2座のように座で数えることが多いようですが、なぜ山を「座」というかご存知ですか。

古来、日本で山は神仏など信仰と密接に結びついており、信仰の対象や修行の対象として尊ばれてきました。山は自然の恵みをもたらしてくれる神秘的な存在であり、畏怖畏敬の存在であり、以って神が座(おわ)す場(鎮座・隠れ住まう)神奈備であることから「座」という名称が使われているようです。また、亡くなった者の魂が帰るべき場としても尊ばれている存在だったと思われます。

民俗学者の堀一郎は山岳信仰を火山系(富士山 阿蘇山など)、水分系(白山など)、葬所系(月山 恐山など)の3つに分けられると言います。信仰登山の対象となっている山は思いついたものだけでも、富士山、立山、白山、英彦山、出羽三山、熊野三山、石鎚山、戸隠山、鳳凰三山、御嶽山、両神山、大山、妙義山、岩木山、高妻山、八海山、大峰山、三峰山、鳥海山、早池峰山と限りがありません。

仏教でも笠ヶ岳は円空上人が開山し、槍ヶ岳は浄土宗の幡隆上人が開山したとしても知られています。最澄は比叡山に延暦寺を、空海は高野山に金剛峯寺をという具合に山を宗教の中心と据えて本山としたように、多くの寺社が山号を称していることも象徴的なものです。

山頂に寺社や祠がある山も多いわけですが、そもそも山自体が自社の所有だったりする所もあります。富士山の8合目以上の土地は富士山本宮浅間神社の所有ですし、男体山はまるごと二荒三神社の所有であったりもするのです。

雲海の向こうの連なる山々からご来光が昇ってくる様を美しいだけではなく、神々しく感じてしまう何かがあるのでしょうか。

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【2】獨協学園(獨協中学・高等学校)ワンダーフォーゲル部OB会「30周年記念誌」の原稿募集

現在、「30周年記念誌」の編集作業が進められており、1月中には原稿をまとめる本格的な作業に入っていきます。原稿はまだ集まり切れていません。折角の機会です、まだ余地は十分ありますので、OB各位のOB会やワンゲル部の思い出や思いなどを是非お寄せいただければと思います。

PDFで送っていただいてもWord文章のまま送っていただいても結構ですので、是非お願いします。メールのアドレスはこちらになります。 dokkyo.wvob@gmail.com

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【3】「田部井淳子 人生の生き方と終い方」

先日、NHKで「田部井淳子 人生のしまいかた」というタイトルの被災した東北の高校生を富士山へ連れて行く「登ろう!日本一の富士山へ」という田部井さんが発起人のプロジェクトを中心に据えて田部井さんの最期5年間をまとめたドキュメンタリー番組が放送されました。

ご存知のように田部井淳子さんは女性初のエベレスト登頂、女性初の七大陸最高峰登頂(セブンサミッター)の記録を残した登山家です。

「あー、おもしろかったと言って死にたい。」乳ガンを発症し、転移した腹膜ガンで余命3カ月と宣告されても、重い足を引きずりながらもこの思いを通し、77歳を生き切ったタフな彼女からはいろいろと学ぶことがあります。

田部井さんはたくさんの本を出していますが、タイトルに惹かれて「人生は8合目からがおもしろい」(主婦と生活社 2011 既に絶版になっています) を図書館で借りて読みました。

「もう少し人生を楽しんでもいいんじゃない。」「きっと見方も変わるかも。」「ハードルを低くしてわがままに楽しむ」「人の誘いにはまず乗ってみる」 「新しい人との交わりを積極的にと」と田部井さんは誘います。

還暦を過ぎ、子育てが終わり、まるごと自分の時間の幸せと感じ、山登り、シャンソン、ピアノ、ギタレレ、エステ、ピアス、マッサージ、ブログ、競馬、iphone と、思いついたことにどんどん挑戦する姿勢に、女性はかくも逞しいのかと思います。どちらかというと男は体裁を考えたり、やせ我慢したり、いろいろとややこしいところがあって立ち止まってしまいがちなものです。人生の先が見えて来た時、田部井さんの人生の生き方と終い方は一つの指針かもしれません。

苦しかったこと、悲しかったこともたくさんあるでしょうが、それも含め「面白かったと言える人生」を歩みたいものです。「損しないで生き切る勧め」なんだろと思います。本HPに田部井さんの亡くなられた時の記事は下記から参照下さい。

田部井淳子さんが亡くなられました

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【4】行ってきました 山行Now

奥秩父山地 茅ヶ岳(1,074m) 201711月 手島達雄

「日本百名山」を著した深田久弥氏が頂上直下で倒れ亡くなられたことでも知られた山です。中央線の韮崎駅すぐの独立峰で南アルプス、八ヶ岳、金峰・瑞牆、富士山など四方に名山を望むことが出来ます。

道志御正体山(みしょうたいやま) 1,681m 201711柳澤孝嘉

御正体山は道志山塊の最高峰で日本二百名山のひとつに数えられ養蚕の神の山として敬われたという山です。山頂には御正体権現が祀られています。

御坂山塊は富士五湖の北側に東西に伸びる蛾ヶ岳、大平山、釈迦ヶ岳、三方分山、烏帽子岳、王岳、節刀ヶ岳、毛無山、鬼ヶ岳、十二ヶ岳、黒岳、御坂山、三ツ峠山などからなる山域で、最高峰は1,793mの黒岳になります。柳澤孝嘉氏はこの御坂山塊の踏破を目指しているそうです。そのうち今回は毛無山 、十二ヶ岳、鬼ヶ岳、王岳 の記録になります。

御坂山塊毛無山(1,964m) 十二ヶ岳(1,683m) 鬼ヶ岳(1,738m) 201711月 柳澤孝嘉

御坂山塊王岳(1,623m) 201712月 柳澤孝嘉

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【4】編集後記

さて、今年も残すところ1週間を切ってしまいました。皆さんにとって今年はどんな年だったでしょうか。来る年が良い年であることをお祈り申し上げます。

私は今年、15の守屋山からはじまり、丹沢表尾根、伊予ガ岳、高尾山、金時山、根子岳と四阿山、上高地、石裂山、鳴虫山、北八ヶ岳縦走、尾瀬ヶ原、唐松岳、岩木山、八甲田山、白馬岳、三本槍岳、本仁田山、蓼科山、飯盛山、茅ヶ岳など歩いて来ました。元気に無事登り通せたことを本当にありがたく思っています。そして今、来年はどこを歩いてみようかと、思いを馳せています。

みなさん、よい年をお迎えください。

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【5】記事の募集とマガジンについて

このメールマガジ ンは毎月1回(発行日は不定)、OB 会会員にお送りしているものです。次号以降配信が必要ない方は、メールでその旨お知らせください。また、記事はホームページにリンクしていますので、今後別のアドレスへの配信を希望される方はその旨連絡下さい。

本ホームページでは記事を募集しています。投稿・寄稿をどうぞお寄せ下さい。山行記録は当時のものでも個人の新しい記録でも結構です。当時の写真だけでも記録として蓄積したいと思っていますので、宜しくお願いします。山行記録のほかに、紀行文、コラム、近況報告などの直接投稿やメールでの寄稿もよろしくお願いします。

※投稿やお問い合わせは dokkyo.wvob@gmail.com担当手島までお願いし ます。

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獨協中・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会 オンラインマガジン

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メールマガジン11月号 / 2017

獨協中学・高等学校ワ ンダー フォーゲル部OB会 オンラインマガジン 2017/ 11/ 15

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△▲△    も くじ △▲△

【1】スペイン巡礼の道ロングトレイル踏破

【2】トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか

【3】昨今のDWV山行をご紹介

【4】行ってきました 山行Now

【5】編集後記

【6】記事の募集とメールマガジンについて

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【1】スペイン巡礼の道ロングトレイル

S25年卒の打矢之威先輩が今年9月28日〜10月4日(8日間)、世界遺産であるサンチャゴ・デ・コンポステーラ寺院を目指す「スペインの巡礼の道」を踏破し、証明書のクレデンシャルを取得されました。

“2度のステント設置の手術を受け、リハビリに努めたのでソロソロ巡礼旅を実行しないとその前にあの世行きになると焦り、主治医に相談したら「あんたはダメと言っても聞かないだろう。せめて盛大に保険をかけて行きなさい。救援費用、遺体搬送費も含めておくように。」と冷たい返事であった。”

この巡礼の旅を手記にまとめられたので、HPに寄稿していただきました。記事の詳細はこちらからご覧下さい

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【2】トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか

2009年の夏、北海道大雪山系を縦走する人気の登山ツアーの参加者とガイドの計8名がトムラウシ山(2,141m)付近で低体温症により死亡した遭難事故があった。当時マスコミでも連日話題になっており、記憶に残っている遭難事故の一つであろうかと思います。

図書館で偶然この遭難事故について著された「トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか」-低体温症と事故の教訓-を手にしました。この書籍は事故の翌年2010年に羽根田治 、飯田 肇、金田正樹、山本正嘉の4人が違う角度からこの遭難を記録、分析して教訓としてまとめたものです。低体温症についてなどいろいろ参考になる部分もあるのでまとめてHPのトピックスとコラムに掲載しました。記事の詳細はこちらからご覧下さい

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【3】昨今のDWV山行をご紹介

昔のDWVの山行記録( 1964年7月)と新しいDWVの山行記録(2015年8月)という50年の隔たりある2つのDWV夏山の記録をご紹介しましす。

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飯豊連峰主脈縦走  1964年7月25日〜30日  岸 房孝(S41卒)  「夏山合宿の思い出」から

高校2年の夏山合宿。総勢14、1 5人だったか、行き先は飯豊です。上野駅から上越線の新津で磐越西線に乗り換えました。その頃の電車はまだSLで、煙を吐いて走っていました。上野駅で磐越西線の徳沢駅と言って切符を買った時、切符に徳沢駅と印刷されていなくて手書きでくれました。それだけ行く人が少ない駅なんだとびっくりしました。

徳沢駅に着くと当然バスなどありません。先生が前もって、トラックをチャーターしてあって、それにザックと荷物と我々を乗せて飯豊の登り口まで運んでくれました。それから飯豊山荘めがけて登り出したのですが、夜行電車で来たせいか、ヨレヨレになって歩き山小屋に着いた思い出があります。

次の日から山の稜線に出ました。天気も良く、すばらしい景色でした。山の上では水はありません。でも雪渓が所々にあったので、水にはあまり苦労しませんでした。そこにテントを張り、快適でした。それから何日か山行を続けて、下山してきて駅で合宿を解散しました。確か越後下関駅だったと思います。そこでどういう訳か夏休みだし家に帰っても仕様がないと言って、我々同期5人で日本海が近いので海に行くことにしました。海に近い駅で降り海岸の砂浜にテントを張り満喫しました。我々だけしかいなくて貸切状態でした。パンツ一丁で海に入り、ウニなど取って食べました。他に食糧がないので、近くのお店のおばちゃんに食べ物をもらったりして、みんなで食べました。海に5人でいた事は夏山合宿と違って開放感があり、とても楽しいひと時でした。

今でも思い出します。でも5人の内3人は今はいません。若き日の遠い良き思い出です。

*この記事は30周年記念誌への寄稿原稿をもとにホームページの”コラム”に掲載させていただきました。

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南アルプス  北岳・農鳥岳縦走  2015年8月4日〜7日

1日目

早朝新宿駅集合。3年の黒川、細田先輩の見送りを受け、特急かいじで甲府の先の竜王で下車。天気は快晴。ジャンボタクシーに乗り、広河原に11時に着く。吊り橋を渡った先の広河原山荘前で準備運動して、大樺沿いの登山道を登り始める。コース上に雪渓はなかった。大樺沢上部に雪渓が残り、吹き降ろす風が冷たくて気持ち良い。

途中昼休み中を挟み、二股につく。バイオトイレが設置してあった。今日中に肩の小屋まで到達できれば翌日以降の行程が楽になる。二股から直登コースに取りつくが、嫌な感じの雲が出てきて30分ほど登ったところで雷が鳴りだす。

肩の小屋までの稜線で雷にあったらに逃げ場がない。仕方なく二股まで引き返し、等高線沿いに御池小屋まで歩いてここでテント泊とする。池のほとりのテントサイトは混んでいたが快適だった。

広河原から700メートルのアップだったがバテる部員も出ず、初日は順調である。夕食はリフィルのカップヌードル。

2日目  御池小屋  北岳  間ノ岳  農鳥小屋

3日目  農鳥小屋  農鳥岳  奈良田温泉(ロッジ泊)

4日目  奈良田温泉  飯富  新宿  学校

部活動記録集「わたりどり」から抜粋させていただきました。   記事の詳細はホームページに掲載済みですので、こちらからご覧下さい

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【4】行ってきました 山行Now

蓼科山 2017年10月26日

イメージとすると気楽なハイキングという感じでしたが、登って見ると意外としっかりした山で面白かったです。秋日和ののどかな感じを想定していましたが、行って見ると林道からすでに雪が積もっていて、車はスリップ気味で緊張しつつ登山口まで行きました。天気はよく、頂上では北横岳をはじめ南八ヶ岳など360度の展望を楽しめました。今年は冬が早そうです。

飯盛山 2017年11月9日

小海線や国道141号線を跨いで八ヶ岳の反対側に位置し、茶碗のご飯を盛ったような山容の飯盛山(めしもりやま)1,643mです。佐久平駅から小淵沢駅まで車窓からのんびりとした秋景色を眺めながらの小海線と南八ヶ岳の展望を楽しみながらの山旅です。

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【5】編集後記

飯島先生が持っていた”登山計画のしおり”はすでにHPに掲載済みですが、この度30周年記念誌編集委員会で若井氏、佐藤氏からOB会の活動記録の検証のためにDWV山行や OB会の写真や記録をお借りしました。折角の機会なのでデジタル化してホームページにも保管していく作業を進めています。OB会の活動記録やDWV山行記録に新しい写真を順次掲載更新しています。懐かしい写真もあるかと思いますので、ご覧ください。

OB会のホームページのはじめのページ「HOME」の一番下にある”ブログをメールで購読”の部分にメールアドレス入力し購読を押すと新しく更新された記事がメールで届くようになりますのでご利用ください。

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【6】記事の募集とメールマガジンについて

このメールマガジ ンは毎月1回(発行日は不定)、OB会会員にお送りしているものです。次号以降配信が必要ない方は、メールでその旨お知らせください。また、記事はホームページにリンクしていますので、今後別のアドレスへの配信を希望される方はその旨連絡下さい。

本ホームページでは記事を募集しています。投稿・寄稿をどうぞお寄せ下さい。山行記録は当時のものでも個人の新しい記録でも結構です。当時の写真だけでも記録として蓄積したいと思っていますので、宜しくお願いします。山行記録のほかに、紀行文、コラム、近況報告などの直接投稿やメールでの寄稿もよろしくお願いします。

※投稿やお問い合わせは dokkyo.wvob@gmail.com 担当手島までお願いし ます。 手書きやプリント写真などを郵送の場合は 116-0012  荒川区東尾久2-12-9 手島 までお願いします。

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